ある日のひとこと

 

 

=そのときどきの、思いついたこと、感じたことを書き留めてます=

 


 

床屋でスッキリさっぱり。カットするまではそれほど伸びてない気がしていても、カットした後にはれそれなりに長くなっていたのがよくわかる。それと同じように爪を切るときにも似た気持になる。まだいいかなと思ってもいざ切り始めると切ってよかったと思う。きっと、少しずつ長くなっていくのでそれに見慣れてしまい大きな変化に見えないのかもしれない。とにかく、髪はまた2ヶ月伸びる。18-8-31

 

床に落したミニトマト。いつも利用している市役所の地下食堂で、これもいつもの幕の内弁当を食べていたとき、箸から滑らしミニトマトを床に落して転がしてしまった。あわてて行方を追い、それを取りに行った。それを食べないのはもったいない気がして、食後の返却トレイを整理している係の人に水で洗ってほしいとお願いしておいしくいただいた。食料を残すことには罪悪感さえ持っている。18-8-30

 

安春川沿いの並木に赤色を見つけてしまった。もう、夏から秋への衣替えをしようとしているのだ。年齢を重ねると月日の過ぎるのが早く感じるというけれど、それは確かなようで、もう秋かと嘆いてしまう。春も夏も極端な天気ばかりが続き穏やかで清々しく爽やかな日が少なかったのも短く感じる理由のひとつなのかもしれない。せめて、冬までの秋が暑くもなく寒くもない日々であってほしい。18-8-29

 

北海道マラソン女子優勝者の鈴木選手の座右の銘は『勝っておごらず、負けて落ち込まず』といった意味のものだった。もし、自分にもあるなら何だろう。あえて言うなら『千里の道も一歩から』か。こつこつやって積み重ねていくのが好きだから、立体制作にもあてはまるしこの毎日の『ひとこと』もすでに17年目を迎えている。そして、『歩く旅』はまさにそのまま体現しているようなものだ。18-8-28

 

続く。300メートルほど先にある35キロメートルの関門に向かって時間制限間際になって歩きに近い状態で列をなしている大勢のランナーを見ていると、それまでの頑張りを途絶えさせたくないと時計に目をやり急ぐ人がいれば、もはや同じペースを続けるのが精一杯の人もいる。それぞれが己の力の限界を超えようと必死だった。ふと、自分も挑戦してみたい衝動に駆られた。危ない、危ない。18-8-27

 

毎年8月末の恒例行事となっている北海道マラソンを沿道まで見に行く。それも、今年は3度に分けて見に行った。そこへは5分ほどなのですぐ行ける。まずはトップランナーの駆け抜ける速さを、次に折り返してきた女子のトップを、そして時間制限間際まで懸命に走る一般 ランナーを見た。トップの人達は懸け離れた存在だけれど、一般のランナーの頑張りからはいつも感動と勇気を与えられる。18-8-26

 

少し離れたところに座って話をしている若い男女が目に入った。すぐにふたりは手話で会話しているのがわかった。顔の見える女の人はまるでまばたきもしないかのように目を大きく見開き相手の顔と手を食い入るように見つめている。耳の聞こえない人にとっては目で聞くわけだから顔と手から目は離せないわけだ。その眼差しを見ていると相手の言葉を聞き逃すまいとする真剣さが伝わってきた。18-8-25

 

友と飲む。夏の終る前にお互いの旅の報告を兼ねてのふたりの飲み会。こっちは歩く旅で友はフルフラットになる車で寝泊まりしながらの夫婦での旅。つい最近も道東を1週間かけて回ってきたという。手段とスピードは違ってもどこかへ向かって進んで行くのは一緒。旅話を聞いているだけでも楽しい気分になれる。とにかく元気に動き回れて、それを報告し合える友がいる幸せを感じたひととき。18-8--24

 

暑い日に歩いていると汗をかくけど、不思議と止まって休んだ直後に吹き出てきたりもする。昨日、ある施設のベンチに座ってハンカチで汗を拭くと、ハンカチが濡れたので水気を乾かそうと膝の上に置いていた。でも、それを忘れてその場を立ち去ってしまったのだ。ほぼ2時間後にそこに戻ってみると近くの棚にハンカチが置いてあり懐かしい再会のように思えた。そこに置いてくれた人に感謝。18-8-23

 

朝方の激しい雷で目を覚ます。6時半頃だろうか、すごく大きな音の雷が鳴り響いた。その大きさからしてかなり近い感じがして、さらに大きくなっていくので布団のなかで『落ちて停電にならないでくれ』と願っていた。そう思わせるほどの雷鳴だったのだ。幸い我家は停電にはならずに済んだが、広範囲に渡って停電も発生したらしい。おかげで「雷すごかったよね」が朝も昼も挨拶の始まりに。18-8-22

 

髭剃りをするたびに思うことがある。『髪の毛は年齢とともに薄くなったり少なくなったりするのに、髭はどうしてそうならないんだろう』と。せめて伸びるのが遅くでもなってくれたらいいのに、それもないようで一日剃らないだけでもしっかり伸びる。髭剃りの時間がなくなってくれたらシャワーを浴びるときもずっと楽チンな気分になれるはず。それとも、これでも髭も減っているのだろうか。18-8-21

 

お盆のあとの寒いというくらいの涼しさはどこへやら、再び夏の暑さが戻ってきた。今日は28℃まで上がり今週の水と金曜日は30℃の予報になっている。一度涼しさに慣れた身としては厳しい暑さになりそうだ。それにしてもタイミングが悪いのは昨日で夏休みが終ってしまったこと。夏休みの間はぐずついた天気が多く涼しかったのに学校が始まった途端に暑くなるとは。子供達も残念だろう。18-8-20

 

夏の風物詩のひとつだった騒音をまき散らすあの迷惑な暴走族はいったいどこに行ったのだろう。もちろん、かつての暴走族は違う世界に入ったにしてもその後が続かなかったのにはそれなりに理由があるに違いない。もしかしたら、あの自己満足の欲求の発散場所はゲームなどのバーチャル空間に移ったのか。平穏で静かな夜は大事な日常で二度とやってほしくはないが、その空間も寂しさが漂う。18-8-19

 

お盆が過ぎて急に涼しくなった。昔はと言ってみてもその境い目ははっきりしないが、少なくとも50年くらい前はお盆を過ぎたら半袖ではいられなかったような気がする。それから温暖化の影響などで気温は上昇して、9月に入ってからでも暑い日が続いたりするようになった。それなのに急な寒さの到来に驚いた。大雪山では例年より1ヶ月も早い初雪が降りいきなり冬に。とにかく極端に走る。18-8-18

 

続く。『掛けた情けは水に流せ、受けた恩は石に刻め』これは尾畠さんの座右の銘だという。こういった格言は言う人によっては首をかしげる場合もあるが尾畠さんだとすごく納得できる。思っていてもなかなか実行できないところをさらっとやってしまうのが素晴らしい。すべては無理だけどいつまでも忘れないでいたい言葉だ。元会長にも聞かせてやりたいがきっと馬の耳に念仏になるのだろう。18-8-17

 

真逆の人間。同じ78歳なのにこれほどまで極端に異なる生き方を見せられて驚いてしまう。一方は無欲で、もう片方は私利私欲の塊で生きている。これは2歳になったばかりの男の子を救出した尾畠さんと元アマチュアボクシング会長のこと。話す言葉から考え方、表情、態度、行動、服装まですべてが違う。元会長の愛とは懸け離れた横暴な言動に辟易してただけに、尾畠さんには心底救われた。18-8-16

 

奇蹟は起こる。日航機墜落事故のあの惨状で生存者がいたときと同じような奇蹟に感じる。行方不明だった2歳と数日の男の子が民家の近くとはいえ山の中で68時間振りに無事救助されたのだ。自分もそうだが多くの人が二日目の夜を迎えたときには絶望的な気持ちになっていたに違いない。それなのに大して衰弱することなく生き延びていいたのだからすごい生命力だ。とにかく本当によかった。18-8-15

 

今年はなぜか同じような天気が続く。まるで梅雨のような長雨の後には猛暑が続き本格的な夏が来たと思っていたら暑さはそこがピークで次第に落ち着いた暑さになった。そして今度は恵みの雨だと歓迎したはずなのに何日も降り止まない。これでは恵みどころかまた作物に影響が出てしまいそうだ。それでなくても高い野菜がさらに高くなりそう。晴れと雨がうまく順繰りにきてくれればいいのに。18-8-14

 

家の南西角には交差している生活道路がある。そこは南の窓から見えるのだが、何度も危険な自転車や車を目撃している。どちらにも一時停止の標識がないせいかスピードを緩めずに通 ってしまうのだ。それななりに人や自転車や車が行き交っているのにそこで衝突しないのは奇蹟に近い。どうして、一旦止まらずに突き進めるのか理解に苦しむ。ぶつかる前にその危険性を知ってほしいと切に願う。18-8-13

 

胸のすく小話。ファミレスで赤ちゃんが泣き、それを迷惑と感じた老人の男性から「子供を静かにさせるのが親の役目だろう」と訴えられた店員の返答は「かしこまりました。それでは、貴方の御両親の連絡先を教えていただけますか」だった。ときどき赤ちゃんの鳴き声に対する不満を聞くことがある。こればかりは頑張っても赤ちゃんしだいなのでむずかしい。もちろん、努力はしてほしいけど。18-8-12

 

久し振りの本格的な雨。しばらく降ってなかったから大地にとって恵みの雨だろうし、降りそうで降らないで湿度が高くなるよりはスッキリ感もあっていい。ついでにというわけでもないが、雨のなか傘を差しながら軽く車を拭いた。洗車はいつも雨に頼っているけれど、この前の芽室からの夜間の走りでサイドミラーとフロントにこびり付いた小さな虫を拭き落したかったのだ。これも雨のおかげ。18-8-11

 

医師になりたいという女の子の望みを萎ませるような信じられない事実が判明した。ある大学の医学部の入試で女子の点数を一律に下げていたという。事前にそれを公示していたならまだしも、それを密かにやっていたのだから悪質だ。受験生は当然対等な条件で合否が判定されていると思っていたのに、そうでないとすればだまされたようなもの。信頼を裏切る組織が次々溢れ出る社会が情けない。18-8-10

 

アンケートつながり。先日、小学6年生の『将来就きたい職業』トップ10というのが新聞に出ていた。男の子の1位 はスポーツ選手でやっぱりねと納得できたけど、女の子の1位は医師になっていて意外な感じがした。そして、看護師、教員、保育師と続くのだ。どれも現実的な職業で5位 にようやくパテェシエ・パン屋という夢のある職業が出てくる。これらも時代の背景を表わしているのだろう。18-8-9

 

先月5日にやった高齢者教室『絵を描こう』の受講生の36人分のアンケート集計を渡された。どんな感想を持ったのか気になっていたので、それを見るのを楽しみにしていた。講座全体については大変満足した24人、まあまあ満足した8人、普通 4人となっていて一応ホッとして、講座の進め方についてはわかりやすいが32人で普通 が4人だったのでとても嬉しかった。来年もぜひやってみたい。18-8-8

 

基本に戻る。卓球をやり始めて7年が経ち、かなり慣れてきたしそれなりに上達したのは確かなのだがなかなかその上に行けずに悩んでいたらその解決策が見つかった。つい最近、土台となる打ち方に問題があると指摘されたのだ。よく聞く話で基本がしっかりしてないとどこかで伸び悩むというところに入っていたようだ。今なら指摘された意味も理解できるので基本を身に付ける努力をするつもり。18-8-7

 

問題を起こしたふたつの顔を持つ人に対して「どっちが本当なんだろう」とおかしなことを言うコメンテーターがいるけれど何も迷う必要はない。どちらも本当で、ふたつの顔を時と場合と相手によって上手に使い分けられるのがその人というわけ。無理にどちらかを選ぶのはその人の特徴を見逃してしまう。そして、ことさらその人のいいところを強調するときは擁護したい気持ちの現れに過ぎない。18-8-6

 

30℃に慣れた体には27、8℃だと涼しく感じる。そして、何より違うのが夜の暑さ。この前の熱帯夜は本当にまいったけど最近はしっかり窓を閉めても涼しいくらいだ。これでこそ北海道で暑くて寝苦しい夜に慣れることはできないのでホッとしている。そして蚊取り線香も焚かずに済む。この前の暑い夜に久し振りに蚊に刺されたが昔に比べると随分減った気がする。家裏の草も関係あるのかも。18-8-5

 

問題を起こした組織のトップの人柄には驚かされる。態度も話し方も服装もそして考え方もまるで組長そのものなのだ。信じているのは強引な力による統率であり、理性や品性や謙譲といったものは微塵も感じさせない。こういった人間が支配している組織が他にもたくさんあるのかと思うと日本の末路を感じる。日本のトップも官僚も大学の理事長も無責任を貫いているのだからそれに倣うのだろう。18-8-4

 

草取りが続く。恵庭に住む友人が自家菜園の収穫物を分けてくれるというので出掛け、そのお礼にと1時間半ほどタマネギ畑の草取りをした。昨日のただ黙々と引き抜くのとは違い、守るものがあっての作業なのでやりがいもあった。ほんのわずかな手伝いなのに胡瓜、レタス、セロリ、ミニトマト、大根、じゃがいも、ズッキーニ、茄子、タマネギなどたくさんの新鮮な野菜を戴く。ありがたい報酬。18-8-3

 

家裏の草取りをする。暑い時間を避けるために夕方の6時半頃から始めた。それほど多くはないと思って30分で終るつもりだったのに1時間も掛かってしまった。おかげで終る頃には草もよく見えない暗さに。こういった作業はだいたい予定より長引くもので、もう少し早めに始めればよかったと思った。草取りの後には除草剤をまいて小さな草の息の根をとめる。それでも復活するから草はすごい。18-8-2

 

プリントした写真の整理をしているとき、わりとすぐに『いる』『いらない』の判断ができるのに、いざフィルムを処分しようとするとためらうのはなぜだろう。すでにフィルムから安価にプリントできる場所はなく、もう持ってる必要はないとわかっているのに思い入れが強くあるのはまさにそのときが記録された原本だからに違いない。もちろん、いずれは手放すのだがもうしばらくは残りそうだ。18-8-1

 

 

 

 



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NAKAHASHI OSAMU

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