ある日のひとこと

 

 

=そのときどきの、思いついたこと、感じたことを書き留めてます=

 


 

普段と同じように昨夜は11時半頃に寝たのに5時に目を覚まし『そうだ、ハルカヤマへ行こう』と思い立つ。この前は午後から夕方に掛けてだったが予想外に暑くて虫も多かったので朝方を試してみたかった。6時過ぎには到着して地中階段を覆った土を運び出す。快晴だけどまだ涼しく虫も少なくて仕事がはかどる。でも、それも8時くらいまでだった。この次はもっと早く起きて行かなくては。13-5-31

 

春と秋がない。ずっと春とは思えない寒い日が続いていたのに、急に気温が上昇。春うららかな過ごしやすい陽気がないまま一気に夏に突入したみたいな暑さがやってきた。どうしてこうも急変するのだろうか。たしか、去年の春もそうだったし秋もなかった気がする。温暖化のひとつの特徴として両極端な天候になる傾向があると聞いたことがあるが、まさにそのようだ。穏やかな春と秋が恋しい。13-5-30

 

懐かしい作品が18年振りに我家に帰って来た。8月末の個展は集大成ではないがここ7年程の作品から選んで展示する予定でいる。それを計画したときから、立体へ移るきっかけになった1995年制作の作品も並べたいと思い、所蔵者に貸してもらえるようお願いしていた。すると、「充分楽しませてもらったから、もう戻さなくていいよ」との有難い言葉が返ってきた。18年が一気に埋まる。13-5-29

 

散歩を兼ねて片道20分ほどの100円ショップに向う。100ショップで目的のカットバンを手にしてから新商品か何か欲しいものがあるかもと店内を物色しているとき『そうだ、買いたいものがあったはず』と気付く。しかし、それが何かは浮かばない。そこで今度はそのために回ることに。一周する前に園芸コーナーを見て思い出した。シャベルだ。こんなとき、思い出せないと気分は滅入る。13-5-28

 

今年の秋、『ハルカヤマ』が復活する。連休のときに参加作家の希望する場所を決める日があり、しっかり出席して地中階段の奥の場所を確保した。希望が重なった場合は調整になるのですんなり決まってホッとする。離れた場所も考えたが階段の修復、管理と新作の制作の便利さから繋がったところを選んだ。自分の世界を広げて深める利点もある。個展とも会期が重なり、忙しい年になりそうだ。13-5-27

 

『ハルカヤマ』へ行き地中階段の土砂を取り除く作業をする。今年も階段横の土が崩れ階段を覆うように積もっていた。昨年よりは少ないしある程度想定していた範囲内だったのでショックはなかった。6月に入ると虫が多くなるのが心配で早めにしたつもりがすでに蚊の攻撃は始まっていた。だから、蚊取り線香をふたつ焚きながら土を運び出す。まもなく汗が吹き出てくる。いよいよ本格始動だ。13-5-26

 

高校の同期会の案内が届く。すでに3回目だというがこちらにはまだ一度も出席していない。クラス会とは違ってより大勢の同学年が集まるのだろうがそれだけ覚えていない人もたくさんいるわけだ。懐かしさがないわけではないが中学時代に比べるとその思いは薄れるし、開催場所が定山渓というのも二の足を踏む。それよりも、開催日が個展の搬出日のため出席は不可能で迷うことさえできない。13-5-25

 

友人との楽しい飲み会の帰り道、ふと夜空を見上げると真ん丸の月が煌々と輝いていた。思わず『満月だ』と心で呟きタイミングの良さに驚き感謝する。夜空には雲ひとつなく月だけなのでなおさら存在感を増す。何度も月を仰ぎその輝きをしっかり受け止めながら歩いた。夜に歩く機会は少ないし、ずっと曇り空ばかりが続いていたので幸運が重なったとしか思えない。次にはいつ出会えることか。13-5-24

 

安春川の水は冬の間は流雪溝を流れ、春から秋までは表の川を流れる。だから、この水は生活の助けになり和ませてくれという働きで一年中大事なものになっている。毎年のことではあるがとくに今年の冬は随分助けられた。そして、これから雪の降る前まで清々しさと潤いを感じさせてくれる。今の場所に引越そうと決断した理由のひとつに安春川の存在もあったが、これは大正解だったと言える。13-5-23

 

ようやく安春川に待ち望んでいた水の流れが復活。川沿いの桜が咲きタンポポも彩 りを添え春の装いを調えたところで川の流れも戻ってきてくれた。直接は関係ないのに土手の緑も一気に増えた感じがするから不思議。川に佇むつがいのカルガモも落ち着ける場を得て嬉しそう。すでに散り始めた桜の花びらが川面 に浮かび 緩やかな流れに乗って流れていく。以前にも書いたようにこの光景が大好き。13-5-22

 

桜が満開になり薄桃色の爽やかな輝きを放つその根元にはタンポポが黄色の花を咲かせていた。こちらは色は綺麗だが繁殖力の強さから嫌われ者にもなっている。もう昔の話だが実家の庭の草取りのときもその排除に苦労させられた。強引に引き抜こうとすると途中で根が切れて生き残ってしまう。そのタンポポの世界でもより強い外来種が幅をきかせているらしいから苦労している人も多いのでは。13-5-21

 

パソコンでバランスアートというのを見た。最初は鳥の羽根を手に持つ枝のような棒にバランスを取って載せることから始まり次第に長い棒へと繋げていく。それを高々と持ち上げ頭の上に載せたあと立たせた棒の先端に移して手から離れる。まるでモビールのようだ。最後に羽根を取るとすべてが崩れるという流れ。動画だからこその息を飲む緊張感が伝わってきた。そして、腕の筋肉の美しさも。13-5-20

 

晴天だったので『ハルカヤマ』へ。本当は連休の間に行こうと思っていたのに天気が悪くその後も曇天と雨ばかりでなかなか行けなかった。赤い作品の修繕が目的なので晴れていないと作業ができない。ようやくそれを済ませてホッとする。ついでに周りの枯れ枝と落ち葉を取り除ききれいにしてあげる。海側の作品がないので見晴しはいいがやっぱり寂しい。復活させるかどうかはまだ迷っている。13-5-19

 

嬉しい買物。卓球をやり始めて1年が過ぎ、それなりに頑張った形が運動靴に出た。取りあえずの気持で買った2千円ほどの靴だったので足先の折れ曲がる部分が破れてしまっていた。履けなくなるのは時間の問題だったので新しい靴を購入した。今度のは5千円の卓球シューズで、履いてみるとすぐに違いがわかった。軽快に動けそうだしうまくなれそうな気がするからその価値は充分ありそうだ。13-5-18

 

急に暖かくなる。この急激な気温差はなんなのだ。昨日までの肌寒い曇天はどこへやら歩くと汗ばむような晴天に。青空の下で色鮮やかな桜を眺めたいという願いを叶えてくれた。待っていたのは桜だけでなく草木も花もそして作物も喜んでいるだろう。そして、この天気がしばらく続いてくれなくては困る。あまりにも遅すぎた日差しだけれど、今までの分を取り戻すためにも存分に浴びなくては。13-5-17

 

つい先日、新聞見出しに『浦河の看護士32人退職』というのを見つけてちょっとショックを受けた。自分の育った町の病院の出来事だと思うとすごく気になる。それもマイナスのことだからなおさらだ。医師だけでなく看護士も地方ではその確保に非常に苦労をしているらしい。我が故郷も例外ではない。こうして一度に病院を去る人が出るというのは町の状況の表れのような気がして寂しくなる。13-5-16

 

春といえばやっぱり桜。いつもの安春川の川沿いの桜もようやくピンクの花を咲かせ始めた。例年に比べると10日以上遅れているらしい。そのせっかくの桜も曇り空と雨の中では美しさも爽やかさも半減してしまう。どうしてここまで曇天と雨ばかりなのかといろいろ心配になり不安にもなる。もっとも深刻なのは農業だろう。一日も早くそして一日でも多く青空のもとでの桜を眺めさせてほしい。13-5-15

 

橋下大阪市長の慰安婦などに関する発言が物議を醸している。それに対して「政党の代表や市長として相応しくない」との意見もあったがそれは筋違い。なぜなら、彼の考えや思想を承知のうえで大阪市民は市長に選び党員は彼の下に群がったわけで外からのそんな主張はおかしい。元々、橋下氏の考えとは相容れないものが強くあったから今回の発言にも驚きはしない。最初からわかっていたはず。13-5-14

 

ホームセンターが大賑わい。大きな駐車場が満杯で普段は使われていない予備の所も満杯に近い状態で、もちろん店内も人で溢れていた。春を感じさせるのはこんな光景にもあるようだ。今まで大雪で閉ざされていた大地がようやく顔を出し、そこで思いっきり動き回りたいという欲求が爆発しているようにも見える。しかし、塩ビの棚辺りは園芸や雑貨などのコーナーの賑わいが嘘のような静けさ。13-5-13

 

ときどき、作品を観た人から「これは自分で作っているんですか」と質問されることがある。今回の展示のときも30代と思しき男性からそれを受けた。良く解釈すればきれいに精巧にできているとほめられているのだろうが「頼むお金がないから自分で作ってます」そして「これが楽しくてやっているんですから、一番おいしいところを他人に渡せませんよ」と応えている。とにかく作るのが好き。13-5-12

 

今日、2年振りに会った友人に「痩せたよね」と言われた。実際に2年前と比べると2〜3Lほど減っている。そのくらい減ると見た目にもわかるようだ。きっと去年の春から始めた卓球のおかげだと思うと応えたが多分そうだろう。運動量 だけでなく汗の量も半端じゃないから新陳代謝にも大いに役立っているはず。それも楽しくてしょうがないわけだから去年の春に卓球を始めて本当によかった。13-5-11

 

2年に一度の車検は金銭的につらいけど多少の効用もあるからしかたがないにしても、毎年の自動車税37,900円はきつい。製造年の古い車に入るため2,000円ほどプラスされているのも納得できない。長く大事に優しく乗っているんだから褒めてほしいところなのに。でも、それでは消費に繋がらず経済的貢献をしていないから税金で取ってやろうというわけか。早く忘れたいから即支払う。13-5-10

 

中心街でも大きなビルの建設現場をときどき見かけるが、ときには親切にも高いフェンスの所々に覗き窓を付けてくれてる場合もある。これがあると狭い隙間から覗くのと違って落ち着いてゆっくり眺められるから有難い。これは施主の意向なんだろうか、それとも建設会社の考えなんだろうか?どっちにしても優しい配慮に変わりはない。見えない高いフェンスの向こう側が気になるのは自然の心理。13-5-9

 

昨日と同じ道を歩いていてある角を曲ったとき『あっ、これだ』と昨日の忘れたネタが蘇ってくれた。とにかく、思い出したおかげで胸のつかえも取れてすっきりする。それは何かというと工事中の建築現場。だから、昨日は=工事中の建築現場を見るのが好き=との書き出しで始めるはずだった。日々、進んでいく過程を見ていくのが楽しい。今、地下鉄駅までの道のりにふたつも現場があって幸せ。13-5-8

 

残念というより悔しいというか、いや、情けないという方が当っているかもしれない。今朝、地下鉄の駅に向う途中に今晩の『ひとこと』に書こうと思うネタがふと頭に浮かんだ。忘れたらこまるからメモしようかとも考えたがそれはないだろうと書き残さなかった。夕方にそのことを思い出したが肝心の内容はまったく出てこない。そして今、夜の10時を過ぎても糸口さえ見えない。あー何なんだ。13-5-7

 

ついに晴れる日のなかった札幌の今年のゴールデンウィークの天気の悪さは何と130振りのことだという。つまり、今生きている人の誰一人体験していない最悪の記録になってしまった。この間の日照時間はたったの4時間だったらしい。たしかに、日差しを浴びた記憶はない。『ハルカヤマ』の作品を修繕する晴れ間も見つけられないうちに終ってしまったが積雪のあった所に比べればまだましか。13-5-6

 

今年はめずらしく春から秋までずーっと発表が続く。4月27日から始まった地下歩道の『500m美術館』は7月25日までで、8月27日から9月10日まで『札幌彫刻美術館』での個展があり、重なるようにして9月8日から10月5日まで『ハルカヤマ芸術要塞』が開催され、11月には『北区のアーティスト展』が控えている。そんな予定を見ているとあっという間に秋になってしまいそう。13-5-5

 

『ハルカヤマ』の山側に立っている赤い作品の一部に接着のはがれを見つけてから晴れの日に修繕しようと待っていたが一向に天気は回復せず、そのままでは雨水も入ってしまいそうなので今は使えなくなった水色のゴミ袋をつないで作品を覆ってあげた。おかげでカッパを着ているようになった。海側の作品は管理の不徹底で無惨な結末を迎えてしまったのでこっちの方は何としても守ってあげたい。13-5-4

 

『ハルカヤマ』が再び動き出す。一昨年開催した『ハルカヤマ芸術要塞』を今年もやることになり、今日は作家それぞれが自分の発表の場を確定する日。雨のなか木と木を囲むようにテープを張り名前入りの杭を打つ。思い描いていた赤い作品と地中階段の隣の場所を確保できて一安心する。両方の作業の高率と観に来てくれた人達に作品の説明をするときにも近い方がいいとの考えもあってそうした。13-5-3

 

今になって近眼でよかったと思うとき。当然というか自然の流れで歳を取るほどに目の力はどんどん衰えてくる。そこで、生活の中では三つの眼鏡を使い分けている。外出用の遠近両用、自宅での中距離用、そして制作や書き物をするときの近距離用の三つ。近距離用を掛けても細かいところがよく見えないときは眼鏡を外すとはっきり見える。そんなわけで、制作のときは眼鏡なしが多くなってきた。13-5-2

 

一年の3分の1が過ぎてしまった。目の前に貼ってある一年カレンダーは4ヶ月ごとの3段になっているのでそれがよくわかる。春が来てないのにすでにという気持がどうしても出てきてしまう。この間はずっと寒かった記憶しか残っていないから心も体もまだ冬眠状態に入ってるようなもの。もちろん、眠ってるわけにはいかないから動き出してはいるけれどいまいち5月をきちんと認識していない。13-5-1

 

 

 



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NAKAHASHI OSAMU

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