ある日のひとこと

 

 

=そのときどきの、思いついたこと、感じたことを書き留めてます=

 


 

 

8月も今日で終り、目の前にある一年カレンダーの3分の2が過ぎようとしている。今年の残りはあと1段、つまり4ヶ月だけになってしまった。不思議なもので一年の最初の頃よりも最後のほうがより早く感じてしまう。半分を超えると少し余裕がなくなり、3分2が過ぎると次第に残りの感覚が強くなっていく。そして、9月、10月にもいろいろな予定が詰まっているので足早に走り抜けそう。15-8-31

 

いつもの年なら沿道で応援している北海道マラソンのコースを朝8時半からの規制前の8時前後に車で走った。向うのはもちろん『ハルカヤマ』。給水地点ではすでに準備が進められていて、同じ色のTシャツを着たたくさんのボランティア達の本番前の高ぶりが伝わってくるようだ。こうした多くの裏方に支えられて大会が成り立っているのがよくわかる。今年もランナーと一緒の熱い一日になる。15-8-30

 

車の音が気になる。小さな音から始まった『ジッ、ジッ』が『ジッ、ジッ、ジッ・・・』と繋がるようになり、微かに聞こえてきた音も次第に大きくなってきた。機械だけでなく体も音が異常を知らせてくれることがある。まだ修理工場に行こうとするほどではなくても、きっと何かを訴えているに違いない。今年は今までにないくらい車に乗る時間が増えているので、それが影響してるのだろうか。15-8-29

 

最後に予想外の時間を費やしてしまったが、午前中にようやく5個目の作品を完成させた。最初からのやり直しだけれど、まちがいの原因がはっきりしたので気分的には随分楽だった。土台の部分が正しければ、あとはパーツの番号と位 置をゆっくり確認しながら組み立てていけば確実に仕上げに近づく。『これでいいのだろうか』と『これでいいのだ』では精神的にまったく違う。とにかく一安心。15-8-28

 

記憶の限界とあいまいさ。それに衰えもあるのだろう。もちろん、パーツの番号とその位 置を示す印はパーツと本体に書いてある。それにも関わらずうまくいかないのだから泣きたくなる。土台となる本体の向きは何度も変えてみたのに傾きには疑いを持たなかった。どうして気付かなかったのかと不思議な気もするが信じているときはそんなもの。忘れないために試しに2度も組み立てたというのに。15-8-27

 

パーツを組み合わせて単体の形のするのが全部で5個ある。パーツは作りながらを考えているので5個すべてがまったく違う形になっている。『ハルカヤマ』での組み立てながらの設置で4個目まで終り、最後のひとつになったときにパニックに陥った。どうしてもうまく組み立てられないのだ。『なぜ?』ばかりを何度も繰り返す。その末にようやくわかったのは最初のセットのまちがい。疲れた。15-8-26

 

自宅だけでなくアトリエの電気代も高くなっていた。これはすぐに納得。今回は随分いろいろな電動工具を使った。ジグソー、ランダムサンダー、丸ノコ、ドリルなど。どれも20年ほど前のベニヤを素材に制作していた頃に買ったもの。丸ノコとドリルはアクリルのときも使っていたがジグソーとランダムサンダーは久し振りだった。とにかく、これらのおかげで腱鞘炎にならずに済んだ気がする。15-8-25

 

一昨日は南幌のアトリエから持ってきた作品パーツの紙ヤスリ掛けに、そして昨日はペンキ塗りに専念したが終えることはできなかった。なにしろパーツの数が多い。2点分で大小合わせて80個ほどある。面 だけならまだいいのだが縁やドリルで開けた穴の部分に結構時間を取られてしまう。これを3度か4度塗りするので乾き待ちのために並べて置くための場所の確保も大変。もうひと頑張りだ。15-8-24

 

『なぜ?』。電気代が先月より500円も高くなっている。間もなく思い付いたのが扇風機。7月よりも8月に入ってからの方が暑い日が多かった。それにしても扇風機だけでは多過ぎる気がする。次は掃除機。作品制作でペーパーを掛けたあとや清掃のためにも随分使った。でも、これでそこまでいくのか疑問だ。そして、もうひとつ浮かんだのがペンキを乾かすためのドライヤー。多分この三つ。15-8-23

 

どんなものでもそうだが、違いを知るのは大事。それを知るとそれぞれの価値がよくわかる。今回の野菜のおかげで忘れかけてた本当の新鮮さを思い出させてくれた。おもしろいのは日常スーパーで買っているものより新鮮でおいしいのにずっと安いところ。自然に考えれば高ければいいものになりそうだがそうはならない。いろいろ経由するから高くなり鮮度も落ちるわけで、直売にはかなわない。15-8-22

 

レタス1個100円(本当は半分のがほしかったけど売り切れ)、きゅうり4本90円、茹でトウキビ1本150円、どれも立派なものばかりで合計340円。南幌に向う途中にある野菜の直売所で朝の9時に購入。見た目からして取り立ての新鮮さが伝わってくる。トウキビは昼御飯として食べる。おいしくてお腹もいっぱいになり大満足。ちょっと残念なのは今日でアトリエでの制作が終ったこと。15-8-21

 

続き。その他の問題とはマークのことではない。昨日の新聞で初めて知って驚いたが、東京オリンピックの会期が7月24日から8月9日だという。わざわざ猛暑の時季に合わせたとしか思えないような設定だ。国際オリンピック委員会がアメリカや欧州のテレビ放映枠を理由にこれを求めてきたらしいが、経済効果 ばかりを重視する偏った姿勢が明らか。競技よりお金に関する話題ばかりが前面 に。15-8-20

 

東京オリンピックが迷走している。新国立競技場の無責任体質が生んだ無駄 遣いに始まり、次は大会のシンボルとなるマークとロゴに盗用疑惑が出てきた。競技場は広範囲の反対に逆らえず白紙に戻されたが、シンボルマークはどうなるのだろう。初めて両方を見たときの印象は『ちょっとまずいかな』という感じだった。基本の部分が似過ぎているのだ。そして、その他にも問題が控えていたとは。15-8-19

 

昨晩はめいっぱい動き回った卓球のせいもあってか眠気を感じたので、いつもよりも早い10時前に布団に入った。早く寝て朝早く起きた方がやりたいこともできると思っていたのに、目覚めたのはいつもとほとんど変わらない6時半だった。それも、熟睡の8時間半なのにまだ寝足りないほど。一度も起きずに続けてたっぷり眠られるのは有り難いのだが、疲れがたまっているせいもあるのだろう。15-8-18

 

2週間振りの卓球で気持のいい汗をかく。行く前に『この忙しいときに卓球をやってていいんだろうか』という迷いもあったが、これからさらに忙しくなりそうなので『今こそ行っておくべき』と判断。制作も楽しいけれど、それなりに試行錯誤を重ねて頭を使う。しかし、卓球はただ無心に球を追うのみで、頭をからっぽにできるのが嬉しい。さらに、体もリフレッシュされているのがよくわかる。15-8-17

 

マラソンの練習をしていると思われるランナーを随分見かけるようになった。ハルカヤマへ行くときに通 る新川通りは北海道マラソンのコースに入っているのでとくに多い。マラソンの人達はランニングウエアでしっかり決めているのですぐわかる。きっと、今月末の本番に向けての足慣らしと調整とコースの確認をしているのだろう。この時期にはどの程度の走りをしたらいいのか迷うに違いない。15-8-16

 

夏の終りは近い。今夜はもうあのかわいらしい子供盆踊りの唄は聞こえてこなかった。最近は温暖化の影響でお盆のあとも暑い日があったりするが、これから1週間の天気予報を見ても最高気温は27℃止まりになっている。ハルカヤマでは蝉が耳をつんざくばかりに賑やかに鳴いていたし、南幌の朝や夕方にはひんやりする冷たい風が吹いていた。去り行く夏に間に合わせようと焦って麦茶を飲む。15-8-15

 

遮断機が下りてカンカンカンと音を鳴らしながら警報機が赤の点滅を繰り返している。夜なのでまぶしいほどの輝きだ。そこは江別 駅すぐ横の踏切。時刻は8時半。間もなく、駅を出発した札幌行きの列車が目の前を通 り過ぎて行く。1両目、2両目、3両目と通過したが誰も乗ってない。回送車かと思ったら4両目にひとりいた。5両目もカラで乗客はひとりだけ。まるでローカル線を見てるよう。15-8-14

 

ペンキ塗りを終えたパーツを車に積みハルカヤマへ。お盆休みのせいか昼時なのにハルカヤマ手前の銭箱で渋滞に入る。長いあいだ体験していなかったので、せいぜい15分ほどの渋滞、そんなのは渋滞のうちに入らないと言われそうだが長く感じられたと同時に懐かしくもあった。ある信号を抜けるといつもと変わらぬ 流れになっていた。一気に進入すると渋滞を引き起こす魔の信号はあるものだ。15-8-13

 

夏の麦茶にはちゃんとした理由があった。長い間につくられた習慣とはそんなものだ。暑いときの水分補給は大事だが、カフェインの含んでいる紅茶や緑茶などには利尿作用があって体内にとどまりずらいので、ノンカフェインの麦茶や焙じ茶の方がいいという。もちろん水もいいが冷たい麦茶には風情がある。とは言いながら緑茶ばかりを飲んでいたので、夏の終る前に麦茶も飲んでおかなくては。15-8-12

 

3日前に左手の中指に刺さったベニヤの棘がようやく取れた。刺さったときに抜こうとしても飛び出ている部分がなくてできなかった。経験上、これは待つしかないとあきらめる。体に残った異物は時間を掛けて吐き出そうとしてくれる。そして、頭が出たところでそこを針で逆立てピンセットで引き抜いた。これは何度もやっているので手慣れたもの。ちょっと快感。棘がなくなり気分もすっきり。15-8-11

 

体育館での卓球を断念して自宅で『ハルカヤマ』の作品制作をする。南幌のアトリエから運び込んだパーツの穴開けとペンキ塗り。進行予定より遅れ気味なので残念ながら卓球を楽しんでいる余裕はないと判断したのは正しくて、これらの作業も計画した時間をオーバーした。計画が甘いといえばそれまでだが、気になる箇所を見つけるとどうしても時間を掛けてしまう。あと2週間あまりの闘いだ。15-8-10

 

一昨日のアトリエでの夕方には涼しいというより冷たい風が吹いていて真夏からいきなり秋に突入かと身構えるほどだった。買って来た弁当を食べるときには冷たいお茶を沸かして飲んだ。寝るときはタオルケットに薄い夏布団を掛けてちょうどいいくらいで、もう真夏の夜ではなかった。暑いのは辛いが涼しくなり寒くなってくると暑さが恋しくなるもの。もうしばらく夏がいてくれるといいのだが。15-8-9

 

南幌のアトリエに泊まり込みで制作するときには、その近くのスーパーで食料を買う。そこで、いつものスーパーとの差に驚くのが野菜の値段。レタスもきゅうりも大きくて新鮮でおいしくてそのうえ安いのだ。レタスは1個分のような半切りで50円だったし、きゅうりは1本で普段の2本分はありそうだった。なにしろ見た目のみずみずしさがまるで違う。生産地と消費地の違いがはっきり見えた。15-8-8

 

おもしろい展覧会を観た。それは『左官職人 野田啓(啓の正しい字が出てこない)介のしごと展』。床には微妙に大きさや形の違うこてがたくさん並べられていて、壁全面 が土壁に覆われその上に様々な土壁が展示されていた。どれも興味深く、道具を手に取り、壁にさわって職人の技とこだわりを魅了させてもらった。もうひとつ、まだ若い才能豊かな左官職人が故郷の浦河在住というのも嬉しい。15-8-7

 

髭剃りをする度に思うこと。髪の毛は薄くなったり抜けたりして少なくなっていくのに、髭はどうしてそうならないんだろう。毛は大事な部分に生えるというけれど、髭は口を守るためなのか。それにしても髭がいつまでも元気なのには驚かされる。たった一日経っただけでもゾリゾリになる。髭剃りは結構面 倒なので出掛けない日はそのままにしてる。髪の毛と反対になってくれればよかったのに。15-8-6

 

熱中症予防に早めの水分補給が大事とさかんに言われているので、水やお茶などをこまめに飲むようにしている。たくさん飲んでもトイレに行く回数が増えないのはそれだけ汗をかいているからなんだろう。昨晩の飲み会でもビールをたくさん飲んだのにトイレに立つことは一度もなかった。天気予報によれば暑さのピークは過ぎたようだが、蒸し暑い日はまだしばらく続きそうだ。水との関係も続く。15-8-5

 

2階が怖い。今、夜の9時なのに1階の部屋の温度計は27℃になっている。札幌ではめったにない蒸し暑い夜になった。昨晩も暑かったが比べられないほどひどい。こんな夜が続く地域ではクーラーなしの生活が無理だとよくわかる。30℃を超えているところで寝入るのは大変だろう。今日も扇風機の助けを借りながらの寝床になるのはまちがいないがどうなることやら。明日はもっと暑いらしい。15-8-4

 

車のクーラーは一切使ってない。窓を開けて走ればなんとかなるをずっと貫いてきた。停まっているときは辛いが暑い日の外にいると思えばいい。そもそも、停まっている時間は短いから少しの我慢で済む。そんなに真夏日のない北海道だからできるのだろうが覚悟と慣れも大きい。どんな場合もそうだけど、一旦快適で楽な状態を体験してしまえば戻るのは難しい。今回も冷たいコーヒーがホットに。15-8-3

 

両親のお墓の草取り。去年の秋に歩いた富良野、狩勝峠経由の道を車で芽室に向う。時間を掛けて頑張って歩いた分、そこかしこでそのときのことが鮮明に甦る。草取りは1時から3時までの2時間たっぷりやってきれいにした。最後には玉 砂利を手でならして出来上がり。ここに来て草取りをする度に、実家の庭の草取りのために通 ってた頃を懐かしく思いだす。今も同じに喜んでくれてる気がする。15-8-2

 

7月もあれよあれよという間に過ぎてしまった。それでも『ハルカヤマ』の作品制作にかなり頑張ったという印象はある。しかし、まだまだやり足りないだけに満足とはいかない。そうはいっても発表まで1ヶ月を切ってしまったから、これからはその期間内でできる内容を意識して作らねばならない。冷静に判断すると最初の計画は縮小せざるをえないようだ。残念だがコンパクトに充実を目指そう。15-8-1

 

 

 

 



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NAKAHASHI OSAMU

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