ある日のひとこと

 

 

=そのときどきの、思いついたこと、感じたことを書き留めてます=

 


 

いつもなら多少心が弾むはずなのにそれが全然出てこないタイヤ交換。とにかく、寒過ぎるのだ。昨年の今日は夏日の25℃を記録したというがすっかり忘れているし、この寒さでは想像することさえできない。せっかくの連休も凍えるような日ばかりでがっかりした人が多いだろう。道東ではまさかの雪かきに追われていた。夏タイヤに交換したというのにまるで冬タイヤに換えたかのような気分。13-4-30

 

覚悟していたとはいえ無惨な姿を発見したときのショックは大きかった。行方不明になっていた『ハルカヤマ』の赤い作品がようやく雪の下から現れた。多分、強風に飛ばされ急坂を転げ落ちながら破壊されたのだろう。大小様々な破片になって散らばっている様子は悲しく信じたくない光景だった。それでも気を取り直し破片を広い集める。せめて、誰かの目に触れていなければいいのだがと願う。13-4-29

 

今朝、隣に展示している作家から電話が入り作品のひとつが落下しているとの報告を受ける。非常にショックな出来事だが教えてもらえて本当によかった。その作家は昨日から気になっていた自分の作品の展示の補強に来て発見したという。片隅に置いといてもらうよう頼み、作業に必要な道具を揃えて車で会場に急行する。幸いほんの一部の破損で済んで元の場所に戻すが壁への接着の強度に悩む。13-4-28

 

昨日は飾り付けをしながらも気掛かりなことがあった。それは駐車料金。屋外の無人コインパーキングだから安いはずだと思っていたがあまりにも長時間になったので心配になっていた。5時に一旦作業を中断して車を出すため恐る恐る精算ボタンを押すと1.900円と表示されホッとする。実は、6時間半近くだからもっと高い金額を覚悟していた。合計で2.300円だったがやむを得ない経費。13-4-27

 

昼の11時から始めた搬入飾り付けが8時まで掛かる。5時までには余裕で終わると読んでいたのに実際にはそうでなかった。途中でおかしいことに気付き展示のやり直しをしたのが時間を要した理由。そして、会場が地下歩道なので5時から7時までは混雑時のため作業ができないというおまけま付き。長時間の作業で疲れはしたけれど納得いくまでできてよかった。ゆっくり観に行くのが楽しみ。13-4-26

 

突然、訃報が入る。その1才年上の彼とは25才の頃にデザイン関係のグループで知り合い、仲間達と共に専門的なことだけでなく山小屋造りなどでも楽しい時間を過ごした。その後、彼が仕事場を東京に移してからは会う機会も徐々に減り30年以上もご無沙汰していたが年賀状だけは続いていた。しかし、近況は書かれていなかった。それが亡くなったとの連絡に年の積み重ねを思い知らされる。13-4-25

 

久し振りの映画鑑賞。『ハーブ&ドロシー』の続編の『ハーブ&ドロシー ふたりからの贈り物』を観る。二人で買い集めた現代美術の数千点にも及ぶ作品をナショナルギャラリーに寄贈しようとしたが、収蔵しきれないので全米50州の美術館に50点ずつ分配するプロジェクトのドキュメンタリー。分配することには異論もあったようだが倉庫に眠らせないための判断だという。素晴らしい決断。13-4-24

 

クラス会での男と女の違いがおもしろかった。もちろん全員が当てはまるわけではないが、ほぼ男はつっぱり女は自然体。男子はとにかく自己主張が激しくてかつてはおとなしかったはずのヤツほどよく喋り、それに対して女子は自分を強く打ち出すことなく淡々と話す。たまたまとは思えないほどその傾向がはっきり現れていた。男子は頑張って熱くなるから女子との会話のほうがゆったりできた。13-4-23

 

中学2年になったとき新任の先生が担任になった。もしかしたら最初は副担だっかかもしれないがそのときが恩師との初めての出会い。はるばる東京からやって来たピカピカの新米教師はいつでも何事にも真剣に全力で立ち向かおうとしていた。それでいて都会のお坊っちゃん育ちのような柔和な話し方は優しさに溢れていた。そんな両方が好きだった。そして、今も変わらない様子に幸せを感じる。13-4-22

 

昨夜の宴会は2次会3次会と繋がり楽しい語らいは深夜へと。今回は全て同じホテル内での宴会だったので移動も楽だった。ホテルの朝食を取り最後の会話をして、10時に多くの仲間に再会を期して別 れを告げ、先生ともうひとりの仲間と共に千歳空港へ向う。そこでゆっくりと昼食を食べ珈琲を飲みながら先生との会話を楽しみ、次回も元気に出会えることを願って見送る。先生の笑顔が嬉しい。13-4-21

 

4年振りのクラス会。中学時代から45年振りに初めてやって以来4年が過ぎての2度目のクラス会を開催。昨年秋から仲間3人と企画をしてようやくこの日を迎えた。幸い我々より9才年上の恩師も東京から駆けつけもらえたうえ同級生も18名が集合。最初は最低でも10名は集まってほしいと考えていたので大集合に感激。前回のとき以上に打ち解けた雰囲気で楽しいひとときを過ごせて大満足。13-4-20

 

=地球に似た星3個発見=との見出しが新聞に。温暖で水が存在する可能性もあるらしい。しかし、その星は1,200光年と2,700光年先にあるという。もし1,200年遡れば平城京に遷都した頃で2,700年なら縄文時代になってしまう。光の速度でその距離だから気の遠くなるような話だけど、宇宙のスケールで考えたら近いのだろう。だから、広い宇宙には地球のような星が無数にあるに違いない。13-4-19

 

ある病院待合室の水飲み容器の横に置かれた屑入れの上に『紙コップは潰さないで捨ててください』と書かれた紙が貼ってあった。今までは何となく潰すと小さくなるような気がしてそうしていたがまちがっていたようだ。確かに潰さないできれいなまま重ねた方が容積はコンパクトになるかもしれない。よかれと思ってやっていてもそうでない場合もあると教えられた気がした。他にもあるのかも。13-4-18

 

ときどき市役所の地下食堂で食事をしている。すると、大勢の人達の食事の様子を目にできていろいろ見えてくる。そんな中で和食でも水を持ってくる人が結構多いことに気付く。カレーや麺類だと頷けるが和食にはどうもピンとこない。しかし、持ってくる人の方が断然多い。ファミレスなどの普及に伴い水を飲みながらの食事が自然になり増えたらしい。でも和食には水よりやっぱりお茶がいい。13-4-17

 

車検の効用。多額の支払いだから辛いのは確かだが、15年以上経った車だとどこかに疲労がたまっていてもおかしくなく、それを見つけてあげる定期検診だと考えるとしかたのない支払いに思えてくる。実は、車検に出す前にエンジン音がどこか違うしアクセルを踏んでもいまいちパワー不足の感じがしていたのにそれが完全に快復しているのだ。体と同じで早期発見と早期修理の大切さを再認識。13-4-16

 

少し前の話題になるが、たまたまテレビで母校の大学の入学式の様子を見て驚いた。時代の移り変わりと言えばそれまでだが出席者全員がスーツ姿なのだ。まるで入社式のように見えてしまった。いつの頃からなのかはわからないが今ではそれが当り前になっているのだろう。だからスーツに違和感を感じるほうが驚かれるのかも。入学式には普段着で出席したと言ったらもっとびっくりされそうだ。13-4-15

 

今月の初めに26日搬入飾り付けという展示の依頼を受けて少し迷ったが了承した。話を聞いたとき、縦3mで横24mの壁に高さが6B以下のアクリルの立体作品にしてほしいという条件に適う作品数があるかどうかが心配だった。でも、引き受けたおかげで補充のための作品制作に熱が入り短期間に随分増やせそうだ。まったく不可能でない限りやってみると道は開けていい方向に向ったりする。13-4-14

 

お酒を飲んで帰ってきたら、今は11時45分(もちろん夜)になっている。最近はこんなときの『ひとこと』は翌朝に回していたのになぜかパソコンの前に座る気になった。それなりに酔っていたが地下鉄からの帰り道小雨に濡れたせいかかなり醒めたようだ。『ひとこと』はすでに12年目に入っていてその日に書くのは習慣になっているから、それを済ませるとすごく安心する。これで安眠だ。13-4-13

 

食のこだわりはまだある。食材や食事に余り物の意識がないからそれらを捨てることはまずない。不覚にも腐らせ捨てるときは自責の念に駆られる。究極は生きるために食べているのでなく、食べるために生きているという考え。だから食事の時間は極力守る。それが生きる上で最も大事なリズムになっている。食べられる喜びがあるから食事の支度がめんどうとは思わない。食事は幸せのひととき。13-4-12

 

食に関してはいろんなこだわりを持っている。暗い中での食事は嫌というのは誰しも同じか。室内でコート類を着たままも嫌。以外と脱がない人が多い。食事中テーブルに肘を付けない。これも結構見かける。正しく美しく箸を持ち使う。いろんな持ち方の人がいる。食べる順序や食べ方も大体決まっている。よほどのことがない限り食べ残しはしない。いわゆるグルメや並ぶ店には一切興味がない。13-4-11

 

陽が長くなり夕方の明るい時間が増えてきた。昼の時間が多くなると一日も長くなる感じがして嬉しい。でも、夕食時の明るさには微妙なところがある。だいたい6時前後に食べるわけだけど、食べ始めは灯りなしでよかったのに次第に暗くなり灯りがほしくなったりもする。灯りを点けるということはその前にカーテンを閉めねばならず食事が中断されてしまう。まもなくその心配もなくなるはず。13-4-10

 

新しく導入される路面電車のデザインがかっこいい。札幌市の発注とは思えないほどお洒落でセンスのいい出来になっている。今までのものがあまりにも古臭かったからなおさらその違いが目立つ。かなり高価な車両のようだが関心を買い注目を集めるという意味では充分価値がありそうだ。その路線とは縁のない生活をしているが、とにかく乗ってみたいという気にさせてくれる。本格運行が楽しみ。13-4-9

 

昨日の続き。中学時代に足が鍛えられた理由はもうひとつある。それは5H余りの自転車通 学。そんなに長い距離ではないが朝は全速力でペダルを漕いでバスと競争しながらノンストップで走っていたのでかなりの運動になった。スピードの出し過ぎで急カーブを曲れず何度も転んだのに止めなかった。どうしてそこまで無茶をしたのか呆れられそうだが、エネルギーがあり余っていたと言うしかない。13-4-8

 

中学の3年間は野球部だったので野球の練習だけでなく毎日のように走っていた。走らされていたと言ったほうが正しいのかな。ときにはすぐ近くの砂山でのダッシュもやっていた。過酷だったけど走ることも好きだったので嫌ではなかった。辛いのに嫌でないというのも変だけど、スポーツス好きの人は自分の体力の限界に挑戦することに快感を感じるものだ。そんなわけでふくらはぎも鍛えられた。13-4-7

 

疲れ知らずの秘密がわかった。それはふくらはぎの筋肉にあるらしい。ふくらはぎは第2の心臓と言われるほど大事で、血液を心臓に送り返す重要な働きをしているという。とにかく体重の割にはふくらはぎは随分太い。大根どころか蕪のよう。青春時代の楽しみながらの『貯筋』がこんなかたちで活かされるとは嬉しい限りだ。これを維持してこれたのは歩く機会を意識的に作ってきたおかげもある。13-4-6

 

昼食の炒飯の仕上げに永谷園のチャーハンの素を入れたがいつもの具と何か違う感じがした。今までは五目で今回は初めての蟹だからかなと多少不信に思いながらも掻き混ぜ炒めて出来上がり。次に、さっき用意したリケンのワカメスープの素をカップに入れようとしたが見つからない。確かに出したはずなのに?そこで、御飯に混ぜたのがそれだったと気付く。それなりにおいしかったからよかった。13-4-5

 

信用できない人相。『人を顔で判断してはいけない』と言うけど、どうにも受け入れられない顔がある。それは元々の生まれ持った顔ではなく心や行動の現れとして自分で作り上げた顔のこと。もちろん服装なども影響してくるが、特に顔はその人を雄弁に語っている。30年以上生きた人の顔はすでに履歴書になっていてそこで判断されてもしかたがない。被災地復興に絡んだ疑惑の人もそのひとり。13-4-4

 

いつかは決心しなければならないとわかっていた別れのとき。長い付き合いだったので別 れるためには何かのキッカケが必要だった。もう大丈夫だと思いつつ多少の不安もあったから決心できずにいた。しかし、いつまでもだらだら続けるわけにもいかない。そこで3月31日を最後の日として4月1日に決行した。それまでの心配は杞憂で何ら問題なく済んだ。長い間お世話になった湯たんぽに感謝。13-4-3

 

「気にしてないと言えば嘘になる」という言い方をする人がいる。それならどうして最初から「気にしている」と言わないのだろう。はっきりと本音を言わないのは日本的な風土ではあるけど、あえて嘘を付くのはどうしたものか。どうにもそこには自尊心が見え隠れしている。いきなり本音を言えば小さく見られるとでも考えているのだろうか。否定してから認めるほうが器の小さい人の気がする。13-4-2

 

納品の速さに驚く。秋の個展のための作品の素材となるアクリル板を土曜の昼に東京の会社にファックスで発注したら今朝の8時半に到着した。土日を挟んでいるから水曜日辺りになるのかなと予想していたのにまさか今朝来るとは。飛行機ということはないだろうからJR貨物かトラックで昨日の午後から夕方には出発しているはずだ。今回は時間的に余裕のある発注だけど急ぎのときは大いに助かる。13-4-1

 

 

 



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NAKAHASHI OSAMU

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