『内包』-内にあるもの-  2005- GALLERY門馬・ANNEX

 


 
 

 
 

 
 

 
 

 

 

 

スリガラスを通して差し込む陽光をどう活かすか。2年前に初めて ANNEX を見たとき最初に考えたのはそのことだった。そして、素材としてのアクリル板との出合いにつながる。ギャラリーに置かれた作品は光を優しく包み込み、意図した内包の世界が生まれた。                                ANNEX で2度目の発表となる今回は光を包み込む作品だけでなく光りそのものがそこにあるかのような表現にも発展した。内にあるものが主張し始めたようだ。陽光でエネルギーを注入され活性化した作品は僕に新たな創造意欲を与えてくれる。

ギャラリーの入口のドアを閉めると光を内包した作品のなかにいるような感覚が生まれた。