ある日のひとこと

 

 

=そのときどきの、思いついたこと、感じたことを書き留めてます=

 


 

集中力を高めて精一杯やったとしても失敗したりするわけだから気を許すなんてとんでもないこと。まちがいなく後で泣くはめになる。つらいのは慎重に慎重に計ったはずなのに寸法を誤って小さくしてしまったとき。大きければさらにカットすればいいけど小さいのどうしようもない。疲れているときならまだしもしっかり集中してたはずなのに失敗するときもある。だから決して気は抜けない。10-3-31

 

許容範囲0.2@。これはジェット旅客機の機体部分のリベットなどの出っ張りに当てはまるものだという。最近は細かい作業をしているせいか意外な気がした。0.2@というのは違いを認識できる数字なので、そんな程度でいいのかという感じ。日常生活ではほとんど意識をしない細かさだけど、作品となると違ってくる。命を預ける旅客機でそれならもう少し楽にしようかと気を許してしまいそう。10-3-30

 

冷蔵庫を買い替えコンポの修理をして、次におかしくなるのは洗濯機だと予想していたのでストーブは想定外だった。今回は復活してくれたけどこれからは故障もあり得るリストに入ってしまいそうだ。実はストーブよりもずっと心配なものがひとつある。それはこのパソコン。99年に購入してからウィルスに侵されることも回復不能になったこともないけれど、10年を超えて不安は増していく。10-3-29

 

ストーブは無事復活。やっぱりファンにたまった埃のせいでまもともな送風ができてなかったようだ。とりあえず厳冬期は乗り越えてくれたけどまだまだ必要な時季が続くので直ってくれて本当に嬉しい。調べてみると92年の製造だからまだ何年かは頑張ってほしい。それなのに今までクリーニングをしてこななかったのは反省しなくては。あの埃だらけのファンでよく持ちこたえてくれたものだ。10-3-28

 

昨日からの吹雪が今日も続いて一面が真っ白になり一気に雪景色に逆戻りしてしまった。春を迎える心の準備が整いつつあっただけにショックは大きい。道路の雪もすっかり解けたから、ちょっと遠くの人に訪問したいと連絡したばかりだというのに・・・。名残り雪というには激しすぎる猛吹雪でまちがいなく冬の嵐。この前の春の嵐はいったいなんだったのだろう。勝手にそう思っていただけか。10-3-27

 

朝、ストーブのスイッチを入れてもなかなか点火せず、かなり待たされてようやく燃え出しても炎はユラユラするばかりで勢いが出てこない。非常にいやな兆候だ。この前のストーブもその前もおかしくなる始まりはこうだった。しかし、まだ一度も掃除をしてないファンに問題があるのかもしれないと分解してみると驚くほどのホコリが詰まっていた。この掃除で解決してくれればいいのだが・・。10-3-26

 

友人宅でお好み焼きをいただく。広島出身の人だけど海老やホタテなど具だくさんの北海道風にアレンジしたものだという。目の前で焼き上がった熱々のお好み焼きに削り節と海苔と紅生姜を載せ特性ソースを掛けて食べると最高においしかった。ビールを飲み、食べながらの会話もおおいに弾んだ。おかげで普段よりたくさん食べてお腹はパンパンに。おいしいものと楽しい会話の幸せなひととき。10-3-25

 

CDとDVDを返却に行ったとき『お茶漬けの味』を探したが置いてなく、その代わりと言ってはなんだけど伊丹十三監督の『タンポポ』を借りてきた。おもしろさではこれが一番かな。たまたまメンズデーで1,000円の『食堂かたつむり』から始まり、『南極料理人』は60才割引きで700円に、次の『のんちゃんのり弁』はレンタルで360円、そして今回のは旧作扱いで80円とより割安に。10-3-24

 

去年の8月から始まった歯の治療にようやくピリオドが打たれた。本当は3月3日にブリッジを入れて終りのはずだったのに、ときどきほんのわずかだけど口の中を噛んでしまうので仮止めにして様子をみていた。そして今日、大丈夫そうなのでしっかり固定してもらったということ。この間に入院や手術もあり、結局半年以上かかったけど気になる部分を取り除いたうえでの終了にほっとしている。10-3-23

 

音楽のある生活に戻る。修理が済んでミニコンポが我家に帰ってきた。16,000円と予想していたより高い出費になったけどもうしばらく頑張ってもらうためにはしかたがない。これでテープもCDもMDもたっぷり聴けるのが嬉しい。たった10日ほどの空白だったのにどれもこれも聴きたい気分になって曲選びに迷ってしまった。やっぱり音楽があると集中力も増して落着いて制作できる。10-3-22

 

春一番=2月末か3月初めごろに、その年初めて吹く強い南風で春の訪れを示す。春あらしともいう。本州、とくに関東と比べても北海道は1ヶ月近く違うから今日の強風はこれに当るのかも。車で郊外を走っているとき突風にハンドルを取られふらふらして怖いほどだった。そして、突然暗くなり視界不良になる横殴りの吹雪きにも遭遇した。とても南風とは思えないけど=春の嵐=には違いない。10-3-21

 

昨日、どっちかは行くつもりって書いたのに映画館に行かずに『のんちゃんのり弁』を観てしまった。しかも、割引きよりももっと安い360円で。CDをレンタルしようと入った店で『のんちゃんのり弁』が目に入りついついそれも手に取りカウンターへ。それまでレンタルのことはまったく頭になく、そこに行かなければ家で観ることはなかったと思う。もしかして『お茶漬けの味』もあるのかな。10-3-20

 

今回初めて運転免許証を見せて入場券を買う。その映画館では1本800円のところ、60才以上は700円になる。何だか得した気分でこれからも観に行きたくなってしまう。読書もその傾向があるけど、映画も見始めると続けて観たくなったりするもの。食をテーマにした特集の次の作品は小津安二郎の『お茶漬けの味』で、その次は『のんちゃんのり弁』になっている。どっちかは行くつもり。10-3-19

 

映画『南極料理人』を観た。食べたいという肉体的欲求を満たすだけでなく、精神や人の和のうえでの食事の大事さもしっかり伝えていた。映画とはいえ極限の地での料理の豪華さに驚く。これでもかこれでもかと立派な料理が並ぶけど、一番感激していたのはおにぎりとラーメンだった。わかる気がする。思わずコンビニで筋子のおにぎりを買って帰る。おもしろさでは『食堂かたつむり』に軍配。10-3-18

 

ステレオの修理を依頼した店から電話が入る。もし、見積もりが1万円以内ならそのまま修理に移ってもいいと伝えてあったので、連絡があるということは・・・。やっぱり、もっと高くなるとの残念な知らせ。「どうしますか」と聞かれ、ちょっと迷ったけど修理を頼んだ。それはテープとCDとMDが使える一体型でもうテープも聴けるものは販売されていないのでなおさら戻って来て欲しかった。10-3-17

 

春告魚のほかにもうひとつ春を告げてくれるのが春告鳥。鴬のほうは北海道とはあまり縁がないので残念ながらピンとこない。鴬と言えば梅とセットで梅が咲くのはまだまだ先の話。こっちで本当に春を実感できるのは雪が解け、土から草や花の芽が顔を出したとき。そんな春告草もあるのだろうか。福寿草なんかはそれにいいのかも。春を告げてくれるもの達にはそんな名前も付けてあげたい気持。10-3-16

 

朝や夕方が随分明るくなったと思っていたら、1週間後はもう春分の日だった。暖かくなるのはもちろん陽が長くなってくれるのも嬉しい。彼岸を過ぎるとその楽しみは一層増していく。いっとき、4月のような陽気があってすぐにでも春がくるような気にさせられたけど寒さが戻り、まだ冬なんだと告げられた。告げると言えば、今年は鰊(春告魚)が大漁だったのだから春が早くてもいいのだが。10-3-15

 

音楽のない生活。家で制作をするときはほとんど音楽を掛けていたので、それがなくなるとやっぱり寂しい気がする。単に寂しいだけでなく気分の高揚や集中にも関係しているような気持にもなる。聴けないとなるとなおさら聴きたくなるのも自然な流れ。修理の前には故障の点検があり見積もりもあるので少なくとも2週間は掛かるだろうとのことだった。無事、機能が復活して戻って来てほしい。10-3-14

 

シーシェパードって海賊そのものじゃないの。金品を奪う海賊と同じで彼等の目的は金。そのためには平気で暴力を振るう。髑髏をマークにしている辺りがすでに海賊気取り。今回の衝突事件だってわざとぶつけて金を要求する当り屋のやり方でまるで暴力団のよう。彼等はいわば傭兵みたいなもので主義というより暴力を楽しんでいる。そんな人間に金を渡してやらせるスポンサーにも問題がある。10-3-13

 

ステレオのテープの再生もおかしくなったのでいよいよ修理に出した。CDは大丈夫だけどMDは2年程前から聴けなくなっていた。店に持っていく前に確認すると、すでにこのメーカーはなく部品の保障期間も過ぎているので原物を調べてみないと直せるかどうかわからない言われた。そこで今日、直ってほしいとの願いを込めてステレオを持ち込んだ。9年前に買ったものでまだまだ付き合いたい。10-3-12

 

家は誰かがそこに住むまでは新築でいいのだろうか。同じく誰も乗ってない車はいつまでも新車のままなのか。と書いたところで新古車という言葉を思い出す。これはほとんど乗っていない車を差すらしい。本にもそれに似たのがあって、発売中の新刊が安く売られているものは新古書になる。作品の場合は未発表だと新作扱いになりそうだが時間的限界もある。すると、あれは新古住宅になるのか。10-3-11

 

自分の家の窓から見える所に去年の秋に建った家がある。完成後すぐに誰かが入居するのかと思っていたらそうでなくて建売り住宅だった。土日になるとその家の前や道の角には業者ののぼりが立てられていた。たまに見学者を見かける程度でのぼりだけが目立っていた。その家が冬を越し春を迎えることになりそうだ。新築を売りにするには時間が経ち過ぎた気がする。せっかくの家がかわいそう。10-3-10

 

この年令になると『守り』は決して消極的な行動ではない。現状を維持するだけでも並々ならぬ 努力を必要とするわけだから積極的とも言える。いくら頑張ったところで様々な機能や筋力や抵抗力も落ちていくのはしかたがないのでそれをきちんと認めて自覚するのも大切。そのうえで、守りたいものがまだあるうちに守っておかねば取り返しのつかないことになってしまう。今はまだたくさんある。10-3-9

 

守りに入る。いままで何でもなかった体のいろいろな部分に問題や変化が起きている。4年前の突発性難聴からその兆候が始まった。左目の飛蚊症が右目にも飛来したり、原因不明の脇腹の痛みがあったり、今回のように疼きが出たりと症状は小さくてもその頻度は確実に増えている。これから先、その流れをくい止めることはできなくとも極力緩やかなものにしたいと願う。そのためにも守りが大事。10-3-8

 

もう30年も前に傷めた鎖骨が今頃になって疼く。そのとき自転車の転倒で鎖骨骨折して2ヶ月近くギブスをするはめになった。手術はせずそのまま固めたので左の鎖骨には1Bくらいの段差が残ったままになっている。痛いわけではないが『いずい』というかちょっと張る感じ。友達に話すと「筋肉が衰えてきて支え切れなくなったからだ」と言われた。何だか当ってる気がするからこまったものだ。10-3-7

 

直球でいくか変化球でいくか。最初は変化球のつもりで制作に入った。しかし、出来上がったパーツを積み重ねてみると想定以上に不安定なことがわかった。数が少ないうちはまったく動かなかったのにある高さを超えると微妙に揺れ始める。大きさの違うパーツを積み重ね、それを維持するには細心の注意が必要なので予定を変更して同じサイズで積み重ねるふたつの作品に。変化をやめて直球勝負。10-3-6

 

新しい服を着ると、それまでのが急に古びて見えるから不思議。多少古くなりぱりっとしなくなったと感じながらもまだもう少し大丈夫かなと思ってたはずなのに『え〜、ここまでよれよれだったのか』と気づくことになる。これは服に限らず靴も同じ。比較できるものが現れて初めてそのものの正しい状態、つまり客観的な現状が見えてくるというわけだ。同じものばかりではなかなか見えてこない。10-3-5

 

左手で持つ箸が随分自然になった。今では家でも外でも意識して左にするというよりそれが普通 になってきた。個展後の7月頃から始めたので7ヶ月は経験してきたことになる。半年以上やっていれば慣れても当然か。幸い右手の痛みはまったく出ていないが、今後のことも考えて左手の箸を続けていくつもりでいる。個展の制作のためにも左手を上手に使って右手の負担を少なくしておかなくては。10-3-4

 

昨年の9月に近所の歯科で入るはずだった奥歯のブリッジがようやく装着。9月の治療ですべてが終ると思っていたのに、この間に北大での入院手術を経て5ヶ月も掛かってやっとここに辿り着いた。ぽっかり空いていた穴もふさがり噛み合わさる歯も久し振りに手応えを感じている。しかし、これまでのないことに慣らされた不安もあって食べ物を選んで送っている。これから大事に使っていきたい。10-3-3

 

すでに3月になっているの忘れて昨日の『ひとこと』の日付けに10-2-29と書いてしまった。今朝になってようやくそのまちがいに気づいて訂正。28日で終って欲しくない願望のせいなのか。何はともあれ寒い2月は過ぎ去り、春を迎える準備に入る3月へと移った。例年より積雪が少なかったので雪解けも早いような気がする。そうなってくれると長い春を満喫できるから嬉しいんだけど・・。10-3-2

 

レシートや領収書をホチキスで止めたあとは計算機の出番となる。これが活躍するのは年にこのときだけ。計算したものを自分用の紙に書きまとめてから控用に書き、そこでしっかり確認した後に提出用に書き込む。書かねばならない項目はそんなに多くないのに結構時間が掛かってしまう。掛かってしまうというより掛けてしまうと言ったほうが当っているのかも。慣れない記入作業がそうさせる。10-3-1

 



ウィンドウズで御覧の方は文字の表示を最小にしていただくと私のレイアウトに近づきます。

 

NAKAHASHI OSAMU

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