ある日のひとこと

 

 

=そのときどきの、思いついたこと、感じたことを書き留めてます=

 


 

初めて札幌で迎える大晦日。今までは帰省してるかたまには旅先だったりした。水道を落しストーブを消し鍵をかけて出かける時間だなとか、今頃は列車に乗ってるはずとか、実家で食事をしてるころかななんて思ったりもした。それだけ長年習慣になってたというわけ。どこにも行かない日だとわかると寂しくもあり妙に落ち着いた気分にもなる。そして、何か大晦日らしいことをしてみたくなる。05-12-31

 

『駒大苫小牧連覇への道』がテレビで放映された。これがノーカットだからすごい。テレビ局がそこまでやるのは道民がいかに燃えたかの証し。スポーツニュースでしか見られなかった試合もあるので嬉しい。1、2回戦は深夜だったのでパスしたが準々決勝と準決勝の奇跡的な勝利を収める後半はしっかり見た。結末はわかっていてもあまりにも劇的な試合展開に引き寄せれられ見入ってしまう。05-12-30

 

よく買いに行くスーパーの食料品売り場はいつもより賑わっていた。そして、カゴにはたくさんの食料品が入っている。正月料理の買い出しに違いない。最近はおせち料理を買う人が増えてきたからなおさら家庭のお正月の味を守ってほしいと思う。喜んで食べてくれる人がいなくなったらしかたがないけど子供が小さいうちは頑張ってでも作るべき。母が作った料理のありがたみは心に刻まれる。05-12-29

 

時代は変わる。コンビニが百貨店を飲み込む。ねずみが像を飲むような印象だけど売上げ高はいつの頃からか完全に逆転してたわけだ。百貨店が絶対的な力を持ってた時代に育ったからスーパーの進出にも驚いたけどついにはコンビニが百貨店を乗り越えるとは。若者にとってはコンビニから始まってるのでごく自然に受け止めてるに違いない。そして、今日はNHKの『プロジェクトX 』の最終回。05-12-28

 

天気予報では一日中雪だるまマークが並んでいたのに朝から晴天。これ幸いと昨日の吹雪でできた吹きだまりの雪かきをする。ここに引越してきて嬉しい発見のひとつはいつでも雪を捨てられる流雪溝があること。かき集めた雪をスノーダンプに乗せて何度も運ぶ。その距離は7〜80mだろうか。歩道上の鉄の扉を引っ張り上げて雪を捨てるとすごい勢いでどんどん流されて行く。楽しくさえなる。05-12-27

 

いくら探しても見つからなかったノートを意外なところで発見。勝手に移動したわけでないから意外というのは変だけどそう感じるのは考えられる場所を探しつくしたあとだから。だからといって考えられない場所から探すこともできない。物をなくすときは普段と違う場所に置くからなくなるのに探すときは日常の行動パターンを追ってしまう。今回、見つけたのも探すのをあきらめたあとのこと。05-12-26

 

年賀状を出してほっとしたらつぎにしたいのは散髪。年末だからというのと3ヶ月おきのカットがちょうど12月にあたる。いつからこのローテーションになったか覚えてないがきっと年末の区切りから始まったにちがいない。子供の頃にも必ず床屋に行っていた。新年を迎える儀式のようなもの。05-12-25

 

今年もあと1週間。年賀状を作り宛名書きを始めると年の瀬を実感する。これも大事な年中行事のひとつ。年に一度の便りの人がほとんどだからなおさら大切にしたい。木版画で作ってた頃にはすごくたくさんの時間がかかってたけど今はパソコンとプリンタのおかげで大助かりしてる。プリンタの故障がこの時期に重なってなくて本当によかった。その人を思い浮かべながら宛名をゆっくり書く。05-12-24

 

列車で実家への往復。帰りには車内販売で1個160円の蜂蜜付きヨーグルトを食べた。普段なら高いと思うはずの値段が列車だと安く思えるから不思議。そう思ったのはアイスクリームが270円だったせいもある。ヨーグルトに蜂蜜は初めてで新鮮な味。おいしくて乾いたのども潤って大満足。05-12-23

 

何度も書いてるけど今日はこだわりの日。年に4回あるこだわりのうちで一番嬉しい日。そう、今日は冬至。たとえこれから厳しい冬に向うにしても一日一日陽が長くなると思うと嬉しい。陽が短いだけでなく太陽が随分低い位 置に落ちてしまったなと感じる。もうこれ以上落ちることなく戻ってくれるわけだから嬉しくないはずはない。遠い遠い昔、喜びというより恐怖から解放された日でもある。05-12-22

 

責任を取らない社会。責任をなすりあう社会。その社会を代表する人物がブッシュ大統領。誤った情報をもとにイラク戦争を開始した責任は自分にあると言った。しかし、その責任をどう取るかは言ってない。その口で戦争によるイラク人の死者は3万人を越えると淡々と言いながら、それに対する責任を語ることもない。そして、戦争を積極的に支持してる小泉首相もそれらの責任には触れない。05-12-21

 

「私は優柔不断だから」「私だって優柔不断だから」地下街を歩いているとき後ろにいた若い女性二人の会話が聞こえてきた。互いに譲り合ってるのか、牽制してるのかそれとも責任を避けているのか。聞こえてきたのはそれだけなので内容はわからない。いったいどんな結論を出したのだろう。05-12-20

 

15才と37才。15才は年令制限でオリンピックに出場できず37才は5度目のオリンピック出場を目指す。浅田真央と原田雅彦。浅田が出場できないのはしかたないと思う。出場できないことはルールを知った時点からわかってたわけだし次回でもまだ19才。原田の頑張りはすごいが長野で終わってた気がする。あれを越えるイメージは浮かんでこない。なにより若手が育ってないのが寂しい。05-12-19

 

吹きだまりが玄関の前を山脈のように横切っている。昨晩、雪を漕いで入ったときよりさらに高くなったようだ。たまたまならいいけどいつも吹きだまりのできる場所ならこまる。昼頃、晴れてきたので覚悟して雪かきを始めた。とりあえず家の横に捨てる場所があるので助かる。これから歩く機会は減っても雪かきという体力仕事はまちがいなく増える。上半身を鍛え直すいい運動と考えよう。05-12-18

 

友達との忘年会は最終地下鉄に間に合うようにお開き。まだ賑わう人込みをすり抜けてすすきの駅に着くと乗客がホーム一杯にあふれていた。久し振りに見る光景。終着駅で降りると外は猛烈な吹雪。いつもなら客待ちのタクシーが並んでるのにタクシーでなく5人位 が猛吹雪のなかで並んでる。もちろん家までは歩くつもりでいたけど地下鉄で帰って来たのが正解だと知った。すすきのなら大変。05-12-17

 

思いもよらぬところへコーヒーの話しが続く。販売したコーヒー代を従業員全員で山分け。あまりにもせこい着服そして13年間も続いてたことに驚き。その舞台がなんとあの『トワイライトエクスプレス』とは。乗ったのは先月末だから記憶も定か。食事は高すぎるからパスしたがせっかくだからとレストランカーでコーヒーを飲んだ。あのとき払ったコーヒー代も従業員の懐に入ってたわけだ。05-12-16

 

他人の家に忍び込むような気分で一段高い所に靴のまま足を乗せ、様子を窺いながら話し声のするほうに歩を進める。部屋に入ると『いらっしゃいませ』と声をかけられ侵入者でなくお客として扱われてようやく安心した。もちろん家具はいっさいなく営業用のテーブルと椅子があるだけなのにそこが居間だったことがよくわかる。庭を眺めてコーヒーを飲み、他の店とは違うくつろぎを味わえた。05-12-15

 

10日ほど前の夕方、地下鉄駅から自宅に向って歩いてるとライトアップされたレンガ造りの立派な住宅が目に入った。個人の住宅なのに随分おしゃれなことをするなと思っていたら2、3日後、門の横にCOFFEEと書かれたのぼりが立っていた。外装はそのままに喫茶店になっていたのだ。今日そこに入ってみた。ドアを開けると元の玄関の造りのままなので靴を脱ぐべきか一瞬戸惑う。続く。05-12-14

 

先日「食事を生活の基本にしてる」と言ったら「くいしんぼうなんだ」と返された。かなり意味が違うので「生活のリズムのためにも」と説明したらわかってもらえた。だから値段が高くておいしいものなんかはたまーーに食べられれば充分。食べられなくても構わない。それでも豆腐や納豆などはたくさん並んでる棚を越えて値段は3倍ほどの北海道産を買う。これは食というより産へのこだわり。05-12-13

 

アメリカ産牛肉の輸入が解禁になるという。アメリカの圧力には抵抗できない日本だからしかたないだろう。それも良しとしてる人が多数なんだから当然の流れ。僕は以前から牛肉はもちろん他の物でもアメリカ産はできるだけ避けていたがこれからますますそうするつもり。避けるといっても決して無理したりつらいわけではない。ごく自然な選択。道内だけでもおいしいものはたくさんある。05-12-12

 

まだ寝ていた朝方、嵐のような風が窓を揺らしてた。きっと吹雪きなんだろうと思ってたのは当たりで起きてカーテンを開けると10Bくらいの雪が積もっていた。昼頃、初めての雪かき。けっこう積もっていてほんのり汗をかく。これで冬モードに突入。このまま根雪になりそうな気もするが。05-12-11

 

いよいよというかとうとう本格的な雪景色になった。待ってたわけではないけどようやく冬になった感じがする。今までは随分楽をさせてもらってた。雪かきもあるけど一番違うのは歩くときのこと。緊張する分疲れが違う。とくに慣れないうちはどのくらい滑るのかわからないので余計慎重になる。車の場合も同じだけどどのくらい滑るのかよりどのくらい止まってくれるかを早く知りたい。05-12-10

 

サウナの効用。サウナ室に入った瞬間は熱さを感じるけど腰掛けるころには平気になる。しばらくすると全身から汗が湧き出てきてそれが筋になって流れ始める。このときが気持ちいい。腕組みをしてるとそこに汗が溜まりやがて溢れ出す。そこらで出てすぐに水風呂に入る。身が引き締まってこれがまた快感。ここは本当の水でなく20℃なので長く入ってても大丈夫。おかげで体も頭もスッキリ。05-12-9

 

サウナと露天風呂でリフレッシュ。広めの浴槽、サウナ、露天風呂があって公衆浴場料金の380円だから安すぎるくらい。安いのは嬉しいがこれでは地元密着の昔ながらの銭湯はさらに経営困難になるだろう。銭湯通 いを長くしてたからその必要性と有り難みはよくわかる。時代が変わったとはいえ車がなく風呂無しのアパートに住んでる人達にとっては 大事な銭湯。たまに行くのとはわけが違う。05-12-8

 

プリンタが修理されて帰ってきた。今回の修理費は5,150円だったので1回しか使えない保障を使わないことにした。1万円以上なら迷ったところだけど保障期間があと3年残ってるというのも決め手。買って2年目に故障したわけだからあと3年の間に故障する可能性は充分あると読んだ。もちろん何も起こらなければそれに越したことはない。とにかくこれからもたっぷり働いてもらうつもり。05-12-7

 

大学ではデザイン専攻でデザイナーかイラストレーターを志望していたのでいわゆる絵画中心ではなく読む本もデザイン関係がおもで美術手帳はときどき見る程度だった。その少ない機会に『もの派』を目にしてたかもしれないがそれに感動するところまでは達してなかったと思う。たとえ素晴らしいものに触れる機会があっても興味とその素晴らしさを感じ取る力がなければすり抜けてしまうだけ。 05-12-6

 

関西空港から乗るのは初めてなのにゆっくり眺める余裕がなく残念だった。建物にも興味があるのでじっくり観察するつもりでいたのに。駅と同じように空港も顔になる。まだまだ訪れた数は少ないがいい雰囲気だったのは那覇空港。ゆったりしていて落ち着いた感じでなおかつそれぞれの施設がわかりやすかった。年にひとつずつでもいいから新たな街と空港を訪ねてみたい。もちろん美術館も。05-12-5

 

大阪での『もの派展』は美術館の入口に着くまで知らなかった。今回のほうが小さいとはいえ以前ミュンヘン駅でエゴンシーレのポスターを見つけたときに似た衝撃があった。もの派の作品は雑誌やテレビでは何度も見てたが実物はこれが初めて。もの派を知ったときから気に入っていたがイメージしてた世界と同じで充分満足できた。活動時期は自分の大学時代と重なっている。ようやくそこか。05-12-4

 

日常の生活感覚に戻ってるけどもう少し旅の話し。京都の寺で見た紅葉は本当に見事できれいだった。ガイドブックなどで『京都の紅葉』とうたってる理由がうなずける。すでにその時期は過ぎてると思ってたのにちょうどいいタイミングになるとは。最初の計画の10月末だったら見られなかったわけだからラッキー。多くの寺を回るには足腰を鍛えておくのも大切とよくわかった。幸い問題なし。05-12-3

 

金沢、京都、大阪には1日か半日の滞在なのでほんの一部の印象だけどそれぞれ違う。金沢は明るくきれいでこじんまり、京都は暗くて入り組んでてわかりずらい、大阪は大都市の景観と人込み。街並だけでなく駅の作りと雰囲気にもそれを感じた。金沢駅は明るくて広々、京都駅は照明が暗くて落ち着きというより陰気、大阪駅の地下は迷路のよう。駅はその街の第一印象としてずっと記憶に残る。05-12-2

 

12月に入ると同時に寒さが押し寄せてきた。旅の印象をもう少し書くことにする。青函トンネルを抜けるのは始めてなのでこれも楽しみにしていた。いよいよトンネルかと思ったら外に出るというのを何回か繰り返した。後で思ったことだがこれは水か動物か植物の防御のために意図的に作られたトンネルだろうか。本物のトンネル内では列車の音が高くなったけど津軽海峡を渡ってる実感はない。05-12-1

 



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NAKAHASHI OSAMU

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