ある日のひとこと

 

 

=そのときどきの、思いついたこと、感じたことを書き留めてます=

 


 

北浦和にある埼玉県立美術館の『田園讃歌展』へ。ミレーから印象派そして日本の画家へと続く見応えのあるいい企画展だった。この美術館はとてものどかで変化がありそれでいて落着いた公園の一角にあり、全体で素晴らしい環境を創っている。最近オープンした鉄道博物館を見るため大宮へ。小さな子供を連れた家族連れや若い人達だけでなく自分を含めて懐かしさに浸る年配者もたくさんいた。07-10-31

 

朝9時に東京都現代美術館に着いたので隣の公園で新聞を読みスケッチをする。これも優雅な時間。『アートとデザインの遺伝子を組み替える』との企画だったがいまいちで期待してただけに残念。常設展で少し満足してほっとする。次はブリジストン美術館の『セザンヌの4つの魅力展』。ここも企画より常設のほうが楽しめた。夕方は銀座、有楽町辺りを散歩。とくに有楽町の変わり様には驚く。07-10-30

 

六本木の新国立美術館へ。何かと話題の美術館だが館内はまとまりがなく落ち着きのない空間というのが第一印象。外の環境もよくない。『独立展』は北海道の出品者がずいぶん多い。ミッドタウンのデザインサイトで『water』展。弾かれる水がおもしろい。人形町のホテルにチェックイン後、今度は森ビルへ。52階から眺める東京の景観はすごい。階上の美術館の企画はつまらなくてがっかり。07-10-29

 

昨日の暴風が嘘のような晴天。北の丸公園でスケッチしたあと山種美術館の『河合玉 堂展』へ。日本画ならではの爽やかさを堪能。表参道で友人と会い蕎麦を食べてから一緒に岡本太郎記念館に行く。万博を思い出す。4時には池袋駅近くの駅で12年振りに中学時代の担任の先生に再会。優しい語りかけが嬉しい。お宅に訪問して懐かしい話や今の話に花が咲き、楽しい4時間は瞬く間に過ぎた。07-10-28

 

昨日の続き。上野のホテルに荷物を預けてから都美術館で『フィラデルフィア美術館展』を観て、公園でスケッチのあと西洋美術館で『ムンク展』を観る。見応えあって大満足。そして今日は雨のなか横浜美術館の『シュルレアリスムと美術』へ。美術館も展覧会もよかった。ずぶ濡れの鎌倉の大仏を見たあと横須賀美術館へ行ったが台風の影響で大変悲惨な目に会う。後ほどたっぷり書くつもり。07-10-27

 

朝5時に起き6時20分発のバスで千歳へ。そのバスの中で居間の灯りの消し忘れに気づき気になり始める。7日間もカーテンのない1階の部屋を照らし続けるのはイヤだし防犯上も危険。せっかくの旅立ちに気掛かりを残して大いに悔やむ。羽田で管理会社に頼んでみたが無理との返事でそれは考えないようにした。品川に出てすぐ原美術館へ向う。ここは懐かしさも漂う。美術館巡りの始まりだ。07-10-26

 

『東京への旅』の出発がいよいよ明日になった。今度は歩くのではなく飛行機に乗る旅なのでワクワクの度合いが違う。とにかく明日が楽しみ。今回の東京は12年振りになるわけでいろいろ様変わりしていて驚くかもしれない。第一の目的は美術館巡りでリストアップされてるだけでも15館もある。展示作品はもちろん建物も興味津々。次に中学時代の先生に会うこと。2日まで楽しんできたい。07-10-25

 

嬉しかったこと。今年の『歩く旅』のあと、足が痛くなるかと心配してたのに結局一度もそうならずに済んだこと。年と共に筋肉疲労は遅れてやってくるようになったので次の日に出るかと思ったらまったく変化なし。もっと遅くなったのかと気にかけた2日目も3日目も何も出てこない。5時間ほどの歩きは平気になったようだ。『歩く旅』は自分の体を検査する年に一度の健康診断のようなもの。07-10-24

 

秋が深まったと感じるのは寒くなるのが一番だけど陽が短くなるのもそのひとつ。昼から夕方そして夜へとあっという間に過ぎていくのでのんびりしてる暇もない。いつも午後4時ころに届く夕刊を読んでいるうちに灯りが欲しくなるときもある。夕方の散歩は薄暗くなってから始めると帰って来るときにはすっかり暗くなって夜のよう。これからまだまだ陽が短くなり続けるわけで気分も暗くなる。07-10-23

 

『洞爺村国際彫刻ビエンナーレ』は見応えもあり創作の刺激にもなって行ったかいは充分あった。それにしても『村』のあとに『国際』がくるところがいい。いろいろな町にある国際通 りや木造の国際会舘とはわけが違う。世界46ヶ国から450点の作品が集まりその内の58点が選ばれ、その名に恥じない国際色豊かな展示になっていた。町村合併で洞爺町になったけど『村』は継承するという。07-10-22

 

2時間弱のドライブのあと、ようやく会場に入るとそこでは先生に引率された20人ほどの小学生達が立体作品を熱心に鑑賞していた。そこは『洞爺村国際彫刻ビエンナーレ』の作品展会場。様々なスタイルと素材の作品をそれぞれが食い入るように眺めている。多分、隣にある小学校の生徒だと思われるがすぐ近くで気軽に触れられるのは素晴らしいこと。何かを触発され刺激を受けたに違いない。07-10-21

 

野球の話が続く。セ・リーグのクライマックスシリーズは中日が巨人に3連勝して日本シリーズへの出場権を手に入れた。これで去年と同じ対戦相手になったが、アンチ巨人としては複雑な心境で試合を見ていた。日本シリーズで日ハムが巨人を倒すところを見たいけど、必ず勝つとは限らないし・・・。応援はどうしても中日側になる。日ハムの日本一を「信じた」はずなのに気持は揺らいでいた。07-10-20

 

今度は嬉しい話題。日本ハムが2勝2敗のあとの第5戦に勝って日本シリーズ進出を決めた。ヒルマン監督の喜びの雄叫びは『信じられな〜い』から『信じてました!』に替わった。正直なところ優勝すると思ってなかったので僕のなかでは「信じられない」状態だったけど、優勝のあとの戦いは「信じられる」ようになった。ここまできたら日本一を「信じる」のみ。『信じてました』をもう一度。07-10-19

 

ボクシングの亀田が押し黙って謝罪の言葉を発しない態度は朝青龍にだぶって見えた。どちらもそれぞれの関係者が打つべき手はたくさんあったはずなのに放置していた。わかっていて人気低迷の打開策として利用していたのは明らかでその気にさせておいて何を今さらの感もある。親を含めて指導する側の責任が大きいとはいえ、あれだけやりたい放題言いたい放題だった当人が急に押し黙るとは。07-10-18

 

最近、めっきり寒くなり朝のストーブの点火は当り前になってきた。この状態に入るとよほど暖かくならない限り戻れないのでストーブとともにの長い生活が始まったことになる。ただ、晴れてる日の日中はまだ焚かないで済む。北国での暖房費は必要経費でいくら灯油が値上がりしても覚悟するしかない。とは言っても、カーテンやすき間テープやプチプチでの防寒対策を万全にしておかなくては。07-10-17

 

このさい、来年の祝日も調べてみようと2008年のカレンダーを見ると祝日が2日も遅れている。1日ずつのはずなのに『まさか印刷ミスではないんだろうな』と一瞬疑ってしまった。もしかしたらと2月を見ると29日が入っている。そう、来年はうるう年。ということは4年に一度のオリンピックの年でもある。1964年開催の東京オリンピックはすでに43年も前の15才のときのこと。07-10-16

 

8日の「体育の日」は過ぎてしまったけどちょっと気になるのが祝日の変更。最初の「体育の日」の10月10日は東京オリンピックの開会式の日と知っている世代としてはなんか違和感を感じる。でも、知らない世代がどんどん増えているわけだからしかたがないのか。連休を作るためなのはわかるけど記念日が軽くなるのは寂しいものだ。それにしても振り替え休日のおかげで連休が随分増えた。07-10-15

 

バイオ燃料の矛盾。ガソリンに替わる燃料としてサトウキビから作るエタノールが普及し始めているらしい。排気ガスが出ないので環境に優しいというのがうたい文句のようだが大きな問題を抱えている。南米のアマゾンではその影響で森林の伐採がどんどん進んでいるのだから環境の保護どころか破壊につながっている。経済優先で考えているうちは破壊に歯止めをかけることはできないだろう。07-10-14

 

日本シリーズへの第1戦は日ハムが先勝。こうなると2年連続日本一の期待がふくらむ。それとは別 に気になるのはユニホームの色。白黒が多いからグランドはすごく地味。日ハム、ロッテ、ソフトバンク、巨人、阪神がそう。なぜか上位 チームばかりなのも不思議。違うのは中日の青だけ。他にも横浜、ヤクルト、西武、オリックスが青で広島と楽天が赤。おおまかに言えば黒と青と赤との戦い。07-10-13

 

朝10時に突然、今年の『歩く旅』をする決心をして10時半に出発。盤渓まで行き帰りは違う道というルート。1時間後に西野二股に着き、12時半に盤渓スキー場に到着。そこでパンの昼食。20分後に峠へ向う。あっさり超えたのでもの足りなく初めての大倉山へ。ジャンプ台上の展望台からは札幌の街並が一望できて爽快。次に彫刻美術館にも寄ってから我家へ歩を進める。4時30分帰還。07-10-12

 

ちなみに今は「ほしのゆめ」を食べている。「きらら」が出たときすぐに食べ始めたのに年ごとにおいしくなくなってしだいに買わなくなった。そのときは知らなかったが売れ始めたあと一気に作付けが増えて品質が低下したという。その味の違いはわかるものなんだ。早く「ふっくりんこ」や「おぼろづき」を食べてみたいけど買ったばかりの「ほしのゆめ」があるので楽しみはもう少し先になる。07-10-11

 

どんな米を食べてるかの話のとき3人それぞれが北海道米でそのうえ違う品種だったことにびっくりした。出てきたのは「きらら」と「ななつぼし」と「ほしのゆめ」。北海道の米がおいしくなったのは「きらら」で知ったけどこれほど多くの品種が生まれてくるとは思わなかった。他にも「ふっくりんこ」もあるし、「おぼろづき」は「こしひかり」を超えるらしい。それぞれを食べ比べてみたい。07-10-10

 

昨日は鋳造現場を初めて見学。8月には陶芸の窯の火入れを、今度は轟音とともに燃え盛る力強い炎を見た。ブロンズを溶かすために炉を1400℃まで上げるという。とにかくすさまじい音が鳴り響く。高いところから炉の中をのぞかせてもらったらピンクがかった炎が揺れていた。すくい取った真っ赤に熔解したブロンズを二人の連携で呼吸を合わせて鋳型に注ぎ込む緊張の一瞬を間近で堪能。07-10-9

 

それぞれの箱には2,500円の値札が付いている。どちらにしようか迷ったあと、小さい方の箱を手に取り「中の箱も一緒ですか?」と恐る恐る聞いてみると、意外な返事が返ってきた。「それは3つセットで2,500円ですよ」と言う。嬉しさのあまり一瞬声がつまる。なるほど小さい箱は大きい箱にすっぽり収まる。そこで気が変わらないうちにとすかさず代金を手渡した。並んだかいがあった。07-10-8

 

久し振りに長い行列に並ぶ。開場後30分も過ぎてから着いたのに行列の長さは300m近くもあって驚く。しかし、流れはスムーズで15分程で入場。そこはフリーマーケット会場。絵画教室で使うモチーフ探しに年2回開かれるここを利用してる。今日は掘り出し物を見つけて大満足。大小ふたつの木の箱にはそれぞれに値札が付き、小さな方の箱の中にはさらに小さな箱が入っている。続く。07-10-7

 

展覧会の終了時間が迫ると次回の開催者達が集まり始める。搬出入が同日で明確な時間差を設けてないからときには入り乱れる。今日がそのケース。廊下にうろうろしてるのはまだしも控え室にどっかり座っているのにはたまげた。それも4人もの年配の女性が。他人の家に黙って入り込むのと同じ行為だとどうして気づかないのだろう。もちろん、すぐ退席させたけどその無神経さが信じられない。07-10-6

 

現実の歩行はまったく問題なし。少しでも歩く機会を増やそうと中心街へ行くときは車を使わないようにしてから何年が経ったのだろう。5年以上の気もするけどもっと短いのかな。この『ひとこと』をさかのぼればわかるんだろうけどめんどうだからやめとく。意識的に散歩をするようになったのもそのころから。なまけるとそっちに慣れてしまうからあの悲痛な『夢』を忘れずに頑張り続けたい。 07-10-5

 

夢には深い意味はないと思いながらも『どうして?』という気持も残る。まったく関係のない記憶などがたまたま組み合わさってできるにしても脈絡のない展開や登場人物は不思議としかいいようがない。朝方の2度寝のときに見たりする布団から起き上がった夢やトイレに行く夢などは気持が出ていてわかりやすいけど今回のようなのはわからない。つぎの夢では軽快に歩けることを願うばかり。07-10-4

 

急いで歩こうとしても足が重くてスムーズに動かない。足に力を入れようとしてもまったく入らない。行かねばならないところがあるのに約束の時間はどんどん過ぎていく。気持はあせるが足はますます重い。1歩進むのにすごい時間がかかってしまう。それでも急がねばならないから必死になる。そんな夢をまた見てしまった。何度も同じ夢を見てしまうのはなぜだろう。もっと歩けという警告?07-10-3

 

日本ハムが今年もパ・リーグ優勝した。開幕前はあまり期待してなかったのでいつの間にか優勝してしまったという気がする。実は去年の日本一で燃え尽き症候群になってしまうのではと心配していた。実際、開幕当初は負けが多かったのでやっぱりかと思っていたのにわからないものだ。闘った選手達でさえ「優勝できるとは思ってなかった」とコメントするほどの意外性。それだけに嬉しい結末。07-10-2

 

ついに10月に入った。いよいよ秋本番を迎えて日毎に日は短くなり寒さもつのるけど楽しいことも待っている。そのひとつが大好きな柿が食べられること。今日、今年の初物を外で食べさせてもらったらやっぱりおいしい。これからしばらく幸せなときが続く。もうひとつの楽しみは東京への旅。まだ先と思っていたのが月末となると急に近づいた感じがする。指折り数える日もそう遠くはない。07-10-1

 



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NAKAHASHI OSAMU

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