ある日のひとこと

 

 

=そのときどきの、思いついたこと、感じたことを書き留めてます=

 


 

卓球の日に。最初に顔を出した体育館で知り合った人から違う場所でやっているサークルを紹介されたので先週そこに行ってみた。土曜の夜7時から9時まで小学校の体育館を利用してやっている。最初の場所とは違って快く受け入れてもらえたし、皆が楽しんでいる雰囲気なので即入会させてもらうことにした。そして、今日も行ってきたが楽しい時間を過ごせた。誘ってくれた人(代表)に感謝。12-3-31

 

多くの人の心配をよそに斉藤裕樹が完投勝利。失点はしても打線の援護で何とか5回まででもリードしてくれればいいのだがなんて弱気な期待をしていたのに1失点で完投するとは嬉しい誤算。試合後のヒーローインタビューで「持っているのでなく背負っています」といいことを言っていた。この辺りのコメントにも成長の様子が窺える。栗山新監督も斉藤での開幕戦勝利に喜びもひとしおだろう。12-3-30

 

小樽へ行った最初の理由は小樽美術館で開催中の友人も出品している展覧会を観るためだった。その後、せっかくの小樽だからとガラスや土産物店の並ぶ道を散歩する。そこで小樽なのに利尻産の昆布店で昆布と黒大豆とエビとクルミの入った『黒のブルース』ととろろ昆布を買う。これらは食べたことがありおいしさを知っていた。そして、その帰りに『ハルカヤマ』の作品に出会えたというわけ。12-3-29

 

『ハルカヤマ』の作品を上から眺める。作品の山側のすぐ上には高速道路があって、そこを走るバスの窓からも見えたと知人から聞いていたので小樽から札幌への高速バスに乗る。窓に顔を付けるほど近づけてじっと集中しながらそのときを待った。そして、ついに白樺の木々の間にひっそり佇む赤い作品を確認できた。本当に一瞬の光景を頭に焼き付ける。こんな瞬間を捕えてもらえたことに感謝。12-3-28

 

とってもタイムリーなテレビ。それはドイツで行われている世界卓球。連日女子団体の放映に釘付けになっている。久し振りに卓球をやり始めようとしてワクワクしているところに重なってくれたのでいやがうえにも気分は盛り上がる。思わず素振りもしてしまう。その上、3連勝と快進撃を続けているからなおさら嬉しい。近所の体育館での次の町内会的卓球の日が待ち遠しくてむずむずしている。12-3-27

 

3月3日以来の『ハルカヤマ』へ。最近雪が降ったり寒い日が続いているせいもあってか思ってた以上に積雪が多くてカンジキを履いて上る。作品のある場所もまだ60Bの雪はありそうで冬のままの景色が残っていた。いつもの下界の生活の場だけでは決して感じることのできない季節感のズレがあった。1ヶ月前に戻されたような気分。ここではこれからが雪解けの始まりで春はかなり先のよう。12-3-26

 

大腸の内視鏡検査の前日の夕食以降は固形物を口にできず、もちろん朝食はない。その状態で腸を洗浄するための液体(二フレック)2Pを2時間で飲まなければならない。飲むうちに体が冷えてきて、普段よりストーブを燃やしても寒気が止まらない。食事が体を温めているのがよくわかる。昨年の検査日の『ひとこと』を見てみたら同じことが書いてあった。食事と体温と水の関係が実証された。12-3-25

 

内視鏡検査の前に血液採取とエコーとCT検査もした。せっかくの機会だからいろいろ調べてもらった方がいいと考えてお願いした。最後に医者から検査詳細情報(87項目)を基に白血球数や赤血球数、肝臓や腎臓、コレステロールなどについての詳しい説明があり、ほとんど問題ないがコレステロールは高めだという。しかし、薬を処方するほどではないと言われ安心する。これで心配せずに済む。12-3-24

 

1年振りの大腸の内視鏡検査。昨年とは違って自覚症状はまったくないから大丈夫と思ってはいても検査を受けるまでは心配なもの。結論は問題なし。昨年5月の手術後の回復も順調だという。今回はカメラの映像をずっと見ていたので自分の目でも確認できた。自分の内臓の中を見られるなんて本当に不思議な感じがする。内視鏡カメラの動く映像を見ているとすぐ『ミクロの決死圏』を思い出す。12-3-23

 

週に2、3度通る道に1年ほど前にオープンしたラーメン店があった。しかし、その横を歩く度に目に入る10台は停まれそうな駐車場はいつもカラかせいぜい1、2台だった。これじゃ大変だろうと思っていたのに駐車場が満杯になっていてびっくりした。よく見ると新たな店に替わっている。ふと、前の店の人は場所のせいにはできなくなったなと思った。これもいつまで続くかはわからないが。12-3-22

 

昨日は春分の日だというのに雪が降り積もり冬景色に逆戻り。三寒四温とはよく言ったもので本当に寒さと暖かさが交互にやってくる。一旦暖かい日が続くとそのまま春に突き進むような気になってしまうがそうはいかない。実際、雪が降ったとしてももう積もることはないだろうと楽観的に考えていた。今冬はついに最初から最後まで寒さが続いてしまった。残念ながら春はさらに先へと遠ざかる。12-3-21

 

高校と大学の1、2年生のとき卓球部に入っていたが真面目に通ったのは1年生まででその後はまばらになってしまった。だから、卓球選手としての実績はゼロに等しい。対外試合で負けた記憶はあっても勝った記憶はほとんどない。それでも、随分久し振りにも関わらずその頃の感覚が徐々に蘇ってくるから嬉しくなる。体力は無理だが自転車や水泳と同じように体で覚えた感覚は忘れないようだ。12-3-20

 

体育館にいる人達は想像していた以上に上手で楽しんでいるというより真剣に練習している感じ。そこにいきなりほぼ40年振りに卓球をやろうとする新人が加わるのだから常連組が戸惑うのもわからないでもない。歓迎されてないのは明らか。でも、そこでへこたれてはいられないので丁重にお願いして全部で5人に相手をしてもらう。その反応も様々。楽しかったがすっきりしないものも残った。12-3-19

 

公園デビューならぬ体育館デビュー。新しいことを始めたい気分になって、家のすぐ近くの地区センターの体育館で行われている卓球の日に顔を出してみた。そのためにウエアと靴を新調。わくわくとちょっと不安を抱きながら体育館に入るが、そこはサークルではなく完全にフリーな人達の集まりなので代表がいるわけでなく、こちらから誰かにお願いして相手をしてらわなければならない。続く。12-3-18

 

パレットの枠を数え直してみたら合計で53色だった。それにしてもたくさんの色数なので色の違いを覚えるのも大変だ。そこで、色見本を作ってみた。ほとんどはそれでわかるのだが、それでも迷うものもある。とくにレモンイエローとカドミウムイエローレモンとパーマネントイエローレモンの違いは極めて微妙だ。こんなにも似た色をなぜ買ったのか不思議だが、違いを知りたかったのだろう。12-3-17

 

最近は透明水彩に取り組んでいる。旅のときにはスケッチをするがそれだけでは絵具がかわいそうと思い描き始めた。もちろん、これもまた楽しい時間。今日、以前木版画のために使っていた透明水彩 がたくさんあることに気付き、それらの色も18色用のパレット(プラスチック製)に加えるため、新たに絵具の枠をプラ板で作って計58色のパレットにした。これでさらにヤル気が出てきそうだ。12-3-16

 

地下鉄に乗っているときのこと。向いに座っている3才くらいの女の子がスマートホンの画面 を食い入るように眺めながらかなり素早く人差し指を動かしている。その視線と指の動きは真剣そのもので完全に入り込んでる状態。隣の母親も自分のケータイに夢中になっている。多分、ふたりともゲームだと思うのだけど女の子の集中力にはびっくり。どんなゲームなのか覗いてみたい衝動に駆られた。12-3-15

 

車が完全に止まってしまう前に一度だけその予兆があった。アクセルを踏んでもそれに反応しないので『あれっ』って思ったが一瞬のことでそこは何とか乗り越えた。しかし、そこから1Hほど先でいきなりエンジン停止。最後は自分で車を押して路肩に寄せる。以前の車はフロントを揺らすと始動したのでやってみたが音無し。ガソリンメーターの限界を知ったと考えればこれも貴重な体験のうち。12-3-14

 

10年目にしてはじめてのJAF(JAFとは車のトラブルのとき駆け付けてくれる会社のこと)。それまで毎年4,000円を払い続けていてもったいない気になったりもしたけど、ようやく救助の依頼をするときがきた。理由は単純なガス欠。警告ランプは点灯していたのに甘くみていた。こまった事態なのにほんの少し嬉しいような気持で電話する。45分程で来てくれ10P給油してもらう。続く。12-3-13

 

『3・11を忘れない』という言い方はもっともなようだけど適切でない気がする。あの長く激しい揺れと想像を絶する衝撃的な津波と悪夢のような原発の爆発のシーンは忘れようがない。そればかりを強調してはあの強烈な印象で思考が停止して継続的な被害の部分が隠れてしまう。今に至るその後をどれだけ受け止めるかがとても大事だ。だから、『3・11のその後と今を知る』にしてほしい。12-3-12

 

東日本大震災から1年目の今日、テレビの前でほとんどの時間を過ごす。その日の凄惨な出来事というより、その後の様子を知りたかった。ほとんどの局が特集番組を組み1日中震災に関する放送が流れていたのでどの局を見ようか迷うことも。過去の出来事としてではなく、今現在の深刻な問題としてしっかり受け止めるためにも、願わくばあらゆる場所の現状をもっとたくさん伝えてほしかった。12-3-11

 

雪割り。暖かい日が続き雪解けはかなり進んでアスファルトも見え始めたので剣先スコップで雪割りをする。実際には雪割りというより氷割り。薄い氷は一度突くだけでパカンとあっさり割れるが厚くて堅い氷の場合は何度か力強く突かねばならない。どちらも割れたときの気分は最高。少しでも早く春を迎えたい気持でやるわけだけど割れたときのこの爽快感がたまらなくてやりたくなってしまう。12-3-10

 

列車脱線事故のニュースの『運転士と乗客の2人は無事』に最初は『?』。今冬はこれで3回目ですっかり慣らされているので(慣れてはいけないが)事故そのものというより、その列車(1両編成)の乗客が1人だったことに驚いた。これも驚くべきことではなく日常的な状況なのかもしれない。図らずもローカル線の現状を知る機会にもなった。乗客には災難だったが0でなくてよかった気がする。12-3-9

 

今朝の朝刊の1面にショックな見出しを見つけてしまった。それは《札幌市がれき受け入れず》というもの。市長が受け入れ拒否を表明したのだ。札幌市民として、震災復興への協力を拒否したようなことになってしまい、すごく厭な気がした。ここでも『がれきをどうすべきか』には一切触れていない。危険であるならなおさら触れるべき。どうしてこのような主張になってしまうのか理解に苦しむ。12-3-8

 

雪から雨へ。プラス5℃近い暖かい日が2日続き雪解けが一気に進む。暖かくなるのは嬉しいが歩道や生活道路は解けた雪でぐちゃぐちゃになり水たまりもできて歩くのにとても難儀する。大きな水たまりの場合はどのルートで行くべきかで迷ったりもする。これからは雪が雨に変わっていく時季になり、空からの水にも悩まされる。でも、その雨も雪解けを進めてくれるわけで助けられてる分もある。12-3-7

 

同じビデオのなかでもうひとつ心に残ったのが陶芸家の顔。60才のときの表情と立居振舞と雰囲気がとてもその年令とは思えないほど落ち着き威厳に満ちていた。着物姿でモノクロというのも多少関係していたのかもしれない。そして、20年後のつまり80才になったその陶芸家が現れて驚いた。顔がほとんど変わっていないのだ。顔だけでなく容貌も雰囲気も一緒。何だか『すごいな』と思えた。12-3-6

 

大正から昭和を生きた陶芸家のビデオを見ておもしろかったのは、弟子が差し出す皿に絵付けをするのを見たアナウンサーが「わずかな時間しか掛からないのに、どうしてそれほど高いのですか」という質問というか愚問に対して「これができるまでに60年と15秒掛かった」と陶芸家が毅然と応えたところ。人間国宝にもなった人物の言葉だけに説得力が違う。でも、それを理解したかは疑問だが。12-3-5

 

あの大震災からあと1週間で1年になるというのが信じられない。大きな出来事はその分だけ強烈な印象を心に残しそれが途切れたりましてや消えることがないから「えっ、もう」と感じるのだろう。しかし、当事者にとってはつらい体験やその後の復興の進み具合を考えると長くもあり短くもありとどちらとも言えない複雑な心境かもしれない。そして、瓦礫に関しての『絆』は遠い昔のことのよう。12-3-4

 

今日はひな祭り。春を感じさせるかわいい行事。それとは関係なく、雪が降っていたので『ハルカヤマ』へ向う。何とかして雪模様のできれば吹雪の中の作品を撮っておきたいのだ。しかし、着いてみると雪はパラパラで勢いがなく物足りない。風もあるけれど肝心の雪が少な過ぎる。望まないときには降るのに望むと降らないからこまってしまう。春になる前に降雪に出会えるのか心配になってきた。12-3-3

 

震災の瓦礫の受け入れに関する報道を見て、再び同じ疑問が湧いてきた。テレビでは反対の意見を大きな声で叫んでいる映像は流していたが、その人達が『どうするべきだ』と主張しているのかが聞こえてこなかった。『子供達の命を守るために自分達の市や町に持ってくるのは絶対反対』というのはわかった。それでは他の市や町ならいいのか。それとも、震災のその場に放置し処理せよというのか。12-3-2

 

閏年だから1日多かったとはいえやっぱり2月は早かった。印象に残る大きな出来事もなかったせいで日々の経過が早く感じてしまうのだろう。年令と共に『時間が経つのが早いよね』という言葉が増えてくるのは生活の変化が乏しくなるかららしい。毎日を新鮮に生きるにはそれなりにエネルギーが必要だからしんどくなるのもわからないでもない。それでも、何とか長く感じるようにしたいと願う。12-3-1

 

 

 



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NAKAHASHI OSAMU

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