ある日のひとこと

 

 

=そのときどきの、思いついたこと、感じたことを書き留めてます=

 


 

お決まりの1年に1度の確定申告の作業に入る。まずは1年分の領収書やレシートの分類整理から始まり、それぞれをまとめてホチキスで止めていく。公共料金は前年とほとんど一緒だが制作に関わる出費には多少の違いが出てくる。この辺りは頑張り具合にも関係していて、計算前のレシートの束を見ただけでもそれがよくわかる。ここ数年、断トツの厚さはアクリル板や塩ビ板等を買う店のもの。10-2-28

 

浅田選手の銀メダルだけでなく、日本の3選手が揃って8位までに入賞したことも素晴らしい快挙。層の厚さを表わす結果 になった。それぞれの国とその時代によっては得意種目というのがあって、今の日本の女子フィギュアはそれに当てはまっているようだ。終ったばかりだというのに、前回のトリノから続いているこの流れを是非4年後にも繋げて時代を築いてほしいとついつい期待してしまう。10-2-27

 

日本と韓国がオリンピックの女子フィギュアに湧いた一日。残念ではあるけれど現在の実力では順当なメダルの色になった気がする。4年分の努力がたった4分間で決まるわけだからそのプレッシャーは想像を絶するものなのだろう。両選手が違った意味で流した涙が印象的。ライバルは互いを成長させるという見本のような二人。それにしても、同年同月に生まれている不思議な運命に驚かされる。 10-2-26

 

いつもの年より雪かきの時間が少なくて助かると思っていたら、今シーズンの積雪は平年の70%だという。どおりで少ないわけだ。そして今日は3月下旬並の暖かさになって積もった雪も一気に縮んだ感じがする。この陽気で水たまりも至る所にできていたし、雪割りをする人もたくさん見かけた。まだ2月なのにまるで3月中旬のような街の様子。春が待ち遠しい気持は一緒。もう少しの辛抱だ。10-2-25

 

『垢抜ける』、ふとこの言葉が頭をよぎった。意味はわかるけど辞書を開いてみると、そこには=[言動・人に接する態度や髪型・服装などが]都会風に洗練されている=とある。今度は『都会風』が気になって調べると『都会風』はなく『都会』には=文化的・娯楽的施設に富み、消費生活に適する条件を備えている大きな都市=だという。40年以上住んでも垢抜けられない自分がここにいる。10-2-24

 

ようやくスムーズな流れと手順に到達。失敗と試行錯誤を重ねながら、現時点では最善と思われる作業の進め方が定まってきた。これからは迷わずにこれでいいのだという確信を持って進められる。現在制作中の作品は同じ形のパーツを積み上げるものでそれを20個作る計画。だから作業手順はとても重要な要素になる。ここに至るまでに1ヶ月近くかかったがこれも制作のうち。次は9個目だ。10-2-23

 

2月もあと1週間ばかりとなってしまった。後半になってくるとなおさら3日の違いは大きく感じられる。28からいきなり1になってしまうなんてまさに尻切れ。そこのところをしっかり頭に入れておかないと7月の個展に向けての2月の制作目標達成も危うくなる。現在の進行具合からいくとさらなる頑張りが必要なようだ。それでも、昼にカーリングの放送があったらなんとしても観るつもり。10-2-22

 

カーリングはかつての冬期オリンピックにはなかったスタイルの競技なのでその新鮮さも引き付けられる理由のひとつだと思う。ほとんどがスピードと距離と技を競い合う競技のなかにあって緊張しながらもゆっくりとしたあの試合の流れがいい。それに、お互いの駆け引きがかなり重要になるところと1投で状況が一変するところもおもしろい。ゲームとしての楽しい要素がいろいろ含まれている。10-2-21

 

カーリングがおもしろい。冬期オリンピックの放送時間が早朝のせいもあってほとんど観ていなかったけど、なぜかカーリングは昼なので二度も観ることができた。最初は中国戦で、かなりどきどきはらはらするゲーム展開に目を離せなかった。そして今日のイギリス戦は両チームとも絶妙ななショットの連続で試合は進み、最後は劇的なサヨナラ満塁ホームランといった感じで勝って充分楽しめた。10-2-20

 

作品に対する受け止め方や好みは感受性に関係している。だからそのへんのところは瞬間的に判断される。ここが文学や音楽や演劇などとは決定的に違うおもしろさ。いきなり心に深く訴えかけてくる場合もあれば、軽快でストレートな心地よさの場合もある。どちらも心に響き惹かれたことに代わりはない。作品の質(レベル)が高ければそれだけ感動も大きくなる。そんなとき『すごい』と呟く。10-2-19

 

続き。それはとても力強く迫力のあるものだった。74才とは思えないパワーがありエネルギッシュな声なのだ。創造への情熱や意欲がそうさせているのだろう。いくつかの印象的な言葉のなかに『計画段階では必ず複数のプロジェクトを平行して進めていく。もし、ひとつだけでそれが不可能になったら大変なことになる』というのがあった。決して創作のすき間を作りたくないという決意の表れ。10-2-18

 

『クリスト講演会』。定員200人なので開演の30分以上前に会場に入る。すでに半分の席は埋まっていたから正解だった。世界的なアーティストに身近で会える嬉しさが込み上げてくる。みるみる席は埋まり始まるときには立ち見の人達も大勢いた。クリストが現れたときの最初の印象は思ってたより小柄だなというもの。勝手にもっと長身をイメージしてた。しかし、その声を聞いて驚いた。10-2-17

 

クリストの本を探しに行ったのに=We Are The Word=のDVDを手にして帰ってきた。散歩のついでに歩いて40分程の所にある大きな本屋に向った。美術書コーナーで探したがまったくかすりもしなくてがっかり。せっかくなので店内をぶらぶらしているとCD屋にぶつかった。少し前に中心街のCD屋では置いてなかったDVDがあり、以前からほしいと思っていたものを手に入れ今度は満足。10-2-16

 

品のないというよりTPOをわきまえかった振るまいと言葉。今度はスノーボードのオリンピック選手の言動が問題になっている。擁護する人もいるようだが朝青龍とは意味が違う気もする。日本の代表として選ばれ国のお金で行ってるんだからそれなりの節度が求められて当然。それが嫌なら自分を守り抜くために辞退もできたのでは。プライベートならどうしようと自由だけどあれはいただけない。10-2-15

 

マイケル・ケンナの写真展。昨年の秋に釧路で開催しているとき、観てみたいと思ったけどあまりにも遠いのであきらめたものが札幌の美術館で観られた。20Bもないほどの正方形の北海道の風景の作品がたくさん並んでいた。自然と人との関わりを鋭い感性で切り取られた冬の世界が広がっていて、北海道で生まれ育ったというのにその美しさに引き込まれた。厳しさも優しさで受け止めのいる。10-2-14

 

『宇高航路来月廃止』という新聞見出しが目にとまった。なぜか自分の今や過去に関係していたり興味や関心のある内容だと目に入るものだ。岡山の宇野から香川の高松を結ぶ航路を大学3年のときに乗船している。高松からは列車で徳島に行きそこからフェリーで大阪に向った。泊りなしの移動で四国には南国情緒のあるフェニックスの記憶があるのみ。きっと上陸だけでもしたかったんだと思う。10-2-13

 

なぜ鳴るのかわからないけど、とにかく上着をフックに掛けるのをやめて用を足しているとノックがあり「煙草を吸ってますか?」と警備員から声を掛けられた。座ったまま「いいえ」と応え事情を説明すると立ち去ってくれた。あとで、多分そうだと思われる原因が浮かんだ。最初にフックが随分高いなと感じたがこれも関係していて、上着から立ち上がった熱気にセンサーが反応したに違いない。10-2-12

 

トイレ事件。事件というのは大袈裟で不可解な出来事といったところか。先日の寒い日が続いていた頃の話。最近、中心街にオープンしたビルの地下のトイレの大の方に入ったときのこと。上着をドアのハンガーに掛けた途端に『ここは禁煙です』との音声が出てきてブザーも鳴り始めた。驚いて上着をはずすと音声とブザーは止まった。まさかと思いながらもう一度掛けるとやっぱり鳴った。続く。10-2-11

 

=生きることは食べること=このキャッチコピーに惹かれて柴咲コウ主演の映画『食堂かたつむり』を観に行く。もうひとつわくわくしてたのはシニア料金の1,000円で観られることだった。それなのについているのかついていないのか男はみんな1,000円のメンズデーだとは・・・。料理をしているときの神々しいシーンがとても美しく印象的。おもしろい構成にもなっていて充分楽しめた。10-2-10

 

ついてる日。ギャラリー内に置いてあった美術関係のチラシを見ていると『緊急告知=クリスト講演会』というのが目に入った。たまたま今日そこに行き、何気なくチラシを見渡したからよかったものの、もしそうしていなかったらその情報を得ることなく貴重な機会を逃してしまうところだった。もし、17日の講演後に知ったとしたらものすごい残念で口惜しい気持になったに違いない。よかった。10-2-9

 

ちょっとついてない日。買おうとした素材がなかったため違う店に行ってみると100円高いけどあったので喜んで2枚買った。値段よりあったことが嬉しい。前の店で買ったホコリブラシ(作品のため)とは異なるタイプのいいものがあるかと思って探してみると、何とこっちは同じものが『広告の品』ということで198円になっていて100円も安い。それぞれの高い方を買ってしまったわけだ。10-2-8

 

昨日は寒いうえに吹雪だったので散歩をあきらめ買物にも行かずに結局外出なし。おかげで万歩計は0のまま。外での仕事がある日は最低でも8千歩は歩くけど、そうでない日は散歩に出ないと歩数はかせげない。しかし、今日は散歩はしてないのに9千歩にもなった。それは雪かきと雪捨てでの歩数。1時間半ほど頑張ったおかげでただ歩くよりもずっといい運動にもなった。でも、散歩の方がいい。10-2-7

 

続き。朝青龍のファンや擁護する人は朝青龍は興行的に大相撲を支えてきたと口々に言うけれど、昔からの大相撲ファンを減らした張本人でもあることを忘れているのでは。相撲協会も品のない横綱にいつまでも頼ってばかりいたからこんな事態になったわけで対応があまりにも遅すぎる。もし今回も引退勧告せずにずるずるしていたら大相撲をさらに衰退させた気がする。朝潮にはあきれてしまう。10-2-6

 

朝青龍は何故自分が引退せねばならないかを最後まで理解していなかったようだが、その理由が朝青龍の兄の言葉から見えてきた。そのコメントとは「横綱の成績に不満を持つ数少ない人々からの攻撃で引退を決めた」というもの。もしかしたら強ければ何でも許されるとの家庭で育ったのかもしれない。これは文化の違いとかの問題ではなくあくまでも個人的な人格の問題。品性はどこの国にもある。10-2-5

 

冷凍庫に入ったような凍える日は今日も続いている。昨晩、寝る直前に心配になり水を落して寝ることにした。留守にするわけでもないのに水落しをするのは初めて。もう、20年以上前になるけど水道管を凍らせて大変な目にあった経験がある。それを考えれば落す手間はどうってことない。不安な気持で朝を迎えるよりずっといい。水道の水落しの意味は暖かい地方の人には理解できないだろうな。10-2-4

 

今朝、台所の窓には大きな花が咲いていた。花というより水菜かほうれん草のような大きさだから野菜畑のようにも見える。水道の蛇口から出る水が最初はチョロチョロで一瞬あせったけど次第に太くなり胸をなで下ろす。引越して来てまもなく5年だけど初めてのこと。正午頃だというのに街中の寒暖計が−9.7℃になっていてびっくり。最低は−13℃で最高が−9℃だったというから寒いはず。10-2-3

 

日本ハムの中田翔は今年も駄目な気がした。もしかしたら、今年だけでなく・・・。新聞に載った写 真を見てふとそう思った。長髪が帽子からはみ出し、それも茶髪というより金髪に近い。そこから必死さとか追い込まれた緊迫感が伝わってこなかった。たしか今年で3年目のはず、期待に応えられずに年数が経ってしまうと、今度は大して期待されていなかった選手が突然現れて追い抜かれたりする。10-2-2

 

早いもので2010年も1ヶ月が過ぎ去った。年末にひいた風邪のせいもあってか1月の前半は集中力を欠いたままだらだら過ごしたような気がする。体力が落ちると気力も長続きしないもので落着いて仕事に取り組めないでいた。後半に入ってようやくやる気も湧いてきて本格的に始動できたけど、このままだったらどうしようと心配になるほどだった。逃げる2月は追い越すつもりで駆け抜けたい。10-2-1

 



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NAKAHASHI OSAMU

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