ある日のひとこと

 

 

=そのときどきの、思いついたこと、感じたことを書き留めてます=

 


 

 

これから何日かは今回の『歩く旅』での出来事や感想などを書きたい。途中も歩き終えてからも体力や足腰にはまったく問題なかったのに、足裏の水ぶくれには初日から悩まされた。これまでもずっとこれに痛い目にあっているというのに、また同じ過ちを繰り返した。事前の1日の歩きが10キロや20キロでは足りず、少なくとも40キロかそれ以上必要とわかっていたのにそれをしてなかった。17-10-31

 

心配だった台風は過ぎ去り、朝には風雨は止んでいた。天気は問題ないが、足裏の痛みが治ってないため予定の42キロの内の最初の12キロを列車での移動にした。途中で歩けなくなるより歩いてゴールに辿り着きたかったのだ。そんなわけで9時5分に大沼を出発。七飯の赤松街道は歴史の浅い北海道らしからぬ 風情を楽しめた。2時25分無事五稜郭着。4時26分発の高速バスで札幌へ戻る。17-10-30

 

6時半起床。宿の朝食後9時に宿を出る。今日も33キロ程なので出発は遅めにした。10キロの差は2時間の違いになる。ありがたいことにかなり歩道が整備されていて随分歩きやすく助かった。日曜日のせいか大型車が少なく、せっかくの歩道がもったいない気もした。大型車は風圧がすごいので歩道のないところでは足を踏ん張らねばならないのだ。順調に歩いて4時に森駅前のホテルに着く。17-10-29

 

長万部温泉の宿を8時40分出発。歩くには都合のいい曇り空。地図上では直線になっていた国道には小さなカーブがたくさんあって昨日と違って歩きやすかった。12時20分駅舎でおにぎりとパンを食べる。たまたま陽が差し込んでいたので汗で濡れたシャツを脱ぎTシャツは着たまま背中を陽に向けて乾かす。ここでは晴れに助けられる。昨日は41キロで今日は32キロ。3時45分八雲着。17-10-28

 

朝4時半に家を出て70分程歩いて札幌駅に着く。6時発の特急で伊達まで行き、普通 に乗り換えて豊浦へ。朝の歩きの分を入れ洞爺でなく豊浦から出発。8時半に歩き始める。晴れで風もなくいい条件のようだったが、すぐに暑くなり上着を脱ぐ。よっつのトンネルを抜け、大きくはないけれどふたつの峠を超えて長万部に入る。ここから直線道路が延々と続きけっこう辛かった。4時、長万部着。17-10-27

 

いよいよ明日は『歩く旅』の出発の日になる。2012年に苫小牧まで歩いたのが道内を歩くきっかけで、次には生まれた場所と育った町といずれは入る予定の両親の眠る墓まで歩いてみっつの点をつなげたいと思った。そして、今度は北海道の先端の岬に立ってみたいという願いが生まれた。今回は5番目の白神岬の途中の洞爺湖町から五稜郭まで歩く。幸い、天気もいいみたいでホッとしている。17-10-26

 

69歳になった。60代もあと1年だ。ひとつずつ増えていく年齢はそれほど気にならないのに、10単位 の変化はどうしても意識してしまう。それは、自分自身がというより世間の見る目が大きく影響している。10代と20代で違うように、60代と70代も当然違う。その世代なりの置かれる状況や問題が必ずあるのだからそれはしかたがない。とにかく最後の1年も60代らしく過ごしたい。17-10-25

 

選挙の投票に行かない理由として、いかにもわかったふうに『どうせ誰がやったって同じ』と言う人がいる。それならば『誰が親になったとしても同じ子供が育つ』と考えているのだろうか。考え方が違えば育て方も生き方も違ってくる。そこではお金の使い道も異なり、何を大切にしようとしているかがはっきり出る。つまり、決して同じはあり得ない。国もそうで何にお金を使うかで違いが出る。17-10-24

 

開票率0%で『当確』だなんて選挙速報がつまらない。出口調査と過去の獲得票数などから推測して出すらしいが、スポーツの試合結果 を先に聞いてしまうような物足りなさがある。開票に合わせて票数が読み上げられ、途中経過に一喜一憂していた中選挙区時代が懐かしい。もちろん、夜半まで競り合い僅差で決まる場合もあるが、それは圧倒的に少ない。今回も早々と大勢が決まり興味は萎んだ。17-10-23

 

夕方に散歩を兼ねて衆議院選挙の投票をする。区民センターで期日前投票をする機会もあったけど、臨場感の高まる投票日に投票したいと思っていて、今回もそうした。これまで2度、旅行のためにやむなく期日前投票をしたが、気分はいまいち盛り上がらなかった。やはり、投票した日と開票が一緒のほうが気持は高まる。気になる自分の記入した一票が数字に表れるまでもう少しの時間になった。17-10-22

 

今年、4回目で幕を閉じることになってしまった『ハルカヤマ芸術要塞』だが、そのハルカヤマの小屋とギャラリーの冬囲いを仲間8人と共にやり終えた。今のところ来年以降の予定はなくともまだまだ使えるので大事にしたい思いは皆一緒。作業の後には、青い空と紅葉の下でバ−ベキュ−をして最後のひとときを楽しんだ。作品を発表する機会がなくなるだけでなく、これがなくなるのも寂しい。17-10-21

 

次も、最近見つけたなるほどと思わせる造語の話。野党と与党の間にある政党はいったい何?という問い掛けで、その答えは『ゆ党』。ひらがなで書くとその理由がわかる。や党とゆ党とよ党、つまり『やいゆえよ』になっているのだ。漢字を当てるとしたら『湯党』か『油党』か『由党』か、まだあるのは『愉党』や『輸党』。一番ぴったりするのは荷物を移すの意味から、人を移す『輸党』かも。17-10-20

 

バリアフリーの話になったとき、ふと『そういえば、これをもじったおもしろい言い方があったっけ』と思ったがそれが出てこなかった。後日、それを教えてくれた人に尋ねると『バリアアリー』だった。バリアフリーだと危険は防げても足を上げる機会がなくなり筋肉も衰えるのでバリアはそれなりにあった方がいいとの造語。これを会話した相手に伝えたいのだが、それが誰だったか定かでない。17-10-19

 

「選挙に興味がない」は「今と将来の自分に興味がない」と言っているのと同じ。自分に無関心な人達が有権者の半数近くもいるというのがどうしても信じられない。どんな状況にも身を任せられる自信があるのか、思考を停止しているのか、とにかく責任を負いたくないのか、それとも他にどんな理由があるのだろうか。棄権は重大な選択のひとつになっている。いくら嘆いたところでこれが現実。17-10-18

 

いつもと違う時間帯に戸惑う。これまで10年近くも午後にしていた水彩画教室が初めて午前中になった。部屋を借りているセンターの選挙がらみの都合でそうなってしまった。おもしろいもので同じメンバーが集まって絵を描き始めると、どうしても午後のような気分になってしまう。長年の刷り込みは強くて12時に終ったのにもうすぐ夕方になる気がする。おかげで夕方までがやけに長かった。17-10-17

 

床屋さんの薄着。我家の隣の隣に床屋さんがある。そこの主人は涼しくなった今でもゴミ捨てや他の用事で家の前を通 るのを見かけたときはほとんど半袖でいる。これは暑がりというのではなく、仕事柄そうなってるのだと思う。たしかに長袖の床屋さんをイメージするのはむずかしい。板前や寿司職人もそうだがはさみやかみそり、包丁など刃物を扱う仕事は半袖だ。長袖の床屋さんは似合わない。17-10-16

 

たまたま演劇鑑賞が続いた。この前のは入場者が500人を超えるような会場で行われ、今度は30人限定の小さな喫茶店でのもの。こちらは40年ほど前からの知り合いで、10年近く毎年1、2度観続けている。演じる人達は2、3メートルしか離れていないので、気恥ずかしさがあるかと少し心配していたが、こっちが観慣れているせいとしっかり演劇に入らせてくれたおかげで杞憂で済んだ。17-10-15

 

1位京都市、2位函館市、3位札幌市、4位小樽市、5位鎌倉市。これらは全国の市町村別 の魅力度アンケートでのランキング。北海道がこんなに上位にたくさん入っているのに驚いていたら、昨年は函館市が1位 だったというし、ここ10年間の上位はこの3市が独占しているというから、驚くに当たらないようだ。9位 には富良野市も入っていて、嬉しいけど『本当なの?』っても思ってしまう。17-10-14

 

昨晩は教育文化会舘で演劇鑑賞。水彩画教室に来ているひとりが主役を演じるというので楽しみにして出掛けた。この演劇集団がユニークなのは会員の条件が60歳以上となっているところ。最初から最後まで出ずっぱりの主役のたくさんの台詞の見事なこなしと安心して観ていられる素晴らしい演技に感服。あらすじに多少の疑問点があったとはいえ、無事にやり遂げた姿を見られて大満足だった。17-10-13

 

最高気温が15℃を下回る日が続くようになってきた。安春川沿いの並木の紅葉は進み落ち葉も増えていよいよ秋本番といった感じだ。そして、間もなく雪虫の舞う季節に入る。この辺りの気温には随分慣れてきたとはいえ、これからは寒暖の差も激しくなるので風邪を引かないよう気を付けねばならない。ずっと先と思っていた『歩く旅』も2週間後に迫ってきているからなおさらそうしなくては。17-10-12

 

地下街には通路に面した開放的な座席のあるカフェがあり、その横を歩いて気付いたことがある。8つほどのテーブルとそれに付く4人分の椅子は異なるデザインのものになっていた。でも、そこに座っている女性達の姿勢は同じだった。ほぼ全員が椅子に浅く座り、前のめりなのだ。話に夢中になって身を乗り出すというやつだろう。男と違って背もたれをまったく使ってないのがおもしろかった。17-10-11

 

続き。地下鉄の始発は6時なのだ。だから、歩くかタクシーしかないのだがタクシーには乗りたくない。地下鉄は日常的な乗り物だけど、タクシーは非日常的であくまでも緊急時のみのものと受け止めている。3年に一度、いやもっと長くて5年に一度くらいだろうか。そこで、今日、札幌駅から自宅まで歩いて所要時間を計ってみると、約70分だった。4時半に家を出れば余裕で駅に着けそうだ。17-10-10

 

教室展も終了し、少し落ち着いた気持になったので今月末の『歩く旅』の計画を再確認してみると、大変なまちがいに気付いた。初日の朝に乗る予定にしていた札幌駅発6時35分発の特急列車がダイヤにないのだ。どうしてそれがあると勘違いしたのかまったく思い出せない。とにかく、気付いてよかった。ただし、その後の歩きを考えると6時発の列車になる。となると地下鉄はまだない・・・。17-10-9

 

初めてのギャラリーでのふたつ目の教室展も無事終了。以前との広さの違いなどいろいろ心配な部分もあったけど、何とかクリアーできてホッとしている。何事もそうだが初めてのときは想定外もあったりするが、それもなく済んだ。これで、すでに会期も会場も決まっている来年の教室展を安心して迎えられる。それでも、来年は初のみっつの教室の合同展になるのでまた新たな挑戦が待っている。17-10-8

 

第15回までやっていた『北区のアーティスト展』を5年振りに復活することになり、再び実行委員として関わるようになった。最初は少し躊躇したが依頼された喜びと発表の場が増える楽しみを考えて承諾した。新たに始めるのでなく第16回として開催するため、案内のはがきやポスターも以前のスタイルを継承することに決まり、MOからそれらを復活させた。保存しておいたおかげで助かった。17-10-7

 

続き。練習と試合の違い。練習のときは1対1でやるのですべてを自分で受け止められて気楽だし、自由にやることもできる。しかし、ダブルスの試合だとそうはいかない。パートナーがいるのでどうしても気を使ってしまい、気持もフォームも縮こまってしまうのだ。気にしないように努力はしても2、3度続けて失敗すると消極的になる。解決策はとにかく試合慣れするしかない。道はまだ遠い。17-10-6

 

小学校の体育館を借りての土曜夜の卓球では、前半は各自が相手を見つけて自由に練習をして後半はダブルスの試合をする。いろんな人と組み対戦するおもしろさがあるのだが、この前はずっと不調のままで終り、とても楽しい気分にはなれなかった。できるようになったはずの簡単な技も決まらず落ち込んでしまったのだ。そう簡単に身に付くわけではないと思いつつも情けなさでいっぱいになる。17-10-5

 

運転免許証を更新して気付いてことがある。それは、免許証に載せられた顔写 真の変化。そこには5年の経過がはっきりと見てとれた。日々の継続のなかでは中々わからない顔の老化だが、5年前のものと今回のを比べてみると当然ながらその違いは明らかなのだ。いくら気持の維持に努めたところで、顔と体の衰えは止めようがない。次の5年後の更新のときにはどんな顔になっているのだろうか。17-10-4

 

「色分け」といえばあまりいい意味には使われないが、選挙に望む立候補者の立ち位 置がより鮮明になったと考えれば今回の政党間のドタバタにも効用があったと言えそうだ。かつての民進党に対しては余りにも懸け離れた主義主張の議員が寄り集まり過ぎていると感じていたから、こうなったおかげですっきりしたと受け止めている。解散自体は許されないが、あいまいなまま進むよりはまだまし。17-10-3

 

同じく住宅の話。今度はもっと我家の近くに5年程前に古い家が解体されてからずっと更地になったままの場所がある。しかし、つい先日家の窓からその辺りに数台の車が停まっているのが見えた。どうやらそこで何かをしている。後でその前を歩くと杭が打たれ糸が張ってあった。いよいよ、住宅が建つようだ。その更地を雪捨て場に使っていた向いと両隣りの人達はがっかりしているに違いない。17-10-2

 

売れない建売り住宅。自宅のすぐ近くに2度目の冬を迎えようとしている無人の住宅がある。そこはいつも買物に向う道沿いにあるので、更地のときから住宅が完成するまでを見ていた。すぐにも誰かが住み始めるかと思っていたのにそうならなかった。立地には問題ないと思うので、多分、価格か間取りにあるのだろう。せっかくの新築がどんどん中古になっていくのを目にするのは寂しいものだ。17-10-1

 

 

 

 



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NAKAHASHI OSAMU

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