ある日のひとこと

 

 

=そのときどきの、思いついたこと、感じたことを書き留めてます=

 


 

ようやく暖かくなったと思ったらもうすでに5月の下旬。桜をのんびり眺めることもないまま寒いうちに寂しく散ってしまった。雪解けが遅いうえに寒さがずっと続いたから春はなかったも同じ。こんな年はいつもより月日の経つのが早く感じるもの。4月も5月もすっきりしないまま過ぎ去った。05-5-31

 

「明日の緑はなんにしようか」「う〜ん」スーパーの野菜売り場で聞こえた夫婦の会話。50才前後といったところ。そんな決め方もあるんだと感心した。それ以上は聞けなかったけど赤も黄色もあるのだろうか。とにかくいい感じのふたりだった。子供はいない、いたとしてもすでに独立していて今はのんびりふたり暮らし。子育て中にそんな優雅な会話は無理と思うから。もし違ってたらすごい。05-5-30

 

今日は運動会日和の快晴。気温も23℃まで上がり今年最高になった。室内も暑くなったので至る所の窓を開けて風を通 したあげた。ようやく春の空気を存分に吸いこみ家全体が生き返ったようだ。夕方、近くのスーパーへ向う途中、庭で焼肉をしてるところが2軒もあった。これも陽気のおかげ。05-5-29

 

いつものパンとコーヒーの朝食をとりながら新聞を読んでると運動会の開催を知らせる花火が鳴った。晴天ではないが雨の心配はなさそうだから楽しみにしてた子供はもちろん親と学校関係者もほっとしてるに違いない。最近、土曜開催が多くなってきた理由のひとつにたとえ順延でも1週間後でなく次の日にできる点がある。それは弁当を作る親にとっても助かるはず。明日も花火があがるだろう。05-5-28

 

金のかからない単純で簡単な解決策。アクリル板をカットすると細かいクズができてそれが足に付くのでスリッパをはいて制作してる。しかし、時間が経つにつれ足がむれて不快になる。そこで100円ショップや家具店でむれにくいスリッパを探したが見つからない。がっかりして帰宅してからふとスリッパを見ていいアイデアが浮かんだ。『つっかけ部分の前の方をはさみで切ればいいのだ』。05-5-27

 

『クリストだ』と思わせる現場に遭遇。クリストとは建物や自然を梱包するアーティスト。大きなマンションが修繕のため白いシートに覆われている。1棟だけならよく見る光景だがこれは3棟。遠くからも見渡せる場所なので3棟が重なり合い巨大なひと塊に見える。外観を隠した顔のないマンションは空間を占有してる箱になってしまった。いつもと同じに生活してる人達の存在さえ消えていく。05-5-26

 

今日、引越しして2ヶ月が経った。この家とこの場所には随分住み慣れたけど完全に落ち着くにはもう少しかかりそうだ。実家の整理と平行してるせいもあるだろう。そしてもうひとつ、個展が1ヶ月後に迫ってきたからのんびりもしてられなくなった。これからは制作中心に力を注ぐ日々が続く。05-5-25

 

ゴミシールの続き。つまり、100円シール1種類だけで200円は2枚500円は5枚貼るということ。自分の町ではそれぞれのシールがあるのでそう思い込んでいた。だから店で「ない」と言われても今はない在庫がないの意味と受け止めたわけ。思い込みのせい。隣人とどうして100円だけなのかの話しになり、余っても後から必ず使えるからだろうとの結論に達した。これならうなずける。05-5-24

 

田んぼには水が張られ大空を映していた。すでに若い苗が風にそよいでるところもある。春の大好きな光景。元気をもらうようで嬉しくなる。昨日、実家に向うときにできたての風景を見ることができた。そして今日の夜、同じ辺りにさしかかると何か騒々しい音がする。もしやと思って窓を開けると、やっぱりカエルの鳴き声。すでに合唱が始まっている。カエルも田んぼの水を待ってたわけだ。05-5-23

 

『思い込み』。実家の家具などを処分するため町役場に報告すると出すものによって値段が違い100円から500円までのシールを貼るように言われた。シールはスーパーかコンビニで手に入るという。「100円のを13枚と200円のを8枚、300円・・ください」「100円のしかありません」「じゃ、100円のだけください」。他でも置いてない。役場に聞くとシールは100円のみ。05-5-22

 

二年振りに自転車に乗った。引っ越し前は物置きに入れっぱなしでかなり錆び付いていたので大型ゴミに出そうかどうか迷った自転車。まだ乗れるものを捨てることはできなかった。タイヤの空気が抜けてるので散歩のとき見つけた自転車屋まで押して行く。空気を入れてから300円で油を差してもらう。押してるときに鳴ってた音も消えて快調に走る。これで自宅近辺の探索の範囲が広がりそう。05-5-21

 

小説にしても映画にしても横に広がり過ぎるのは嫌い。ひとつのテーマをとことん追求するのが好き。あっちこっちへ話がそれるとその分ストーリーは複雑になり肝心の描写 も浅くなる。それが狙いだと言われればそれまでだけど何だか的をはずされた気分で嫌なもの。今回は始まって間もないのにそれを感じてしまった。これからそれも帳消しにしてくれる展開に発展することを期待するしかない。05-5-20

 

朝刊の新聞小説は今も毎日読んでいる。先日、やはりそれを読んでる人と最近の内容と展開について話したら同じ不満を持っていてお互い『そうだよね』と納得し合った。それは何かというと、せっかく深まりそうになったある人物の話が急に方向転換して新たな人間の問題に移ってしまったこと。主人公が『あの人にかかわり過ぎ』と感じた点も一緒。小説の主人公が人格を持ち始めたわけだ。05-5-19

 

外国人に英語で声をかけられたらあせるという人がたくさんいる。外国旅行中ではなく日本国内でのことだからこれはおかしい。優しさからあせるのだろうけどいきなり英語で話しかけてくる人にそこまで気を使ってあげる必要はない。謝るべきは訪問中の国の基本的な言葉さえ覚えてないその人のはず。どうして『すみません』のひとことさえ覚えようとしないのか不思議。何故かはわかるけど。05-5-18

 

小学生から英語教育を導入しようとする考えが進んでるようだ。これには疑問。まず自分の国の言葉で正しく会話ができるのはもちろんその言葉で考えそして表現できる力を幼いときから身につけることが大切。その土台はしっかり作っておいたほうがいい。それができたうえでの話しならまだしも自国の言葉を覚えてないのに英語に時間を費やすのは両方共中途半端になる危険性を秘めている。05-5-17

 

今年も恒例の行事?を繰り返す。昨日は雨も降り寒かったけど今日は晴れてるから車の中も暖かい。少し走るとさらに暖かくなり両サイドの窓を少し開ける。外の涼しい空気を浴びてようやく車内の暖かさの原因に気付く。暖房が入った状態だ。寒暖の差が激しいこの時期と秋には必ずやる出来事。05-5-16

 

遊具は大人が遊ぶにしても大きいのでないかと思ったし、直線の長い路は前が見え過ぎてこの先に何があるのだろうというわくわくが乏しくて通 路のような感じがした。それはのんびりゆったり歩く公園の路というより次の場所への最短距離を結んだ機能的な道といった感じ。新しくできた施設そのものは立派だしデザイン的にもおもしろい。しかし、それらの大きさと広さを活かす『間』が欲しい。05-5-15

 

数日前、久し振りに晴れたのでモエレ沼公園に行ってみた。これはイサム.ノグチがデザインした公園。さっそく人工の山に登った。高さは100m位 だろうがとにかく遠くまで360度見渡せるので気持ちいい。すぐ下の公園を見下ろすと何とも味気ない作りになっている。10年程前に来たとき遊具エリアだけが出来ていて遊具の大きさと直線的な長い路に疑問を持ったがそれは継続されていた。05-5-14

 

街を歩いているとときどきいかにも『今年の春に社会人になりました』という感じの初々しい若者に出会う。服装や表情、髪型、髪の色、そして歩き方や雰囲気で不思議とわかるものだ。多少不安を抱えながらも張り切ってる様子が伝わってくる。いきいきしてる新社会人はすがすがしく映る。きっと半年もたてば良くも悪くも職場に慣れてスーツ姿もすっかり板について溶け込んでいくのだろう。05-5-13

 

朝、6時に起きる。特別な用事でなく何かをするためでもなくただ自然にこの時間に起きる習慣は今までなかった。おかげで午前中は随分長くなる。夜よりもゆっくり時間が流れるように感じるのはまだこの時間帯に慣れてないせいもあるだろう。いずれは普通 になる。朝日がさわやかでまぶしい。05-5-12

 

JR西日本では運転ミスに対して再教育だけでなく罰金も課しているとのこと。何とも情けない話である。罰則の強化では管理者と社員の信頼関係は育たないだろうし根本的な解決にはならない。交通 違反の罰金も同じ。もっと驚く記事を新聞で見つけた。中学教師が「答えられない生徒は切ります」と言ってカッターナイフを生徒の顔に近づけたという。これも力で押さえ付けようとする風潮の現れ。05-5-11

 

おもしろかったというのは大きな清掃工場の建物の中を見れたこともあるけどそれより気になりなるほどと思ったのがゴミの計量 。ドライブスルーの受付で番号札を渡されたとき「計量は?」と聞くと「後でします」と言う。ゴミを降ろしたとき再び聞くと「受付で」と言われた。納得できないまま受付に向う。そこでようやく『計量 』の仕組みを理解した。車ごと計ってたわけだ。そういうことか。05-5-10

 

実家から持ってきたガスコンロと炊飯器が我家のそれらと交換された。当然我家のほうがかなり古かった。ふたつとも大型ゴミに出すため説明書を見ると直接搬入できることを知りさっそく清掃工場に持って行く。清掃車やゴミ満載トラックに挟まれて順番待ちをする普通 車が何だか場違い。ふたつを降ろすとき『えっ、これだけ』って係の人にびっくりされたが初めてのゴミ搬入はおもしろかった。05-5-9

 

2030年までにインドの人口が世界最多になるらしい。中国が最多だったのでずっと続く気がしてたが人口抑制計画の成果 が現れてるようだ。日本では少子化が問題になってるがそれ以上に人口増のほうがより大きな人類としての問題。昔は日本の人口密度の高さをマイナス要因にしてたのに今さらあせるのはおかしい。それにしても01年の10億のインド人が30年には14億になるのは驚き。05-5-8

 

随分寒い1日。ずっとストーブを消すことはなかった。道東では9年振りに5月の雪が降ったという。万一と思ってた峠の雪はあり得たわけだ。この天気では行楽地へ行った人達も震えていたのでないだろうか。せっかくの連休最後なのにこれでは行く方も迎える方もかわいそう。穏やかな天気が続かず春をゆっくりのんびり満喫することさえできない。異常気象のつながりでなければいいのだが。05-5-7

 

大型だった連休もいよいよ終盤に入る。今年は長かった分だけ暦も進んでいて連休明けはすでに9日になってるから驚き。日常の曜日と違ったリズムでやってきたから時間の経過を認識しづらくなってる。とても実家に4日間もいたとは思えない。そんなわけだから5月は短く感じるに違いない。05-5-6

 

万一の峠越えも済んだのでタイヤ交換。春を実感する大きな区切りになる。車にとっての衣替え。長袖から半袖になるようなもの。毎年のことだから同じ感想を書いてしまうかもしれないけどまぁいいか。ちょっと億劫な気持ちがあってもいざやり始めると意外に簡単に終わるから第一歩が肝心。軍手をはめたところですでにそこをクリア。30分もしないうちに終了。次ぎのタイヤ交換は半年後か。05-5-5

 

予定を1日延長したにもかかわらずびっしり動いてた。考えたよりやることはあるもの。もしそうしてなかったらこの次来たときに予定が狂っただろう。おかげで次回は余裕を持てそうだ。多分。帰る時間にしても最初は11時から12時の間と考えてたのに実際に出発したのは1時半。コンビニのおにぎりを頬張りながらの運転になる。車が連なっても止まることはなく覚悟の範囲内でほっとした。05-5-4

 

引越しのとき荷物がなくなると『この部屋はこんなに大きかったんだ』と思うもの。それでも入るときにはそれを見てるので初めてではない。しかし、荷物のない生活感のない実家はまったく見てないから新鮮な感じがする。『へぇー、こんな空間だったんだ』と。母のそして父の匂いが消えていく。05-5-3

 

実家の片付けをしていると母の性格を改めて知らされることになる。とくに食器類は不思議なくらい次から次へと出てくる。とにかく何にでももったいない精神が強くて新しいものを手に入れても前のを捨てないからどんどんたまったのだろう。けっして食器にこってるというわけではなく安物でも大事にしまいこむ。もちろん値段も質も関係ない。捨てられない体質は受け継いでるから気をつけねば。05-5-2

 

今年のゴールデンウィークは大型なので前半後半だけでなく中もある感じ。移動するにしても特定の日に集中しないから助かる。早起きのおかげで朝8時に実家に向けて出発。中途半端な日のせいもあってか普段とまったく変わりなくスムーズなドライブ。田んぼは起こされていてカラカラに乾いた土が盛り上がっている。潤いの水を今や遅しと待ち望んでいるようだ。まもなく大好きは光景になる。05-5-1

 



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NAKAHASHI OSAMU

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