ある日のひとこと

 

 

=そのときどきの、思いついたこと、感じたことを書き留めてます=

 


 

確定申告書を手に税務署へ歩いて向う。昨日のような暖かさはないが雪解けでグチャグチャのところがあれば水溜りもある。それでいてツルツルに凍っている場所もあって怖い思いもした。雪解けが進むと何となく気も緩んでしまうから滑って転ばぬ よう気を付けねばならない。申告書の提出はいつものように物足りないほどあっけなく済む。これでまた解放感に浸れそうだ。同じ道を軽やかに帰る。14-2-28

 

スッキリ、さっぱりの一日。2ヶ月に一度の床屋と3ヶ月に一度の歯のクリーニングが同じ日になった。それぞれのそのペースができ始めて5年くらいになるけれど、同じ日になったのは初めての気がする。全然大したことではないが日食か月食のような巡り合わせ。とにかく、頭は軽く風通 しがよくなり歯は滑らかで爽やかになった。それにスッキリのおまけが付いて夜には確定申告書の作成終了。14-2-27

 

週に一度、昼食のために入ることの多い定食屋で、客のそれぞれの座る場所の選び方を見ているとその人の性格や社会性がわかるようでおもしろい。ひとりなのに2人用ではなく4人用テーブル席に座りたがり探し回る人がいれば、脇目もふらず個人客向きの大人数用テーブルに座る人がいる。僕はまったく迷いなく後のタイプ。混合う時間帯に4人用に座ったりしたらかえって落ち着かないから嫌。14-2-26

 

毎年2月恒例の確定申告書の作成は領収書とレシートの分類から始まる。その前にヤル気があるけどこれはいろんなときに当てはまるので省略。レシートの束を見るとその時点でどんな素材をより多く求めていたのかがわかる。画材屋のは少なくてほとんどがホームセンターになっている。次にはそれぞれの合算をしてまとめ書きをしていく。それを用紙に書き込み税務署に持参して一件落着となる。14-2-25

 

2月はやっぱり早い。今週末には3月に入っているなんて信じられない。もちろん28日までしかないことも大きな要因だけど素描展後はのんびり過ごした日が多く何かに向けて懸命になる時間がほとんどなかったせいもあると思う。おかげで冬期オリンピックには随分楽しませてもらった。能動的な時間と受動的な時間では記憶へのとどまり方に違いがあるような気がする。今年は早くなるのかも。14-2-24

 

日中の気温がプラスになる日が増えてきた。春の気配を感じさせてくれるのは嬉しいが屋根から落ちてくる雪というより氷の塊に驚かされる。ザザーという短い音の直後にドドーンという地鳴りと共に落下してくる。ただ落ちてくれるだけならいいんだけど、その勢いで窓ガラスが割れるのではないかと心配になるほどの激しさ。その危険を避けるための軒下の除雪はこれからも何度か必要のよう。14-2-23

 

旅の予定は10月末なのでまだまだ先のことだけど、少しでもその気分を味わいたくて奈良の旅情報誌を買った。それを見ていると行きたい気持が増々高まってくる。今年はのんびりしたい旅なのにあんまりたくさんの情報を仕入れ過ぎるとあそこもここも行きたいになってしまうのが心配。どうしても『せっかく行くのだからできるだけ回りたい』という欲求が湧いてくる。何とか厳選しなくては。14-2-22

 

友人のやっているおじさんバンドの『ほろ酔いライブ』に出掛ける。夕方6時開場、8時開演だけれど3時には顔を出しリハーサルを聴いたり準備の手伝いをする。その友人とは中学1年からのつきあいで高校のときには彼が結成したエレキバンドのロゴを作ったりマネージャーをしたりもした。それから半世紀以上のときが流れてまたチケットのデザインをしたり若々しい演奏を聴けるのが嬉しい。14-2-21

 

危ういところでセーフ。スーパーで食料品を入れたカゴを持ってレジの長い列に並び、ようやくあとひとりになろうとしたとき、大事な荷物の置き忘れに気付いた。幸い置いた場所はすぐに浮かんだ。『そうだ、玉 葱売り場だ』と。浮かばなければもっと焦ったはず。しばらく待ったのだからレジを済ませてから取りに向う。それはしっかり待っていてくれた。レジの時点で気付いて本当によかった。14-2-20

 

これからの卓球は『うまくなりたい』でなく『強くなりたい』でいこうと思う。今までは練習のラリーはうまくできても試合になると急に手が縮こまりぎこちない打ち方になっていた。きれいに返そうという意識が強過ぎて思いきりの悪さにつながっていた。そのうえ変化に対応する力が欠けているで変則型にめっぽう弱い。そこを乗り越え『うまいけど弱い』より『へただけど強い』を目指したい。14-2-19

 

あるテレビ局の番組内で詐欺撲滅キャンペーンをやっている。良心に付け込んだ詐欺は被害者に同情するが、同情できないのがギャンブル必勝法詐欺なるもの。そんな怪しい儲け話を信じたところからすでにギャンブルは始まっていて、本人の意思でお金を支払いそれに賭けたわけだから騙されたわけではない。もともとギャンブルとは少ない当りとたくさんのはずれで成り立つ。ただはずれただけ。14-2-18

 

朝から強い風と吹雪のなか車で家を出て、隣町の知人宅の雪かきの手伝いに出掛ける。ホワイトアウトが怖いのでいつもとは違う市街地を走るルートを選んだ。無事到着して雪かきを済ます。夜になった帰りも行きと同じルートを走る。これは大正解でその道でさえ猛吹雪の場所があった。そして、家に戻ると駐車するところにはきれいなラインの雪山が待っていた。ここでも吹雪の力を見せられる。14-2-17

 

久し振りの小説を読み終え、夕方前の散歩に向ったのは昨日車から見て知った失われつつある空き地。ハルカヤマの作品を守れなかった悔いもあってか、そこからの手稲山系の眺望をしっかり心にとどめておきたい気持になっていた。雪降るなか辿り着き、眺めようとした山並は吹雪に覆い隠されてその姿を見せてはくれなかった。山並も消えたかのような光景にがっかり。また早めに行かなくては。14-2-16

 

あるはずのものがなく、ないはずのものがあると戸惑い違和感を抱く。ハルカヤマでのショックの帰り道、大きな空き地だった一角に住宅が立ち並びコンビニまでもがあってその変わり様に驚いた。そこは手稲の山並を一望できる大好きな場所だったのに残りの空き地もどんどん埋め尽くされていきそうだ。作品を失った悲しみと新たな出現で雄大な景色が見られなくなる寂しさが重なってしまった。14-2-15

 

繰り返してしまった残念な事実。昨年の11月末以来のハルカヤマを訪れる。山の入口でカンジキを履き、深い雪を踏みしめて作品へと向う。久し振りの再会に胸は高鳴っていた。しかし、白い雪の上に顔を出しているはずの赤い作品が見当たらない・・・。高さが180Bだから埋もれることはあり得ない。そこで悲しい事実を受け入れた。昨年の反省と教訓を忘れて油断していたのが悔やまれる。14-2-14

 

冬期オリンピックと言えば忘れられないのが札幌オリンピック。それは大学卒業の翌年に開催され、その半年前からは札幌市オリンピック局嘱託デザイナーとして本庁舎で仕事をしていた。市の発行するパンフレットやリーフレット、スタンプ、カードなどのデザインが主な仕事で、まだ半年の経験しかないのに身に余る肩書きと大役ではあったが、やりがいのある貴重な体験をさせてもらえたとき。14-2-13

 

女子ジャンプの高梨選手は4位だった。試合後のインタビューを見て、過度の期待をした自分にちょっと恥ずかしさを感じた。金メダルの獲得を当り前のように受け止めていた多くの人達から受ける重圧は想像を絶するものだったのだろう。そのせいもあって17歳の高梨選手に辛い思いをさせてしまった気もする。それに対して名前も知らなかった10代のふたりが銀メダルと銅メダルを手にした。14-2-12

 

少し前の新聞に『2045年問題』というのが載っていた。それは、この年にコンピューターの能力が人間を超えるかもしれないという学者の発言だった。この分野の発展速度を考えるともっと早まるのではとも思えてしまう。あのでかかったパソコンが今は手の平に乗っているわけだから。確かに超える能力はいくつも出てくるだろう。でも心配はいらない、人を愛する能力は決して超えられない。14-2-11

 

真冬日の寒い日が続いていたが久し振りに雪も解ける暖かい日差しに一息つく。まだまだ寒い雪の季節は続くけれど、あと1ヶ月辛抱すれば厳しい真冬から抜け出せると思うと少しは気も楽になる。雪かきに対する熱意と頑張り度は年々下がってきているので、なおさら春が待ち遠しい。そうは言っても一旦雪かきをやり始めると2時間は平気でやってしまう。しつこくやり続ける性格は変わらない。14-2-10

 

ロシアでのソチ冬期オリンピックが始まった。様々な競技の日本選手への期待も高まり、しばらくはその熱気に包まれそうだ。楽しみなのは何と言っても高梨選手の女子ジャンプ。他にもフィギアやカーリングも楽しみにしている。そんななか東京都知事選では原発の即時廃止を訴えていた候補が残念ながら敗れてしまった。ソチに熱狂し東京オリンピックに浮かれている間に怖いものが更に進みそう。14-2-9

 

NHK経営委員の女性の発言で聞き捨てならないものがいくつもあるが、そのうちのひとつが『女は家にいるべき』というもの。時代の逆行も甚だしい。これから増々女性の社会進出が求められていくというのに一体どんな未来像を描いているのだろう。まるで明治か大正の感覚の持ち主のよう。それでいて当人は外で仕事をして子供を育てたらしい。まずは自ら範を示してすぐにでも家に籠ってほしい。14-2-8

 

何かを判断し選択し決定するときにはその人の価値観が大きく影響する。その価値観を裏付ける重要な要素として信条があり思想がある。あらゆる物事の解釈にも当然関わりを持つ。その中味の差と違いはあれ誰しもが持っているもの。問題はその構成員の偏りにある。ここまできたら、そういう思想、信条の人だからこそ選んだのだと素直に認めたほうがスッキリする。NHKはその方向で行くのだと。14-2-7

 

先日、『NHKの会長を選んだ経営委員会に呆れる』と書いたがそれは誤りだった。実はまったく同質の人達ばかりのようで選出は当然の成り行きだったのだ。経営委員が何を発言しようが「個人的な思想、信条は問わない」と関係者は弁明しているが、それならばその人達が心底嫌っている思想の人達が仲間入りしても構わないわけだ。到底そんなことは思ってはいない。一方に偏っているのは明らか。14-2-6

 

さっぽろ雪まつりが開幕。このときは札幌が国内外の観光客でもっとも賑わうときかもしれない。会場でない場所でもいろんな国の言葉が飛び交っている。足を運ぶ予定はないがせっかく訪ねてきてくれた人達に楽しんでもらうため好天に恵まれてほしい。でも、南国の人達にとっては降る雪も楽しみのうちだから適当に変化のある天候が一番いいわけだ。吹雪の体験も貴重な思い出になるに違いない。14-2-5

 

2月に入りすでに4日になった。なぜか気分的に1月よりずっと早く日にちが過ぎていく。それでなくても3日も少ない月なのにこのままどんどん減ってしまうのだろうか。早く雪が解けて暖かい春になってほしいという気持のほうが断然強いが、いつの間にか過ぎ去るのも寂しいもの。それならば家にいる時間の多くなるこの時期だからこその過ごし方があるはず。ゆっくり読書なんかもしてみたい。14-2-4

 

月曜日は卓球の日。実際に卓球をするのは12時50分くらいからなんだけど体育館へは11時頃に行っている。それは卓球台の確保のためで望む場所を取るには早い順番に並ぶ必要がある。その時間帯だと大体5番以内なのでまちがいない。しかし、そこでじっとしているわけでなく近くのテーブルで漢字の書き取りをしている。そうすると2時間もあっという間に過ぎてしまう。それも大切な時間。14-2-3

 

『素描6人展』が終了。1月25日から8日間開かれていたグループ展が終った。顔を出さなかったというか出せなかった日は1日だけで在廊する時間の差はあっても極力行くようにしたおかげで随分多くの人達と会い作品についての話もできて満足している。一番の収穫は素描を発表する機会を与えられたおかげで絵画への意欲が甦ってきたことだろう。今年はその世界に静かに浸り深めていきたい。14-2-2

 

NHKの会長は陳謝で済む問題ではない。いくら「個人的な意見だ」と言い訳したところで就任会見で述べた本音の部分は何ひとつ変わりはしない。会長として言うべきでなかったのでなく会長としての適格性が問われるべき。「私の個人的な意見を放送に反映することはない」というなら自ら仕事をする能力はないと言っているに等しい。これほど偏った考えの持ち主を選出する経営委員会にも呆れる。14-2-1

 

 

 

 



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NAKAHASHI OSAMU

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