ある日のひとこと

 

 

=そのときどきの、思いついたこと、感じたことを書き留めてます=

 


 

東京オリンピックの競技施設新設でもめている。そこで気になるのが選手の意見。取り上げ方のせいもあると思うが、お金のことは頭になくほとんどが最大規模の新設を求めているように見える。自分にとっての晴れ舞台だからそれを望むのは当然で、意見を聞く前から応えはわかっている。全精力を競技に傾けている選手に財政を考察する余裕はないだろう。さらに、組織委員長にもないようだが。16-11-30

 

根雪のことを書いた途端、札幌にもまとまった雪が降って積雪してしまった。何事も慣れるまでが問題で、まずは雪道の歩きに慣れなくてはいけない。最初に気を抜くと危ない目に遭ったりするから注意が必要。今日だって軽い横滑りがあったから甘くみて調子に乗らないことが大切。自分も高齢者の仲間入りをしているわけで転んで骨折をしないよう気を付けねば。まだ『歩く旅』は続くのだから。16-11-29

 

根雪の定義をまちがって覚えていた。つい最近、旭川に根雪宣言が出たときの説明では、30日以上積雪状態が続いたら根雪と呼ぶという。それまでは、春まで解けない雪が根雪だと思っていた。でも、晩秋の雪が一ヵ月も残ればそのときは冬に入っているから春まで解けないのが自然なのでそう思ったのだろう。一応、国語辞典で調べると『春まで解けない雪』とあるからまちがいではないようだ。16-11-28

 

漢字の書き取りは単純なクイズを解くようなおもしろさがあるうえ、どこから始めてもいいしどこで終っても構わないのがいい。書けたはずの字が書けなくなったり、まだ覚えてない字が数知れずあるのも続く理由のひとつ。そこには、新しいものを知っていく楽しさもある。体と同じように頭も使ってあげないとどんどん衰えるから適度な刺激を与えてあげたい。こちらも『もったいない精神』で。16-11-27

 

中国人やアジアからの観光客の服装が変わってきている。かつてはいかにも旅行者とわかる赤や青などのジャケット姿が多かったのに、最近は札幌のファッションにも溶け込むようになってきたのだ。集団で歩いているとそれらしい雰囲気を出しているので気付くが、少人数だと話さないとわからない場合もある。経済的な余裕と旅慣れしてきてワンパターンでなく、個性が発揮され始めたのだろう。16-11-26

 

一昨日は真冬並の寒波が押し寄せ、猛烈な冷気に覆われた。その寒さのおかげで夜中に目を覚ましてしまい、毛布を一枚追加するはめに。その前日までは問題なく安眠できていたので、同じ状態で寝たのだが、それが甘かった。その夜は布団と毛布の小さなすき間から冷たい空気が忍び込んできたのだ。この寒さは2月の中旬以来ということで、もっとも寒い時季と同じだからこうなったのも頷ける。16-11-25

 

運動不足を嘆いている友人を誘い遊技施設で卓球をする。彼とは不思議な縁があって、ちょうど50年前の18歳のとき、大学受験のため上京していた上野のホテルで息抜きの卓球をしたことがあるのだ。それが初対面 だった。彼とはそれ以来の卓球。山なりのピンポンだけど日常生活ではあんまりしない横の動きと球を追い掛ける目と首の動きに新鮮さを感じて楽しんでくれたので誘ってよかった。16-11-24

 

柿がやめられない。子供の頃から大好きな果物で、今でもそれは同じ。安く出ているうちに食べておかねばというのと、いつなくなるかわからないという焦りが重なってついつい買ってしまう。そんなわけで、毎日のように食べ続けている。いつ頃からとははっきり言えないけど、昔は柿の食べられる期間がもっと短かかったような気がしているのだが実際はどうなんだろう。嬉しいからいいのだが。16-11-23

 

やっぱりと思ってはみたもののがっかり。13年前に買ったビデオカメラのバッテリーが随分弱っていて、フル充電で50分持ったものが今回は20分程度になっていた。今、手に入れておかねばいずれビデオを使えなくなると思い、店で問い合わせてもらったところ「もう、ないようです」との応えだったのだ。半分は諦めていたが、残りの半分は期待していたのに・・・。製品の回転が早すぎる。16-11-22

 

続き。午前中には日ハムファイターズの優勝パレードで中心街が見物人で溢れ、大歓声と熱狂の渦に包まれていたというのに、この違いはどうしたことか。プロ野球や大相撲なら八百長や無気力として罰せられてもいいケースだと思う。熱狂的なファンにしてみれば、とにかく優勝してくれれば試合内容は問わないかもしれないが熱戦を期待した視聴者としては不満が残った。観る機会は遠のきそう。16-11-21

 

何とも盛り上りに欠けた優勝決定の瞬間。今季の最終戦でサッカーのコンサドーレ札幌が優勝を決めるかもしれないというのでテレビでその試合を観たのだが、すっきりしない後味の悪い印象ばかりが刻まれてしまった。互いに引き分け狙いになり、終盤の10分間はパス回しだけで完全に戦いを放棄してしまったのだ。おかげで、試合終了しても歓喜も歓声も鳴り響かず寒気と閑静に包まれていた。16-11-20

 

初雪は早かったもののその後の雪もすっかり解けていて、昨日今日と雪でなく雨になった。もしも、寒ければかなりの降雪になっていただけにホッとしたというこころだ。しかし、早い初雪に喜んだはずのスキー場関係者はやきもきしているはず。せっかくの雪も雨が解かしてしまったら泣きたくなるだろう。街なかで始まったホワイトイルミネーションも雨では冴えず、白い世界でこそ美しく輝く。16-11-19

 

もったいない精神。その気持は子供のときから強く持っていた。とくに食べ物には顕著に現れて食事の食べ残しはできないし食料を捨てるなんてとてもできやしない。最近、その精神に『体』も加わった気がする。それは、他人の行動を見ていて感じるのだが、階段とエスカレーターが併設されている所で年齢に関係なくほとんどの人がエスカレーターに向うのだ。使ってあげなくてはもったいない。16-11-18

 

つまり、自分自信の体力や反射神経や判断能力の衰えをまったく認めようとしないのだ。自覚していないから、より注意深くなることもないし、反省もしない。たとえ事故にならなかったにしても自分の危険運転を認識できないのだから、反省のしようもない。これなら事故が起きて当然といえる。アクセルを踏み込んでおいて、ブレーキが効かなかったと主張するのだから。他人事でなく警めねば。16-11-17

 

高齢者による交通事故のニュースが繰り返し流れてくる。ということは、小さな事故を含めれば全国各地でかなりの頻度で起こっているのはまちがいない。そのうち、よほど大きなものでないとニュースにならない恐ろしいときが来てしまう。高齢者の事故の原因として体力の衰えのみならず自信過剰が大きな比重を占めている。信じ難いが自信度は75歳以上が全世代のトップにあるという。続く。16-11-16

 

JRの運営維持困難区間に『歩く旅』と重なっている部分が多々ある。宗谷線の名寄/稚内間、根室線の滝川/富良野/新得間、さらに来年歩く予定の釧路/根室間、日高線の鵡川/様似間などだ。それぞれが北海道の先端にある宗谷岬、納沙布岬、襟裳岬に繋がっている。辛うじて残るのは南の白神岬のみ。歩いているときに出会った普通 列車には数人しか乗っていなかったのも寂しく悲しい現実。16-11-15

 

日本がインドへの原発輸出を決めた。世界で唯一広島、長崎で被爆した国であり、福島の原発事故では未だに解決の糸口さえ見つけられず、国内のほとんどの原発が安全性の問題で稼動していない状況のなかでの輸出である。他国に武器を売り利益を得る死の商人というのがあるが、これは人間のみならず大地も殺してでも利益を得ようとする破滅の商人とも言える。日本のイメージは変わるだろう。16-11-14

 

個展のとき作品を購入してくれた大学時代の友人宅へその作品をようやく届けることができた。それぞれが忙しさを抱えていたので、どうせならゆっくりできるときに会おうとしてここまできた。おかげでゆっくりと楽しい時間を過ごせてお互いに大満足。この歳になっても学生時代の印象はそのまま残っていて昔のようにイキイキと語り合えた。かつてのエネルギーは戻らなくても意欲は尽きない。16-11-13

 

続き。卓球はずっと楽しかったけど、最近それがさらに増した気がする。スポーツ大好き人間だから体を動かすだけでも楽しいのに微妙な違いを感じ取れるようになってきたのだ。つまり、どうすれば上手くなり強くなれるかが具体的にわかり始めたと言えばいいのだろうか。最初の頃は問題点を指摘されても正しく理解するのは大変だった。でも今はそこも納得できるようになったのが大きな成長。16-11-12

 

これまでも、卓球のとき自分がどんなフォームで振っているのかを知ってみたいと思っていたがようやくビデオで確認できた。相手をしてくれている仲間が見てみたいと言ったのがキッカケになって、ビデオを持参したのだ。初めて目にする打ち込む姿は想像とそれほど大差はないものの、直すべき癖を発見できたのは大きな収穫。癖というのはなかなか自覚できないだけに、これはビデオのおかげ。16-11-11

 

予想外の結末。アメリカ大統領選の長い戦いが終り、勝つと思っていたヒラリーが負けて戦いの途中で消えると思われていたトランプが大統領に選ばれた。過激で暴力的な部分を持つ国ではあるけれど、それなりに抑制的な力もあったはずなのに過激な方が勝ってしまった。国をコントロールする人間に理性を感じさせないのは強大な権力を持っているだけに怖いものがある。他国であっても悲しい。16-11-10

 

北国の冬の準備のいろいろ。車のタイヤ交換は10月末に中古のスタッドレスタイヤを買ったときに終っていた。おかげで突然の雪にも慌てずに済んだ。居間の窓ガラスの下の部分には冷気を防ぐためにプチプチを張り、念のため窓枠の縁にはすき間テープで目貼りをした。これでもかなりの違いがある。そして、長靴の購入。それなりのものを買ってるはずなのに1、2年で水が滲みてきてしまう。16-11-9

 

もう喪中の葉書が届く季節になり、すでに2通届いている。一枚は中学時代から続いている友人からのもの。1月末の彼のお母さんの葬儀には裏方としても参加させてもらった。中学、高校時代には何度となく家に遊びに行って、いろいろお世話になっていたのだ。もう1枚は小学校の同級生からで、お兄さんとお姉さんが永眠したという知らせ。親だけでなく兄弟姉妹もその歳に近づいてしまった。16-11-8

 

まさか、これが根雪にはならないだろうが中途半端に解けた雪が凍りツルツルな道になってしまった。まさに冬本番の様子だ。根雪とはうまく言ったもので、大地に根をはり、へばりついて簡単には消せない雰囲気がよく表れている。でも、それが雪だからおもしろい。根雪になるかどうかは何日か経過しなければわからない。まさかがそのまま春まで持ち越す場合もある。でも、これは解けるはず。16-11-7

 

『歩く旅』について書いているうちにも季節は進み、外はすっかり冬景色に。初雪の後、降雪もなくきていたのに一気に記録的な積雪になってしまった。全道的にはもっとたくさん降った場所もあり、雪かきに追われている姿は冬本番のよう。とにかく天候が極端に変わり過ぎて、それについていくのが大変だ。こんな雪を見せられると2週間前に釧路に向けて歩いていたのが信じられない気もする。16-11-6

 

歩くことで見えてくるものは道路にもある。道路に落ちている落とし物で一番多いのが軍手などの手袋、次が荷物を固定するためのゴム紐、そして3番目は少ないけれどちょっと心配にもなるボルトなど。しかし、これらより圧倒的に多いのが空き缶 、ペットボトル、菓子袋などなど。問題なのはこっちは落とし物でなく意図的に捨てられたものだということ。こんな人が大勢いるのもよくわかった。16-11-5

 

駅前の顔が似ている。出発した帯広駅前も到着した釧路駅前もホテルに囲まれていて似たような様相だ。それは、苫小牧もまだ歩いては行ってない函館も一緒だった。その街の特徴がまったく感じられなく寂しい気がする。その上、人通 りが少ないのも同じだから増々違いがなくなってしまう。旭川駅前は他とはちょっと違っていたが、デパートが撤退した後にホテルができればここも仲間入りかも。16-11-4

 

30年程前に釧路に行ったときには製紙工場の煙突から出る煙の臭いが強烈だったのに、今回は煙が出ているのにほとんど何も感じなかった。かなり改善されたようで、これなら住民も風向きを気にせず落ち着いて生活できるだろう。苫小牧もそうだが大きな企業の城下町になっていては苦情も言いづらかったに違いない。おかげで釧路に対して抱いていた悪いイメージを払拭できたのも収穫のうち。16-11-3

 

白糠へ向う道路の両脇には鹿などの動物の進入を防ぐ柵が延々と続いていた。多分、衝突事故が頻繁に起こっていたのだろう。鹿との衝突の怖さを身を持って知っているので賢明な措置だと思った。特に夜間は急に飛び出されたら衝突を避けようがない。柵の設置費用はかなり掛かるに違いないが人と車を守るには必要な出費。でも、こちらの方が柵に囲まれていて隔離されているような感じがした。16-11-2

 

次の白糠での宿は大浴場に満足。部屋にもバスは付いていたけど、大浴場を選んだ。とにかく、思いっきり手足を伸ばして湯につかれるのがいい。宿に着き、浴衣に着替えるなりまっ先に大浴場へ向った。ひとり先客がいたが広いので気にならない。軽く体を洗ってから湯舟に入り、その先客に話し掛けると定年後で四国から来て山登りをしているという。気軽に会話を交わせるのも大浴場のおかげ。16-11-1

 

 



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NAKAHASHI OSAMU

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