ある日のひとこと

 

 

=そのときどきの、思いついたこと、感じたことを書き留めてます=

 


 

オーストリアのリ−、オランダのリ−、ポーランドのリ−。それぞれは福原や石川が対戦した卓球選手。3人とも違う人だが共通 しているのが中国からの帰化選手ということ。こうも元中国選手が続くと違和感を感じてしまう。そのうち現と元中国選手ですべての上位 陣が占められてしまうかも。もしかしたら、すでにあったのかな。フランスのリ−もドイツのリ−もアメリカのリ−もいたりして。12-7-31

 

柔道を見ていて気になるというかイライラすることがある。組手の取り合いばかりをしていてなかなか組んで戦わないことと自ら後ずさりをして場外へ場外へと向っていく選手の何と多いことか。技のないまま時間は過ぎるし、場外の度に『待て』が掛かって試合が中断してしまう。戦う姿勢が表にでないとおもしろくない。それに対しての『指導』も遅い気がするが、これが今の柔道なんだろうか。12-7-30

 

ロンドンオリンピックが始まった。見るとやっぱりおもしろくて夢中になるから、個展の終了後で本当によかった。今ならゆっくり見ていられる。いろいろな競技が楽しみだが、一番は卓球。4月からほぼ40年振りに再開した卓球も個展の忙しさもあって3週間程もやってない。少し下がったテンションを取り戻すためにもいい機会にもなりそうだ。でも、放送は深夜なので録画頼みになるけれど。12-7-29

 

風という言葉で忘れられない思い出がある。「ねぇ、風の気持ちよさって知ってる?」同乗している少女が車の窓からの風を顔いっぱいに受けながらそう言った。その少女は長期間の入院を繰り返していて久し振りの外の空気だった。たとえ病室でも窓からの風があったとしても、外で浴びる風とはまったく違うのだろう。風は自由に動ける象徴だったのかもしれない。すでに20年の月日が過ぎた。12-7-28

 

個展が終ってから急に暑くなってきた。今日は今年最高の32℃。風がほとんどなくて生暖かい空気が淀んでいたのでさらに暑く感じた。北海道では日中いくら暑くても夜になると涼しい風が吹き抜け過ごしやすくなるはずなのに、夜の9時半になっても部屋の温度は29℃。今宵は寝苦しい夜になりそうだ。寝る部屋の窓を全開にしていても風が入ってこないようだから扇風機に助けてもらわねば。12-7-27

 

冷房なしの室内では風だけが頼り。その風がほとんど吹かなかった後半の2日間は吹き抜けの2階のベンチはさすがに蒸し暑かったけれど、それまではその後ろの窓から入る風が心地よく何時間座っていても平気なほどだった。これも風の恩恵。1階の入口ももちろん開けっ放しで、爽やかな風がいつもギャラリーを駆け抜け心地よい空間にしてくれていた。もっと自然のそばにいた自分を懐かしむ。12-7-26

 

今日は雨の予報にもかかわらず晴れのうちに個展が終了。今回はずっといい天気に恵まれとてもラッキーだった。おかげで西側の入口と2階の窓から差し込む太陽が赤い作品を輝かせ続けてくれた。その作品を2階に立って見下ろすと高層ビルをさらに高いビルから見下ろしているように下へ向って急激に細くなっていく。最初は不思議に思ったが2階の高さ(2,7m)プラス目の高さとわかって納得。12-7-25

 

個展もいよいよあと1日を残すのみとなる。疲れがたまっているかもしれないが終ってしまう寂しさがそれに勝っている。これはいつもと同じ。それにしても今回は来訪者が途切れる時間はほとんどなく、ずっとその人達と話し続けていた気がする。作品を鑑賞しに来てくれるだけでも有難いのにその後も長い時間を過ごしてくれる。作品だけでなく自分にも会いに来てくれてるのがわかって嬉しい。12-7-24

 

このギャラリーのもっとも大きな特長は吹き抜けの場所の2階部分に回廊があって作品を2階から眺められるところ。1階部分でそれほど感動しなかった人でもここに上がるとほとんどが驚きの声を出す。柵も手すりもなくて怖いと言いながら顔は不思議と活き活きしている。そして、その一隅にあるベンチに座ってもらうとすっかり落ち着いて話し込み長居する人が多い。この理由は何なんだろう。12-7-23

 

今回の個展の会場は築後70年の一軒家を改造して作られたギャラリースペースで、外壁は蔦で覆われていて独特の雰囲気を醸し出している。そして、これらは『呼応する場』というタイトルにも深く関係している。昨年の現代的で無機的な空間の『K-HOUSE』と自然の中の『ハルカヤマ』との中間的な場になっているのだ。そこで、異なる場が赤い作品によってひとつに繋がるようにしたかった。12-7-22

 

人の動きは重なるもので来るときには次から次へと繋がり来なくなるとばったり途絶える。たくさん来てもらえるのは嬉しいけれど一度に重なるとそれぞれにきちんと対応できなくなるからつらい。でも、それはあくまでも待つ側の勝手な都合で動きやすい時間帯というのはあるものだ。何となく途絶える時間というのは4時から6時の間が多い。今回は7時までにしているが6時から7時も少なめ。12-7-21

 

教育に関して書いているうちに個展の初日になる。昨日は夕方4時に搬入し9時近くまで飾り付け。この時間をたっぷり取れるのは非常に嬉しい。展示にはいろいろなこだわりがあるので納得いくまでやりたい。そして今朝も開始の2時間前にギャラリーに行き最後の仕上げと清掃などをゆっくりやる。それでも、間際に気付いたガラス拭きをしようとしら一番目の鑑賞者が現れその作業は先送りに。12-7-20

 

こんなとき、単純な発想で先生ばかりを責める人がいるがそんな先生を育て作り上げたのは誰(何)なのかを正しく見極める必要がある。これは個人の問題ではなく上から下へと繋がる組織的な問題で校長の上には教育委員会がいてそのトップには文部省がいる。すべてを上意下達で決めようとするから下に行くほどもの言わぬ 、いや言えぬ人間ばかりになる。大阪発の波の怖さと危険もこれと同じ。12-7-19

 

教育の問題を書き始めたらきりがなくなりそうだが、もう少し続ける。昨日の内容と矛盾するようだが先生が「気付かなかった」というのは本当かもしれない。なぜなら、先生としての意欲も資質も欠けていれば見えなくて当然。見ようとしない人間には何も見えない。自分と上しか見ていない先生に生徒の表情や態度の微妙な変化や心の動きを察知するのは到底無理。やっぱりもう1回続きになる。12-7-18

 

続き。先生が生徒のいじめに気付かないというのは絶対あり得ない。とくにいじめられている生徒はすぐにわかる。かつて女子高で週1回で2時限の美術講師をしていたとき、そのクラスには40人ほどいたが早い段階でそれぞれの個性や立場が見えてきた。中間にいる生徒の把握には時間を要したが、ひとり取り残されたような子はすぐ目に焼き付く。それがわからないようでは先生の資格はない。12-7-17

 

中学校でのいじめと自殺の問題が大きく取り上げられている。悲しい出来事だがそれだけでもよしとしなければ死んだ生徒が浮かばれない。報道がなければまちがいなく揉み消され何事もなかったことにされていた。今に始まったことではないが教育長や校長には教育者としての理念も心も一切感じられず保身に精一杯の管理者としての顔しか見えてこない。こんな大人も加害者のひとりと言える。12-7-16

 

個展が近づいたので地中階段の泥を取り除き水で洗うためにハルカヤマへ。わずかだが崩れた部分もあって、その土を掻き出す作業から始める。次にシャベルで階段の石の間に詰まった土を取り除いてから水を掛け金ブラシでこすり水を掛けとそれを繰り返す。階段をきれいにしてから赤い作品の化粧直しをしてあげる。会期中に訪れる人はいないだろうがここも重要な場なのできれいにしたかった。12-7-15

 

さらに続く。プリンタが使えなくなったのは残念で悲しいが個展の案内状を制作した後でよかったと考えよう。「長持ちしたほうですよ」と店員に慰められたら諦めるしかない。でも、ここでさらなる問題が出てきた。プリンタを手に入れるためにはソフトの関係でパソコンも同時に買ねばならないのだ。こっちのほうは13年も経っているから多少覚悟はしていたが、ついにそのときがやってきた。12-7-14

 

「修理対象外商品」とは修理の義務期限を過ぎていて受け付けることさえできない商品。つまり、部品の調達ができないから修理も不可能だという。その期限が10年から6年とどんどん短くなっているらしい。いくら長く大事に使いたいと考えていても買い替えざるえない状況に追い込まれているようだ。複雑で重症なトラブルとは思えないので短期間で修理してもらえると思っていたのに・・・。12-7-13

 

その日のうちに幸運の反動がやってきた。よく人を慰めるとき悪いことばかり続くわけではないと言うけれど、同じくいいことばかりも続かない。これが怖かった。前日から予兆があったとはいえその夜に決定的な宣告を受けるとは・・・。体でないからまだいいのだが、プリンタにエラーが出て『部品調整が必要』と表示されたので販売店に持参した。そこで返ってきた言葉が「修理対象外商品」。12-7-12

 

続き。これまで1番を願ったことは一度もなかった。何度か60番台が続いていたからそれはあまりにも遠い望みだった。箱から番号札を引くとき、今までの方法を継続しようと決めていた。それは、最初に触れた札を迷わず引くこと。掻き混ぜたり隅や底に手を伸ばさず自然に任せた。困惑したのは狙ってなかったせいと次のときの反動も頭をよぎったから。真ん中の少し前くらいがちょうどいい。12-7-11

 

未だに信じられないような、嬉しいはずなのにちょっと困惑した出来事。絵画教室の部屋として借りている会議室の半年毎に行われている予約受付で、予約の順番を決める抽選でなんと1番を引き当ててしまったのだ。80人中68番目の抽選で『できれば40番以内を引きたいな』くらいの軽い気持で望んだというのにまさかの1番に驚いた。たとえいいことでも想定外だと一瞬戸惑いが生まれる。12-7-10

 

ようやく額作りが終了。大分要領もよくなりきれいに仕上げるコツもつかんできた頃に終りとなる。だいたいこんなものだ。でも、今回体得したおかげで今度やるときにはスムーズに進められるだろう。何事もそうだろうが最初からうまくいくことはまずない。失敗をしながら改善を繰り返していく。そう言えば羽生も「負けた回数分だけ改善点がある」と言っていた。つまり、終りがないとも言える。12-7-9

 

楽しみの蓄え。卓球サークルが10月まで休会になっているのでその代わりに地区センターに行ってたが今度はサークルで知り合った仲間を誘って区の体育館に顔を出してみる。卓球台はたくさんあり、続けて使えるので6時半から9時までほとんど休みなしでたっぷり汗をかく。とにかく爽快。そこは1回390円で6枚綴りの回数券だと320円になるがその値は充分ある。もちろん回数券を購入。12-7-8

 

将棋の世界に疎くても羽生や大山の名前は知っている。その羽生が将棋タイトル通 算81期となり大山を抜いて新記録を樹立したという。今回の報道で羽生のすごさをあらためて知らされた。大山が80期に達したのは59才のときで羽生は今41才だから100期も充分あり得る。どの世界でもある時代に抜きん出る人はいるだろうが4位 で現役の谷川が27期なわけで羽生のすごさは尋常でない。12-7-7

 

午前中はアクリル板と塩ビの額作りをして午後はハルカヤマへ。晴天だったので暑さを避けるため3時に出発。ゲートの前に車を停めて歩いて上っていくとカラスがうるさく鳴き始め頭上を飛び回る。子育中で警戒しているのかもしれないが何も攻撃してないのに威嚇してくるのは嫌なもの。もしも多くの人が言うように頭がいいのなら、襲われる可能性があるかないかの判断くらいはしてほしいもの。12-7-6

 

久し振りにまとまった雨が降る。ぱらぱらと降ったり一時的に降る雨はあってもしっかり降る雨は本当に久々。畑では水不足でこまっていたらしいから恵みの雨になったに違いない。いっときかなり激しい雨になったけどこれが長続きせず止んでくれるのも助かる。いくら水不足とはいえ豪雨になって畑が水没してしまっては元も子もない。九州では水害で大変な目に遭っていて雨の怖さも見せられる。12-7-5

 

何度も言ってるがおいしいものを食べたいという欲求よりもおいしく食べたいという気持のほうがずっと強い。おいしく食べる一番の方法はお腹を空かすこと。規則的に食べていてもしっかり活動すればお腹は必ず減る。食事の少し前にお腹が鳴ったりしたら最高だ。こんなときは何を食べてもおいしく食べられる幸せに浸れる。とにかく、いつまでもおいしく食べられる胃袋と気持を大事にしたい。12-7-4

 

感動を共有できた喜び。昨夕、晴天で暑かったせいもありいつもは夕食前の5時頃からする散歩を夕食後の6時半頃から始めた。行きはまったく気付かなかったのにUターンすると西側の空が衝撃的な夕焼け雲で覆われていた。それは濃いピンクとグレーの強烈なコントラストのまだら模様になっていて 初めて目にする心に残る光景だった。今日、その感動を話すと同調してくれる人がいて再び感激。12-7-3

 

探し物をしたおかげでいいこともある。こう考えなければつらくなるからとも言えるがいろいろな所を物色したおかげでどこに何があるかの再確認ができたしついでに整理もできた。それにしても、見つかってみるとなぜそこが捜索の対象に入らなかったのかが納得できない。そこはそれほどあり得ない場所でもなかったというのに無意識のうちに除外されていたわけだ。思い込みの強さのせいだろう。12-7-2

 

探し物で半日がつぶれる。今すぐ必要なものではないが絶対あるはずで捨てることはあり得ない作品のフィルムがどうしても見つからない。あるべきはずの場所になかったのでもしかしたらと心当たりを探すが出てこない。何かに入れ替えたような記憶がうっすらとあるがそれも定かでない。気になるからやめられない。悲しいかなないないだらけだ。それでも、夜の11時にようやく発見。疲れた〜。12-7-1

 

 

 



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NAKAHASHI OSAMU

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