ある日のひとこと

 

 

=そのときどきの、思いついたこと、感じたことを書き留めてます=

 


 

自動車に関する支払いが春に集中している。4月には2年に一度の車検があって86,000円を払い、5月には自動車税37,900円を、そして今度は保険に25,500円を払わねばならない。いつかは支払うお金だとしてもこれだけ続くとまたかという感じがする。しかし、考えようによってはこれから来年の5月までは気にしないで済むわけだからこれでいいのか。それにしても大きい出費だ。11-5-31

 

8年前までは芽室(帯広の手前の町)の実家に冬期間に帰るときはいつもJRを使っていて、今回の事故のトンネルも何度となくくぐって いたから他人事とは思えない気がする。事故ではないが猛吹雪のため列車が動けず札幌に着くまで15時間近く掛かったこともあったし、座席指定が取れず立ったまま帰ったことも度々あった。もう随分経ったが札幌から芽室までの車窓の風景は今も忘れていない。11-5-30

 

非常時のマニュアル。石勝線のトンネル内で列車の火災事故が発生。乗務員の避難誘導はなく乗客の判断で半ば強引に列車から脱出したという。「もしも、留まっていたら死んでいたと思う」との言葉は重い。乗務員は司令所の指示を待っていたらしいが、その前に現状の把握を正しくしていなかったことが問題だ。切迫した状況では判断を仰いでる暇もないはず。とにかく死者がでなくてよかった。11-5-29

 

山本作兵衞の筑豊炭坑画が日本人作品として始めてユネスコの記憶遺産に選ばれた。今まで記憶遺産という存在自体を知らなかったが『世界各地の貴重な記録や古文書などを登録し保護する目的』だという。実は2年前、東京での[炭坑展]でもっとも感動して長い時間を掛けて鑑賞したのがこの作品。過酷な労働だけでなく炭坑での生活のすべてが手に取るように伝わってきて見応え充分だった。11-5-28

 

案内状の印刷を頼んだ印刷屋屋から電話が入り、送られてきたMOにはデータが何も入ってないと言われた。まちがいなく入れたものを送ったはずなので信じ難いことだった。しかし、遠く離れた場所にあるそのMOを確かめる術もなく、もう一度送ってほしいとの要望に応えるしかなかった。一刻も早く着いてほしいとの思いで迷わず速達にする。このあとはスムーズに進んでくれるといいのだが。11-5-27

 

3年前に買った眼鏡のフレーム部分にひびが入ったので取りあえず応急処置をしてもらおうと購入した店に向った。すると、ウィンドウ全体に内側から白い紙が貼られていて、やはり中の見えない入口のドアには『閉店のお知らせ』の貼り紙が。レンズが多少合わなくなってきたからそろそろ換えどきかとも考えていたけど、新たな店を開拓せねばならなくなった。修理の回復次第で判断してみよう。11-5-26

 

6月の個展に向けて最後になる素材の発注。今回の総額は36,666円でその内訳はアクリル板29,190円、カット3,696円、送料3,150円、代引手数料630円になっている。この総額を準備してみてあることに気付いた。もし16,666円だとすると日本の貨幣を全部揃えるといいわけだ。どうでもいい新発見に喜んでいたらここでようやく幻と化した2,000円札を思い出す・・・。11-5-25

 

靴選び。小雨まじりの夕方の散歩のとき、去年の大雨の日に靴の中までびしょびしょになって辛かったことをふと思い出して靴屋に寄ってみる。防水を最優先にしようとしてたのについ値引きセールの靴にも目が行く。手に取った値引きの2,980円と防水加工の3,980円の靴を履き比べてみる。違いはすぐにわかった。すでにぴったりフィットしていたのは高い方。これで雨の日も待ち遠しい。11-5-24

 

6月末の個展の案内状の作成をする。印刷屋に頼むこの作業は1年振りなので、パソコンによる作成の手引きを何度も何度も確認しながらの進行になって時間が掛かってしまう。それでも出来上がったデータをMOに入れ、送る準備を済ませると疲れも吹き飛んだ。実際にやり始めると1日で終る作業なのにどうしてか作品の制作以上に強いヤル気が必要になる。これでまたひとつの山を越えられた。11-5-23

 

週末は個展のための制作に専念している。カット作業がない分、昨年までとは時間的にも肉体的にも随分違う。昨年までは組立て段階に入るまでのパーツ作りに多くの時間と体力を費やしていた。おかげで今年は腱鞘炎になる心配はまったくなく、昨年までの3年ほどは恒例になっていた個展後の腕の痛みからようやく解放されそうだ。制作方法の変化は自分の体が求めた必然だったのかもしれない。11-5-22

 

二束三文。数は多いが、非常に安い値しか付かないこと(物)。6册で120円とは安過ぎる・・・。少しでも身軽になろうと比較的新しく装丁もきれいな本をブックオフに持参して提示された値段がこれ。「どうしますか」と問われて、不満ながらも持ち帰る気にもなれずに承諾。捨てるよりはいいと多少覚悟して持ってきたはずなのに何だかやりきれない。手は軽くなったのに重い気持の帰り道。11-5-21

 

昨日の病院でのふたつの支払いがあまりにも極端で驚いた。ひとつは信じられない高さに。もうひとつはびっくりする安さに。高いほうは保険請求するための診断書兼入院証明書が5,250円にもなるという。納得のいかない高額に最初は耳を疑った。安いほうは2時間近く待たされた後に受けた20分程の診察(病理解剖の説明)に支払ったのは210円。嬉しいけれど長時間いてこの金額とは。11-5-20

 

中途半端な手直しでは解決しそうもないので最初の段階からやり直して送ってみると無事サーバーに届けられた。泥沼に入ったら最初に戻れということか。原因はわからずじまいだがとにかく解決してほっとした。今日、もうひとつ胸のつかえが取れたのは手術のとき摘出したポリープの病理解剖の診断がシロだったこと。こちらの安堵感と喜びはHPの比ではないがとにかく嬉しい日になってくれた。11-5-19

 

2晩待ってようやく容量UPした自分のHPに送られるときが来たと張り切ってその操作をしたがうまくいかない。多少の変更をしながら何度も試みるが「エラーが発生しました。PUTできません」という同じ警告が出てしまう。原因を突き止め問題を解消したはずなのに・・・。振り出しに戻された感じがして長時間掛けて作成したとき以上に疲れてしまった。でも、原因を見つけて解決しなくては。11-5-18

 

地下鉄の発車間際の出来事。いつもの始発駅でホームの見える側に座っているとドアが閉まり始めたときに飛び込んで来た人がいて、ドアは戻された。それに乗じてまた走り込む人がいた。それはホーム直結のエレベーターから降りた老人と呼べる人達だった。そのエレベーターはホームの中央にあり車掌からは死角になっていて危険。駆け込み乗車をする元気があるのなら階段を使えばいいのになぁ。1-5-17

 

朝から頑張って先月の個人住宅での発表の報告をHPに作成。載せたい写真が次々増えて全部で32枚にもなってしまった。それなりに長い時間を費やし、疲れながらも出来上がった喜びに浸りながらサーバーに送ろうとしたらエラーになってしまう。何度か試してもやっぱり送られない。そこで、自分のHPの容量 の限界だと気付き、電話で追加の手続きをしたが使用可能は明後日になるという。残念。11-5-16

 

安春川沿いの散歩が復活。冬の間は雪に覆われていた川沿いの遊歩道を歩く。川の流れを見ながらの散歩は心も安らぐ。それにしても寒い日が続いている。桜の季節も過ぎたというのに春を実感できる陽気がやってこない。散歩をしているとき、手袋を持ってくればよかったかなと思うほどの寒さ。歩いているうちに体が熱くなってくるはずなのにそれもない。川面 を流れる桜の花びらも冷たく映る。11-5-15

 

入院直前のひらめきで思いきって購入し、持参したあるものが大正解だった。それはウォークマン。とっても小型なのに24時間分以上の曲を録音できるという優れもの。持って行くとき、録音できたのは7時間程だったけどそれでも充分に楽しめた。漢字のときやベッドでのくつろぎタイムにはジャズを、目覚めの朝のひとときはカノンを、 病院内の散歩のときはジョン・レノンをと変化もつけて。11-5-14

 

術後の様子を診るための入院であり、経過も良好だったので日々をのんびり過ごせた。その多くの時間を読書と漢字の書き取り(最近はまるで趣味のようになっている)にあてていた。入院前に本の整理をしているときに見つけた『東京に原発を』を再び読んでみたが、非常にわかりやすく具体的にそして客観的に原発の危険性と決して安価なエネルギーでないことを指摘している。読んでよかった。11-5-13

 

この病院は個人病院で紹介されたうちのひとつで街の中心部にあるという理由でこちらを選んだ。講師をしている場所に近い方がいいかなとも考えた。しかし、2年前に歯の手術をした病院に比べると建物は古くて小さいのはわかっていたが、入院してみると以前の4人部屋が6人部屋になってるみたいだし散歩をする(入院中なのに)余裕のスペースも見当たらず選択をまちがったかなとも思った。11-5-12

 

昨日の続き。その人にすれば手術台への誘導は何百回もやってきて慣れ切ったことかもしれないが手術を受ける患者にとっては初めての人がほとんどのはず。初めてでないにしても不安と緊張は拭えないものだ。筋肉痛のマッサージを受けるために横たわるのとは訳が違う。もちろんその場でもそんな冷たい言い方はしないだろう。その担当者はいくら経験が豊富であったとしても不適格者と言える。11-5-11

 

入院の話題に戻る。これから手術を受けるというとき非常に厭な思いをさせられた。多少緊張しながら手術室に入ると担当の女性が機械的なうえに横柄に「はい、向こう向きで横になって」「頭はもっと上」と言う。あきれて返事をしないでいたのにタメ口は続いた。たまりかねて「私はあなたの友達でないからその言い方は止めてほしい」と伝えた。今までどれほど多くの人達を傷つてきたことか。11-5-10

 

入院中の話を書こうと考えていたのに思わぬ方向へ。右横から突然飛び込んできた車を目にしたとき、瞬間的に「これはまずい」という不安が頭に浮かんだ。それと同時にかなりの確率でぶつかるという覚悟もした。たった1秒か2秒の間だけどいろいろ頭によぎるものだ。しかし、幸いにもお互いの防衛本能が正しく働き衝突を避ける方向にハンドルを切ったおかげで擦り傷で済んだ。不幸中の幸い。11-5-9

 

昨日退院してきたばかりというのに危うく違う理由で病院に逆戻りかもしくは最悪の事態になりかねない目に遭遇させられた。タイヤ交換をして、スタンドで空気圧を調整してもらい国道を走り始めた直後にそれは起きた。青信号で直進しているときにいきなり右折車が飛び込んできたのだ。とっさのクラクションとハンドルを切ったので後ろのバンパーが擦れただけで済んだが1秒違っていれば・・。11-5-8

 

朝食に初めてパンが出る。2年前の入院のときもそうだっが今回もすべての食事を完食。食べ残す人が意外と多いから完食の人は少ないのかもしれない。朝食後、荷物をバッグに詰めて退院の準備を始める。術後に異常もなくたっぷり休養できたので安心して退院できそうだ。これ以上ここにいると体がなまってしまいそうだからこの辺りが限界だろう。1週間振りに外の空気を吸い活力は一気に蘇る。11-5-7

 

朝食に出た牛乳がおいしかった。いつもは毎朝飲んでいたのでようやく飲めたという感じ。いい天気のようで強い日差しが病室に入っている。いよいよと言うべきかようやくと言うべきか病院で一日を過ごす最後の日になった。退院は嬉しいがのんびりした生活に慣れてくると名残惜しい気も少しある。もちろんこれは短いから言えること。それでも漢字の書き取りも読書もできたしそれなりに充実。11-5-6

 

体温は36,3度で血圧は117の80。僕としては随分低い。多分のんびりしているせいだろう。朝食は5分粥になりちょっとだけ米粒の塊がわかり始める。こうなると早く御飯が食べたくなるがまだ先のこと。便も今までは液体だけだったがほんの小さな塊になっていた。これも回復の兆しで嬉しい。夜寝るために昼はできるだけベッドを離れて面 会室で過ごし、たまに廊下や階段を散歩している。11-5-5

 

今朝も6時半起床。小雨でせっかくの連休がかわいそう。晩からと勘違いしていた朝食が用意されて嬉しくなる。完全な重湯だけど久し振りの口からの食事に感激する。おかずも食材がわかないほどとろとろのものばかり。もちろんあっという間に完食。食事があるというのは一日の生活のリズムのうえでもとても大切なことがよくわかる。点滴だけだと区切りがないからその長さにだらけそうになる。11-5-4

 

朝6時半に目覚める。ぐっすり眠れたし体調に異常なくほっとする。体温は36,9度で血圧は150の90で許容範囲内。担当医が病室に来てくれたので良好を伝え、手術前の説明で不測の事態も聞かされていたので無事終了したことに感謝する。入院が長いのは術後の経過を診るためなのでまだわからないがまずは一安心。点滴のみなので同室の人の食事がうらやましい。午後から水だけは許された。11-5-3

 

手術日。昨日から食事制限は始まっていてもちろん朝食もなし。朝9時から腸をきれいにするための水薬2Pを飲むがそれでも足りずにさらに1P飲む。前回切除できなかったポリープを取り除くのが今回の手術の目的。3時から始まった手術は3時間近くも掛かったが麻酔されていたので痛みも時間の感覚もなく前回よりも楽だった。車椅子で病室に戻りベッドで点滴を受ける。幸い痛みは全然ない。11-5-2

 

朝9時、小雨のなかを旅に行くときと同じショルダーバッグといつものリュックを背負って家を出る。でも今回はバッグの中味が少し違う。そこには小さな洗面 器とバスタオルも入っている。着いた先は病院。今日から6泊7日の入院が始まる。次の個展のための制作にあてようとしていた連休だけど、希望したこの時期に入院できたことを良しとしよう。6人部屋の真ん中のベッドに荷物を収める。11-5-1

 

 

 



ウィンドウズで御覧の方は文字の表示を最小にしていただくと私のレイアウトに近づきます。

 

NAKAHASHI OSAMU

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