ある日のひとこと

 

 

=そのときどきの、思いついたこと、感じたことを書き留めてます=

 


 

屋久島での水彩スケッチの何枚かをパソコンでカードにしてみたが色合いがうまく出てくれない。細かい調整を何度もやり直してプリントしてみても赤と黄色系が弱くて青系ばかりが強くなる。以前にもそんなことがあって修理に出したけど、今回もそれに似ているのでちょっと心配。12月に入れば年賀状という大事な印刷が待ってるからのんびり入院もさせられないし、何とか回復してほしい。08-11-30

 

『無理と無駄』。この前の友との話のなかで旅先の町なかで移動するときの方法についてなるほどと感心することがあった。どこかに向うとき行きはタクシーを使い、帰りはほとんどが中心街に向うのでバスに乗ったという。僕は頑張って歩くことが多いからお金はういても時間を無駄 にしてたときもたくさんありそうだ。日常と旅先では時間の大事さが違うとわかっていてもついつい歩いてしまう。08-11-29

 

『北区のアーティスト展』の当番日。朝9時からなので8時20分には家を出て歩いて会場になっているサンプラザへ向う。40分かかって9時ちょっと過ぎに到着。もし地下鉄を使うと地下鉄駅までの歩きが20分、地下鉄がスムーズに来たとして5分、降りてからサンプラザまで歩いて5分で合わせて30分になる。それならば大差はないとずっと歩くことにした。そんなわけで帰りも歩きに。08-11-28

 

大きな事件で容疑者が移送されるとき報道人が群がりその容疑者に向って声をかけているのをテレビでよく見かける。応えられるはずのない問いかけをするのもおかしいが、まるで自分も被害の当事者か関係者であるかのような怒声で呼び捨てにしてるのを聞くと嫌な気分になる。犯人としての確率は極めて高くてもまだ容疑者である。応えてもらおうという記者意識より上目線の傲慢さが鼻につく。08-11-27

 

5年前の2003年に沖縄と波照間島に行ったときにはビデオカメラも持参して随分たくさん映してきた。そのあとの旅は美術館が中心だったので持っていってない。そして、今回は波照間のときに似て自然のなかに身を置くのでどうするか迷ったが持っていかない方を選んだ。おかげでたくさんのスケッチを描くことができた。ビデオ撮影も楽しいとはいえやっぱり絵を描く楽しさにはかなわない。08-11-26

 

友とお酒を飲みながら互いの旅の報告会。友は青森、弘前近辺を巡る観光あり温泉ありの4泊5日のひとり旅。彼にとっての初めてのひとり旅(日程や交通 手段、宿泊などすべて自分で計画して手配)をデジタルカメラのときには動画も入るスライドショーでたっぷり見せてもらった。そして、今度は水彩 スケッチを紙芝居風に一枚一枚めくりながら見てもらう。どちらも幸せのときが詰まっている。08-11-25

 

昨日から自分が住んでいる区の『北区のアーティスト展』が始まった。北区在住の公募展の会員や個展、グループ展などで発表を続けている作家達で絵画を中心に展示している。屋久島のあとに描き始めた30号はこのための作品。できるだけ軽く描きたいというのが最初からあって一気に仕上げた。イメージがはっきりしていたおかげでできたけどもっと描き加えようとする心との戦いでもあった。08-11-24

 

そろそろ湯たんぽの出番。去年の11月に買って使い始めた湯たんぽには随分助けられた。寝る部屋には暖房がなくて冷えきっているので当然布団も冷たい。だから、丸めた体を少しずつ伸ばしていくことになる。暖めては伸ばし暖めては伸ばしだからそれなりに時間がかかる。でも、今日からはいきなりどーんと足を伸ばせる。これで切るに切れない春までの長い付き合いの始まりだ。よろしく!08-11-23

 

4人が集まりクラス会の打ち合わせ。それぞれ個別には会っていたけど一同に会するのは中学卒業以来初めて。そんなわけで懐かしい話で盛り上がり打ち合わせはしばらくそっちのけになる。居酒屋では賑やか過ぎて話し合いがやりにくいかと考えて予約をしたレストランでうるさかったのは我々のようだった。それでも、3月初旬の開催日とそれぞれの役割も決まっていよいよ具体的に動き始める。08-11-22

 

最近は南瓜を食べることが多い。送ってもらった南瓜は結構立派なものでまだまだ残っている。これからもしばらく続きそう。ときにはじゃがいもと大根も一緒に煮て食べてるがこれもおいしくて御飯がいらないほど。ほくほくの南瓜は本当にうまい。ほかの野菜にも当たりハズレはあるけれど今回のは大当たりで幸せ。この南瓜を残すのは無理だから冬至のときにもおいしいのに当ってほしいもの。08-11-21

 

一気に雪景色。朝起きたときの肌寒さで感じたもしかしたらとの予想はあたっていた。カーテンを開けると真っ白な世界が広がっていた。それまでの暖かさからするとあまりにも突然の変化に驚く。いよいよ雪とのつきあいの始まりだ。靴の滑り具合を確かめながら雪道を歩いて出かける。慣れるまでは慎重になったほうがいい。夜遅くの帰り道は真冬と変わらぬ ツルツル路面でいきなり本番に。08-11-20

 

今も耳と鼻の薬は飲み続けている。おかげで鼻はすっきりしてきたし、耳のつまった感じもほとんどなくなった。朝昼晩の食後に飲んでる5錠の薬の種類が気になって今一度確認してみると、胃潰瘍と胃炎、粘膜を正常にして痰を出しやすくする、炎症やはれを抑えたり痰を出しやすくする、アレルギー疾患の治療、抗生物質で感染症を治療する薬と書いてある。それにしても痰の正体って何なの。08-11-19

 

スタンドではタイヤも新しくするように勧められた。「そんなに走ってるわけでないし、それほど減ってないはずだから大丈夫」と言ったら「タイヤは走ってるかどうかでなく年数で劣化するものですから」と返してきた。確かにそうなのかもしれないが綺麗に残っている溝を見たらまだまだ使える気になる。たいして走ってもないのにたった3、4年で使えなくなるようならそっちのほうが問題だ。08-11-18

 

もし、ホイールを修繕するなら30分位かかって3千円になるという。しかし、それは応急処置的なもので完全に解決するわけではない。問題を解消するには新しいホイールを買うしかない。その値段が5千円と聞いて少し迷ったが取り寄せなので時間がかかると言われた。2千円の違いは微妙だけど今日走るほうを選んで修繕を頼んだ。へこんだまま走ってるより危険度はかなり小さくなるはず。08-11-17

 

何だか似たパターン。まったく違った内容でどきどき度も小さいけど、この前の旅立ち前の病院に似ていた。車にガソリンを入れにスタンドに行ったとき、ついでに交換したタイヤの空気圧も調べてもらった。すると、3年前にぶつけて歪んだままのホイールがタイヤに無理をかけているのでこのまま走るのは危険だという。隣町のアトリエに運ぶ作品をたくさん積んできてるというのに・・。続く。08-11-16

 

初雪が降ったあとはそれほど寒くもならず雪も降っていない。スキー場では雪が少なくてやきもきしているようだ。それでもいつ降ってもおかしくない時季に入ってるのでタイヤ交換をした。これは毎年やってる冬を迎えるための恒例行事。あとは家のなかの仕事でカーテンを替えることと窓にプチプチを貼る作業が待っている。もうひとつ大事なのが灯油の購入。いつ買うべきかで迷っている。08-11-15

 

インターネットカフェであっさり増量。自分のホームページが出来たころ、ウインドウズではどう見えるのかを知りたくて何度か入ったことはあったけど、それ以来なので8年振りくらいになる。そんなわけで最初はすぐに思い浮かばず、誰かのパソコンを借りなくてはなんて考えてたほど。更新は10分足らずで済んで、料金は30分以内の200円。頑張って縮小するよりずっと簡単に解決。08-11-14

 

昨日の続き。解決策としては写真を縮小したりカットして余裕を作るか、料金をプラスして容量 を増やすかになる。これからのことも考えて増やそうとしたのにその操作をするところまでも行ってくれない。手続きはインターネットでしかできないという。そのためには接続可能なパソコン(多分ほとんどのパソコン)からやるしかない。とりあえず縮小の作業に取り組み『ひとこと』の分を確保。08-11-13

 

ホームページに問題発生。遅まきながらようやくHPに『はしご展』の報告を作って送ろうとしたら『送ることはできません』と拒否されてしまった。何年か前にも体験があったので『容量 を越えたのでは』という予測はついた。そこでプロバイダのHP から調べようとしたらOSが古いので『対応できません』との冷たい文字が・・・。ならばと電話をかけると、やはり「古いですね」と言われて・・。08-11-12

 

段ボールの小包が届く。その中には南瓜、長芋、キャベツ、人参、牛蒡、じゃがいも、ヤーコン、玉 葱などが詰まっていた。送ってくれたのは実家のあった隣の人で定年後は自分の楽しみとして野菜作りに精を出している。すでに3年目に入った畑はかなり本格的になってきて、楽しみどころか仕事のように忙しいとぼやいていたけどそれも生きがいのよう。作り手の顔がわかる野菜を味わえる喜び。08-11-11

 

先週の土曜には友と飲む。ちょっと酔いがまわったのと寒かったせいもあって、いつも歩いて帰る地下鉄から我家への帰り道が億劫になりバスに乗ることにした。時刻表で確認して、もしも10分以上待つようなら歩くつもりだったけどタイミングよく5分後にある。始発のターミナル待合室で待つ間もなくバスに乗車。ぼーっとしてるうちに降りる停留所に着いた。当たり前のことだけど楽ちんだ。08-11-10

 

あれだけ動き回り山を登り下りしたのに帰宅後に計った体重は2Lも増えていた。それは民宿の食事をたっぷりいただいたせいだろう。体を動かしてる分、御飯もおいしくて普段の倍以上食べた気がする。トビウオもまるで亀の爪のような貝(名前は忘れた)も初めて食べた。亀の爪なんて知らないのになぜかそう感じた。縄文杉への道という目標を失った今、日々の散歩に力が入らずこまっている。08-11-9

 

屋久島から帰ってきて1週間が過ぎた。日常の生活がひと巡りして旅の気分は徐々に遠ざかる。昨日からは30号の作品も描き始めた。それでも『ひとこと』はまだ屋久島のなかにいる。レンタカーを借りたのは今回が初めて。だから旅先で車を運転するのも初めてというわけで乗るまではわくわくしていた。バスと違って自分の好きなように走れるし時間を使えるので島内一周には大いに役立った。08-11-8

 

出会いといえば人との出会いもある。山では人と行き交うときは必ず挨拶を交わす。そんなときでなくても旅先では日常と違って声を掛けやすくなるもの。それは同じ目的を持った親近感のせいだと思う。たまたまバスで乗り合わせて話した人と「もものけ姫の森」でスケッチをしてるとき偶然再会し、下ってきたという太鼓岩を勧められて登ってみたら最高だった。こんなやりとりの気軽さもいい。08-11-7

 

屋久猿と屋久鹿。両方とも随分たくさん出会ったがその場所も対応にも微妙な違いがあった。猿は道路沿いで会うのがほとんどで鹿は道路でも森のなかでもよく出会った。道路で毛づくろいをしていた猿なんかは車が近づいても動こうともせず無視された感じ。森で出会う鹿はこっちを見ているけど立ち去ろうとはしない。そのうち自分の世界に戻る。野生の動物とこれほど身近に接したのは初めて。08-11-6

 

民宿もいろいろ。屋久島では安房川のほとりの「水明荘」に3泊、宮の浦の丘の上にある「美山(みやま)」に2泊、そして港近くの「おふくろ」に1泊。泊る場所にも変化をつけたくて川、山、海と違った環境を選んでみた。一番見晴らしのよかったのが「水明荘」、料理がおいしくてきれいな部屋だったのは「美山」、施設は古いけどその分安かったのが「おふくろ」。宿も旅の楽しみのうち。08-11-5

 

雪が降る。今年の初雪。ついに冬を覚悟するときがやってきた。それはおいといて、旅の話をもう少し続けたい。医者に「飛行機に乗るのは勧めれない」と言われたとき、一瞬迷いが生まれた。気圧の変化で耳がもっと悪い状態になってしまうかもしれない、でもようやく念願が叶うときがきたのにすべてをキャンセルするのもつらい。迷いの末、屋久島を選んだ。まちがいなく危険な賭けだった。08-11-4

 

午前中に屋久島の旅の期間の『ひとこと』を書き終える。去年は耳だけでなく家の灯の心配を抱えての旅だったけど、今回は薬と「お祈り」もたずさえての旅立ちだった。薬が効いたのか、搭乗前後の対処のせいか、慣れない「お祈り」の効果 があったのか、それともどちらもよかったのかとにかく耳が悪化することなく済んでほっとしている。実はもしものときの屋久島の病院も紹介されていた。08-11-3

 

旅の疲れを癒す間もなく朝9時には耳鼻科の待合室に。すでに満杯。検査を受け無事を報告し診断を受け薬を手にしたのは11時過ぎ。今日が最終日の知り合いの展覧会に顔を出し、12時40分に待ち合わせて隣町のレストランに車で向う。予約が必要なほど人気の店で芋料理をおいしくいただく。本来の目的の近くの画廊喫茶に行き作品を観る。そんなことで旅の『ひとこと』は明日に先送り。08-11-2

 

最後の朝。晴天で23℃の予報、札幌は12℃らしい。朝食後、港から望む山々を3枚綴りで描く。チェックアウトして高速船乗り場へ。変化をつけるため帰りは船を選んだ。10:45出航。ついに屋久島とお別 れだ。できればまた訪れたい。鹿児島港到着後、市立美術館でブラマンク展を観て城山公園から桜島をスケッチ。鹿児島から羽田、羽田から千歳と乗り継いで23:30我家に辿り着く。08-11-1

 



ウィンドウズで御覧の方は文字の表示を最小にしていただくと私のレイアウトに近づきます。

 

NAKAHASHI OSAMU

作品の著作権を侵害することのないようお願いします