ある日のひとこと

 

 

=そのときどきの、思いついたこと、感じたことを書き留めてます=

 


 

7月も最後の日になり明日はいよいよ個展開催の月に入る。まだずっと先のことと考えていたはずなのに1ヶ月を切ると急に間近に迫った気分になる。月を基準に考えていた計画が週になり、最後の週はあと何日に移り変わる。準備万端のはずでも心せわしくなってしまうのはいつもより大掛かりな発表のためと『ハルカヤマ』が重なっているからだろう。どちらも納得したいからもうひと頑張りだ。13-7-31

 

いろいろな仕事を手掛けた一日。『ハルカヤマ』の作品に使う布の端を両面 テープで留めてアイロンをかける。いくつかの運送会社に電話して搬入搬出の車の見積もりをお願いする。案内状に休館日を追加プリントして開催する美術館に届け以前のを回収。個展のポスターの試作に入る。メールソフトのパスワード変更のためサポートに電話。少し待たされたが無事完了。それなりに前に進んだ一日。13-7-30

 

大変なミスに気付かされる。昨日、今度の個展の案内状を渡した人から「休みの日はないの?」と聞かれて、ドッキリした。自分が不在の日と時間は書いているのにもっと大事な休館日を書き忘れていたのだ。こうなったらギャラリーに置いた案内状を持っていったり手渡しした人が休館日に行かないことを祈るしかない。急いでギャラリーから回収して追記。郵送はまだだったのがせめてもの救い。13-7-29

 

年に一度のお墓の草取りに行く。曇り空の朝7時半に車で家を出て、11時過ぎに芽室のお墓に到着。高速道路使用は無料だったときの1回のみで今回も国道を走る。高速を使う人が多いのか比較的空いていてスムーズに流れていた。往復で7時間以上の運転になり、草取りの日というより年に一度の長距離ドライブの日とも言えそうだ。半分は楽しく半分は車を降りてホッとするといったところか。13-7-28

 

「すごいよね」。これは公共的な空間に3ヶ月間展示していた作品の搬出作業をしていたとき小学1年生くらいの女の子が口にした言葉。すぐに「どうもありがとう。作った甲斐があったよ」とその子とお母さんに向けて返事をした。最後の最後にこんな嬉しい言葉をもらえるとは思ってもいなかったので心地よい搬出になってくれた。子供の純粋な反応を知っただけでも貴重な発表だった気がする。13-7-27

 

脱出できたと思ったのはぬか喜びだった。やっぱりと言うべきか、その後にちゃんと落とし穴が待っていた。第二段階のメールソフトのパスワードの変更が完了できない。どうしたわけかパスワードの件で一度でうまくいったためしがない。サポートに電話すると「大変混合っているので後ほどおかけ直しください」と言われる。とうとう解決できないまま一日が過ぎてしまった。パスワードはイヤ。13-7-26

 

パソコンメールの「ID」と「暗号化されたパスワード」が外部へ流失した可能性があるので悪用防止のためパスワードを変更してほしいというお願いがプロバイダから届いた。このパスワードというのには何度も泣かされていてトラウマのようになっている。案の定、今までのをゆっくり確認しながら入力したのに受け付けてくれない。それでもめげずに頑張り何とか迷宮から脱出できてホッとする。13-7-25

 

テレビのプロ野球中継(もちろん日ハム戦)を観ていて嫌な気分にさせられる映像があった。それは、栗山監督の横に座っている多分スコアラーだと思う人がかなり激しく口を動かしガムを噛んでいるのだ。出場している選手が噛むのならあまりしてほしくはないがわからないでもない。しかし、スコアラーがどうしてガムを噛む必要があるというのだ。何だか真剣に仕事をしていない感じに見える。13-7-24

 

個展と『ハルカヤマ』の準備は順調に進んでいるはずなのに朝方に見る夢のなかで焦ってしまう状況が度々出てくるのは心の底では追い掛けられているのだろうか。乗りたい飛行機の出発時刻が迫っているのになかなか空港に着けなかったり、持っていたはずの荷物がなくなっていたり、急いで走ろうとしてもゆっくりしか歩けなかったりととにかくうまくいかないことが多くて夢でも疲れてしまう。13-7-23

 

漆かぶれが完治しない。治ったと思ったらまた違うところからプツプツが出てくる。もしかしたらハルカヤマに行く度にもらってくるのだろうか。今のは第3段の感じがする。やはり1段目が一番ひどくて範囲も広くプツプツも大きかった。2段目は場所も狭まり若干小さめに。そして3段目は限られた場所になってプツプツもかなり小さい。第4段はなしにしてもらってここらで終りにしてほしい。13-7-22

 

暑さに負けて先送り。3日前には朝早くに投票に行くつもりと書いたのに朝から強い太陽が照っているので午後の出掛けるときにしょうと決めた。でも、出掛ける時間が遅くなり用事を済ませた後に変更。4時に帰宅したが西日に向って歩くのが嫌になりさらに遅らすことに。夕食後に家を出たのは7時少し前。すでに太陽は傾いて暑さも気にならない。無理して頑張らずによかったとしみじみ思う。13-7-21

 

随分昔に買ってその後まったく使わずにいた材料や道具の出番が回ってくるときは本当に嬉しい。今回の昔は20年以上前の気がする。それは鳩目とそれを固定する道具と丸い穴を空ける道具。鳩目とは靴ヒモを通 す丸い穴に取り付けてある金具。布をヒモに吊るすときの穴を補強するためにそれらを使った。そのおかげで作業はあっさり済んで出来上がりも完璧。寝ていたものが大活躍してくれた。13-7-20

 

『ハルカヤマ』に展示する作品のために白い布を買う。昨日、決めていた店で布を買う前に「どこか安い店知ってる?」と知人に聞くと家のすぐ近くにいい店があると教えてくれた。話を聞いただけでこっちのほうが安いに違いないと思った。それは見事に当っていて同じ布がメーターで100円以上も安くて驚く。かなりたくさん買わねばならないのでこの差は大きい。やっぱり聞いてみるものだ。13-7-19

 

参議院議員選挙が3日後に迫っているというのにまったく高揚感が湧いてこない。政治への関心は大いにあっても、選挙によってより良い方へ進む気配がなさ過ぎるのが寂しい。選挙前の世論調査や期日前投票の出口調査によれば大勢はすでに決まっているようだ。やる前からわかるのもおかしなことだが、これが結構当るからそんな気になってしまう。そうは言っても、朝早くに投票に行くつもり。13-7-18

 

昔と明らかに違うのは気温。今月に入ってからの2週間に渡って25℃を超える夏日が続いているが、これは60何年ぶりの記録らしい。高校卒業まで生まれ育った日高地方は札幌よりずっと寒い所なのでこの暑さ体験も初めてのことになる。今年の冬には記録的な寒さと大雪に見舞われ今度は猛暑がやってきた。温暖化が進むというのは両極端な天候になると言われているがまさにそうなっている。13-7-17

 

他にも子供の頃の記憶で忘れられない夏の思い出はいくつもある。そのひとつが夕立。晴れていた空に急に黒い雲が現れ、いきなり大粒の雨を降らせる。その境界線ははっきりしていて、遠くから迫ってくるのがわかると走って逃げた。激しい雨だけど長い時間降ることはないので、たとえびしょ濡れになってもその後の太陽が乾かしてくれた。今では夕立という風情はなくゲリラ豪雨という恐怖に。13-7-16

 

入道雲がニョキニョキ。すっかり真夏だ。入道雲を見るとなぜか子供の頃を思い出す。緑いっぱいの山から飛び出た白い雲の塊は真っ青な空にどんどん伸びて広がる。その色彩 のコントラストと膨れ上がる力強さが好きだった。そして、それは真上にあって触れることができるような気がするほど近くにあった。でも、今見る入道雲は建物の上に現れ、迫力もいまいち乏しく遠くにあるように感じる。13-7-15

 

朝5時前に目を覚ます。いつもの目覚めより2時間近くも早いが『ハルカヤマへ行け』との指令と受け止め朝食後5時半には家を出る。今日も晴れの予報なので暑くなる前に作業をしたくて急いで出発した。すでに地を這う陽は差している。6時には今回の発表の場の笹刈りを始める。笹が刈り取られ、場が開かれていくに従いおぼろげだった作品のイメージが次第に鮮明になっていく。見えてきた。13-7-14

 

ヘイトスピーチとは特定の人や集団、人種に対して残虐な言葉で罵ることらしい。まだ出くわしたことはないが、そのような主張をするデモ行進もあるようだ。自分の考えを主張をするの大事なことだと思うが、そこまで言わざるえないのは自らが追い詰められている証しのような気がする。自分とは異なる人達を必要以上に攻撃し、いたずらに敵対心を煽る行為はその立場が逆転する可能性がある。13-7-13

 

ある場所で「腰の痛みが完全には取れていない」と話したら「もう、若くはない歳なんだから」と言われてしまった。たしかにそれは当っていて、とにかく治りが遅くなっている。年齢を実感させられるのはこんなときかもしれない。日常生活にはほとんど支障はないが深く屈んだりトイレで力んだときなどに張りを感じる。漆の治りにも随分時間を要したわけでそこらはしっかり受け止めておこう。13-7-12

 

『高齢者は肉を食べよう』。新聞の特集にこんな見出しがあった。そして、粗食は逆効果 とも言っている。しかし、『粗食のすすめ』という文庫本が売れているのも事実。あえて異なる意見を取り上げている特集だが関心もありおもしろい。老化とは体から水と脂肪とタンパク質が抜け骨と筋肉が弱ることで、新型の栄養失調でもあると説明。これは説得力がある。適度にいろいろ食べればいいようだ。13-7-11

 

半年に一度の運試しの抽選日がまたやってきた。市民ホールの部屋を借りるためにはまず希望者の予約順を決める番号札の抽選から始まる。これがとても肝心で、この順番が若いほど部屋を確保できる確率が高くなるから抽選箱に手を入れるときはとても緊張する。今回も最初に触れた札を取り出す。45番だ。81人中の45番だから良しとした。幸い予約は無事終了して肩の荷が降りホッとする。13-7-10

 

自分の家の玄関前でエアーゴルフスィングをするおじさん。今はゴルフ人気も落ちているようだが、かつては大人のステータスのように流行った時期があった。それにしても、ゴルフをやる人はどうして人前でエアースィングをするのだろう。「私はゴルフをしてますよ」と伝えたいのだろうか。野球の人は見かけないしテニスもバドミントンも卓球もない。ゴルフにはちょっと自慢気な匂いがする。13-7-9

 

今日は初西瓜。気温は33℃にもはね上がり真夏日に。そんななか、月曜の午後恒例の体育館での卓球を楽しんだ。しかし、自然の風頼みの体育館だからその暑さも半端じゃない。滝のように汗は流れタオルもビショビショになってしまう。こまめに水分補給はするがすぐに体外へ。終ってからもかなりの水を飲んでも体はまだ欲しがっていた。そこで、スーパーの西瓜に迷わず手が伸びたというわけ。13-7-8

 

ついにライトボックスの点灯式。ただコンセントにプラグを差し込むだけなんだけど無事点灯するだろうかという不安とまるで儀式のような緊張感が漂う。電気には不慣れなことと知識も乏しいから配線だけでも必要以上に心配になる。初めてのLED蛍光灯と店員に教えてもらった備品を買い配線の仕方も嫌がられるほどしつこく質問した。そして、無事美しく輝いてくれた。心も一気に晴れ晴れと。13-7-7

 

もう少しというところで落とし穴が待っていた。幅3ミリ長さ90センチの部分の高さが1ミリ足りない。次の工程に進むためには高さを揃える必要がある。何とかせねばならない。ベニヤが合板とはいえ1ミリに剥いでいくのは難しい。他にも試みたが無理とわかり救いを求めてホームセンターへ。すると、1ミリ×8センチ×60センチのバルサ−材があったのだ。うまく這い上がれてホッとする。13-7-6

 

今日は朝からライトボックス作りに専念。6時に起きて朝食と新聞の後、7時から制作開始。やっぱり午前中の仕事が一番はかどる。ずっと立ったままだけどまったく問題なし。昼食後も続けて3時に珈琲タイム。かなり形ができてきてそれを眺めながらの珈琲がうまい。夕食前まで頑張りあと一息のところまでこぎつける。でもこれはボックスの段階で、次には肝心のライトの取り付けが待っている。13-7-5

 

定食屋の50円の値上げ。街での仕事のとき、昼食時にときどき顔を出す定食屋がある。500円の小銭を握りしめて店に入り金を払おうとしたら550円の但し書きが目に飛び込んできた。1ヶ月前に値上げしたという。ここにも来たかという感じ。これからも食品の値上げは続きそうだから更なる値上げもあり得る。以前より客の数がかなり減っていたのはそのせいだろう。50円の違いは大きい。13-7-4

 

半袖にしようかそれとも長袖にしようか。出掛ける間際にどっちにしようかと迷ってしまった。予想気温では23℃になっているので迷わず半袖でいいはずだけど、外は曇り空で風も強くて涼しそうにも見えるし・・・。結局、半袖を選んだ。歩き始めは長袖がよかったかなと思ったが地下鉄駅に着く頃には半袖でよかったと納得。その後も半袖の選択が正解と出てくれた。これを誤ると辛い目に遭う。13-7-3

 

ハルカヤマでの溝掘りは自分の作品ではなく運営委員会の仕事としてやったもので配水管を埋めるための溝だった。だから最初は義務的な気持で作業をしていたが進めていくうちに気分は次第に制作モードに入り始めていた。そうなると早く完成させたいという気持に楽しさも加わわって頑張り過ぎてしまった。年齢を重ねると痛みが出るもの遅くなるようで一週間後にそのしわ寄せがやってくるとは。13-7-2

 

腰が痛い。とくに椅子から立ち上がろうとしたときに痛くなる。昨日が最悪だった。原因ははっきりしている。先週の日曜日23日に朝の7時から昼の1時までハルカヤマで溝掘りを頑張ったせいだ。大小の石まみれの固い地面 を幅40B、深さ70B、長さ5mほどを一人で掘った。ツルハシで土石を砕きスコップでかき出す作業を黙々と続けたのだ。あれだけやれば腰が痛くなってもおかしくない。13-7-1

 

 

 



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NAKAHASHI OSAMU

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