ある日のひとこと

 

 

=そのときどきの、思いついたこと、感じたことを書き留めてます=

 


 

いわゆる「道徳教育」を小中高の正式教科にしようとする動きが出てきた。提言では「人としてどう生きるか、他人をどう思いやるか学ぶということ。全体主義にはならないし、右に傾くということではない」とも語っている。国が生き方も思いやりも強制的に指導するわけだ。これはかなり危ない教育。これがすでに全体主義だし、自由な選択のない社会には極端な左か右の道しか残されていない。07-3-31

 

車検のための整備工場を探すのがめんどうだと思ってたのに意外なところで簡単に見つけた。散歩の途中、ガソリンスタンドにはためくたくさんののぼりが目に入った。そこには『車検受付中』と書いてある。さっそくチラシをもらいに行く。そこでやるわけでなく工場は違う場所にあるという。でも、いいタイミングで見つけたわけでこれも縁とさっそく予約を入れた。めんどうからあっさり解放。07-3-30

 

前回の車検のときには整備工場から1ヶ月位前に案内のはがきが来てたのに今回は届かなかった。どうしてかと思ってその工場に行ってみると、なんとそこはきれいな更地になっていた。感じのいい対応だったし親切だったので続けて頼むつもりだったのに・・・。厳しい現実。高い車検料だけでも頭が痛いのに新たな整備工場を探さねばならない。初めての所は多少心配になるからめんどうな気分。07-3-29

 

来月は車検を取らねばならない。日本の車は故障が少ないのを売りにしてるはずなのに2年は早過ぎる。一番の問題は高い車検料でその内訳をよくよく見るとそのからくりがよくわかる。合計で約9万円のうちでもっとも高額なのが重量 税の3万8千円。次に多いのが自賠責の3万1千円。つまり合計で7万円近くになる。肝心の車の点検にかかる費用は2万円でしかない。車検というより税金徴集。07-3-28

 

2ヶ月後に迫った5月末からの個展では平面作品を発表する。最近は立体中心に制作してたが平面 にしようと思ったのにはわけがある。それは、ギャラリーに初めて立ったとき、その空間を活かすには平面 作品のほうがいいと感じたから。場によって浮かんでくる発表のイメージはまったく違う。とにかく今回は天井の高い壁面 が気に入った。常に全体をイメージしながら個々の作品を制作してる。07-3-27

 

2周年記念にちなんでというわけでもないけど、ようやく我家の水槽にモンクホーシャ3匹が仲間入り。モン太にいきなり3匹の子供ができたみたいでいっぺんに賑やかになった。さっそく新しい3匹に名前をつけてあげた。ゆったりしてるモン助と動きの激しいモン次郎とちょっとかわいいレモンと命名。モン太も新入りもお互い戸惑ってるようにも見えるけどとにかく仲良く元気にいてほしい。07-3-26

 

今日は引越し2周年記念日。何度かふれてることだけどここに引っ越せたのは本当についていたと思う。住めば住むほどこの家とこの地域の生活環境の良さを実感。歩いて5分の範囲内にスーパーやホームセンター、本屋だけでなく今はやりの銭湯や地区図書館もある。地下鉄駅までの歩いて20分も運動不足の解消にも役立っている。最近、立派な斎場もできたけどこれとは無関係でいたいもの。07-3-25

 

不名誉なことで全国的に有名になってしまった夕張へ。何となく勘で走行してるといきなり目的の美術館の前に出た。どこかで聞くつもりだったのに偶然うまくいった。こんなときもある。いろいろな作品があってそれなりに楽しかった。壁に懐かしい映画の看板がかかる建物の並ぶ通 りを歩きながら昼食をとる店を探す。他に客のいない食堂で夕張ラーメンを食べた。それはよくある昔風ラーメン。07-3-24

 

いよいよプロ野球が始まる。もう、そんな時期になったのかという驚きもある。最近行われたドラフト会議では西武が問題を起こしたせいもあり希望入団枠廃止の流れだったが巨人の反対で今年からの実施は微妙になった。自分のチームで選手を育てる意志も意欲もないのにこだわる理由がわからない。オープン戦の先発メンバーを見てもピッチャー以外での生え抜きは三人しかいないというのに。 07-3-23

 

午後、知り合いの家を訪問。近くの地下鉄駅で降り、車で迎えに来てもらう。自分の車で向うか地下鉄で行くか迷ったがその前に街での用事もあったので地下鉄を選んだ。4年振りくらいの再会に話もはずみ時間はあっという間に過ぎた。久し振りということで夕食もごちそうになり、ワインを飲みながらの会話に。それも地下鉄で行ったからできたこと。帰りはバスと地下鉄を乗りついで我家へ。07-3-22

 

春分の日の朝。6時に目覚める。目覚ましは6時半にセットしてたけど6時10分に起床。4月になったら6時起きにしようと思っていたのが少し早まるかもしれない。暗いうちに起きるのはつらいから日の出と早起きはおおいに関係がある。今日の札幌の日の出は5時38分で日の入りは17時47分になっていた。これからさらに日の出が早くなっていくのが嬉しい。夏至までこの楽しみは続く。07-3-21

 

まるで判で押したようなグラフにがっかり。もしかしたら多少よくなってるのではと期待してたのに1ヶ月振りの耳鼻科の聴力検査結果 はまったく変化なし。いよいよ、もはやこれまでかという心境。小さな耳鳴りは残っているけど気になるほどではない。たとえ聞こえづらい波長があったとしても日常生活ではまったく支障がないわけだからここまで治ってくれたことを素直に喜ぶことにしよう。07-3-20

 

今、近代美術館で開催してる『ペルシャ文明展』は去年の10月名古屋の愛知県立美術館に行ったときにやっていた企画展。常設展が目当てだったけどセットだと安くなるとの言葉につられてそれも観ることにした。展示室は薄暗く、さらに似たようなものがガラスケースに入ってたりして装飾品を眺める気分になってしまいほとんど立ち止まることなく出口へ向った。だから正直よく覚えてない。07-3-19

 

もう1週間近く寒い日が続いてる。これだけ続くのはこの冬で初めてのような気がする。今までは寒い日があっても長続きせず必ず暖かい日が挟まっていた。ずっと暖冬できてたのに最後にこれだと暖冬だったイメージも消えてしまいそう。どうせなら1月、2月に来てくれればよかったのにこの雪と寒さのおかげでせっかくの春が遠ざかった。暑さ寒さも彼岸までというのにそうはいかないようだ。07-3-18

 

帰宅してポケットを確認すると片方の手袋がない。近所のスーパーへ行くときは手袋をはいていったけど帰りはしなかった。だから、まちがいなくスーパー内か帰り道に落したことになる。すぐに同じ道を辿る。道にはなかった。スーパーのレジで聞いてみたが届いてないという。がっかりしながら帰ろうとすると入口の横の棚の上に手袋を発見。誰かが拾って置いといてくれたのだ。その人に感謝。07-3-17

 

アロエとナタデココのヨーグルトを食べた。アロエはわかるけどナタデココっていったい何?以前にも食べたことはあるけど追求しなかった。そこで、ネットで調べることに。「ナタデココ」ですぐに出てくるから助かる。フィリピンのデザートで原料はココナッツの実。スペイン語で「ナタ」は液状に浮く上皮、「デ」は英語のof、「ココ」はココナッツ。つまり『ココナッツに浮く上皮』になる。07-3-16

 

なんだか嬉しいとき。スーパーでの買物の合計金額が予想より少なかったとき。カゴにたくさんの品物を入れたときもだいたいこのくらいかなとおおよその金額を思い浮かべる。それより多いことがほとんどだから少ないときの喜びは大きい。逆に予想をかなり超えたときは打ち間違ったのでないかと疑ってしまう。でも、自分に都合よく計算してたり忘れてる品物があったりするからそうなるだけ。07-3-15

 

札幌での思い出の建物が消えていく話。最初に住み始めたのが大学の寮。かなりおんぼろだったけど寮費(たしか3食付で1ヶ月3,000円)のことを考えれば全然気にならなかった。それに劣らず校舎もかなり古くて暗くて狭かった。それでも楽しく充実した4年間だった。その寮も校舎も壊されて20年は経った。その後住んだ6つのアパートの4つは消えた。そのまま残る藻岩山がせめての救い。07-3-14

 

朝、カーテンを開けてびっくり。外は白一色の世界になっていた。完全に冬に逆戻り。道路の雪もほとんどなくなりこのまま春に移り変わるのかと思われたのにそうはいかなかった。でも、考えてみればまだ3月中旬なわけでこのぐらいの雪はありうること。それなのに今年は暖冬で雪解けが早かったから勘違いしてしまう。風も強くて冬の嵐のよう。冬にはめずらしく雷も何度も聞こえてきた。07-3-13

 

スーパーで2才くらいの男の子と4才くらいの女の子が1台の子供用買物カートを仲良く押している。お母さんがそのカートに品物を入れていく。子供達も嬉しそう。ほほえましい光景。買物後外に出ると、男の子と買物袋をそりに乗せているところだった。そこで女の子が「私も乗りたい」と言うと、お母さんは「大丈夫、二人で乗れるよ」とすぐに応えて買物袋を手に持った。優しいお母さん。07-3-12

 

『札幌を彩る作家たち―街の想い出 私の記憶』という美術展を観た。1920年代から60年代にかけての風景画が多くあり、その当時の写 真も展示してあった。札幌に住み始めたのは1968年の18才のときからだけどすでに40年も経ってるわけで、ここまでくるとさらに昔の絵や写 真も懐かしく感じてしまう。街並はこれからも変容を続けるだろうから若き日の思い出はさらに消えていく。07-3-11

 

冤罪を防ぐために取り調べの様子を録音、録画する可視化を進めるべきと日弁連が主張してるらしい。もちろん大賛成。それに対して警察は「取り調べの機能を阻害する」として反対してるという。そりゃそうだろう強圧的な尋問をしたり勝手に自白調書を作ったり踏み絵(踏み字)をさせることもやりづらくなるわけだから反対するのは当然。泥棒が監視カメラの設置に反対するするようなもの。07-3-10

 

鹿児島県議選での買収に関わったとされた12人全員が無罪になった。あまりにも当然のことだけど、警察と検察によって奪われた無念で屈辱の4年は取り戻せない。なぜ、誰のために事件をでっち上げる必要があったのかも徹底的に追求してほしい。信じ難いほどめちゃくちゃな捜査と強引な取り調べをやらざる得なかった理由が必ずあるはず。そこを知りたいのにまったく報道されないのが不思議。07-3-9

 

北と南のイメージ。単純に考えると北は寒くて南は暖かいと思ってしまう。たとえそれがひとつの町のなかでも同じ。札幌の場合でも北区より南区のほうが暖かいもんだと思い込んでたらそうではないらしい。2月の平均気温のデータによるとほぼ毎年、北区の隣の手稲区がもっとも暖かく南区が一番寒いという。その差はなんと1、9℃。いわゆるイメージで勘違いしてることは他にも多々あるはず。07-3-8

 

売り場の配置替えをほとんどしないのがスーパー。よく行く店はこっちには何があり、あっちには何があるとわかっているから行ったり来たりも少なくてすむ。でも、初めて入るスーパーでは右往左往したりもするもの。それにしてもだいたい果 物や野菜の売り場から始まっているのはどんな理由があるのだろうか。日常的に消費する量 が多い、つまり買う人がもっとも多い商品ということなのかな?07-3-7

 

プリンタ用紙がなくなったのでヨドバシカメラに買いに行く。店内の売り場の配置が大幅に替わっていた。その前も何度もそうしてるから定期的にやってるようだ。そのときの売れ筋を大事にするためだろうけど度々だと戸惑ってしまう。それでもしょっちゅうやるのは売り上げアップにつながっているということか。探してるうちにぐるぐる回らせていろんな商品を見せるための戦略のひとつかも。07-3-6

 

昨日の続き。説明不足だったけどその本は[芸術とは人を驚かせることである=島本昭三]。『下手でなければならない』とは絵のこと。上手を意識すると技に走り比較の世界に入ってしまって素直に楽しめなくなるといった意味。2年前、京都の何必館での近代芸術家の書展で同じような言葉『上手は下手に習え』に出会っている。世阿弥の言葉で中川一政の書だった。これは今も心に残るひとこと。07-3-5

 

散歩の途中に図書館に寄る。そこは家から5分ほどの所の地区センター内にあるので散歩の前に図書館に寄ったというほうがあたってる。こじんまりとしていて落着いた雰囲気がいい。そこで手にした本の中におもしろいくだりを見つけた。『下手でもよいのではない、下手でなければならない』というもの。『下手でもよい』では上手が上にあることになる。それでは『下手』とは何ぞや?などなど。07-3-4

 

いつもとはちょっと違うコースで夕方の散歩をしてると駐車場に入りきれない車が車道に並んでる店に出くわした。そこは有名な菓子店。そう、今日はひな祭り。入ろうかと思ったがガラス越しに見える混雑ぶりに諦める。買物をしようと近所のスーパーに入るとかわいいい歌が流れていた。入口付近もピンクに飾られていていかにも女の子の節句の雰囲気。春を味わいたくて思わず桜餅に手が伸びた。07-3-3

 

85、52と78、56。これは日本人の女と男の平均寿命。女は世界一で男は4位 。これが平均寿命だからそれを超えてるひとが大勢いるわけだ。この数字だけでも老人社会になっていく姿が目に浮かぶ。自分の78才を考えるとかなり先で想像するのもむずかしいのに20年後と考えるとそんなに間がないように思えてしまうから不思議。発表する機会を年で計算する20回しかないからだろう。07-3-2

 

札幌の2月に−10℃を越えなかったのは観測史上初めてだという。ついに窓一面 の氷の花を見ることはなかった。もうすでに『しばれる』という言葉は死語になったのかも。地球の温暖化は深刻な大問題だから暖冬だと暖かくて助かるなんてのんきなことは言ってられない。温暖化によって陸地が水没するだけでなく異常気象は生活と幅広い産業に大打撃を与える。冬の寒さと雪があっての春の喜び。07-3-1

 



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NAKAHASHI OSAMU

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