ある日のひとこと

 

 

=そのときどきの、思いついたこと、感じたことを書き留めてます=

 


 

朝、仕事に向う道すがら『昨日の今頃は東寺にいたんだよな』と思いながら歩いていた。日常生活では昨日の今頃はなんてほとんど振り返らないのに旅のあとには必ず思うもの。離れた場所であればあるほどそれは強くなり不思議な感覚も生まれる。夜は4日分の新聞記事と朝夕の小説を読み、『ひとこと』を書き終えるまでかなりの時間がかかった。それでも、これが終わってようやく落ち着ける。05-11-30

 

やはり5:50起床。東寺へ行き水彩スケッチ。ホテルの朝食を食べ9:30チェックアウト。『何必館』は須田、中川、棟方らの特別 企画書道展だったがすごく見応えあった。なによりひとりで独占できた静けさが嬉しかった。12:30発の新快速で大阪へ。国立国際現代美術館の『もの派展』は予定外の幸運。大阪城から市街を見渡し、なんばから関空へ。帰路に向う寂しさが涌いてくる。05-11-29

 

5:50起床。薄暗いなかバスで東茶屋街へ。人気もなく静かでいい感じ。水彩 スケッチをする。ホテルで朝食後9:15発の特急で京都へ。すぐに懐かしい嵯峨野へ向う。人込みのなか天竜寺から竹林を抜け常寂光寺、落柿舎、祇王寺、仏野念仏寺、愛宕念仏寺と回る。紅葉の美しさに感動。とくに赤が綺麗。夕方、京都駅横のホテルにチェックインして河原町、祇園へ。ここも観光客の人の波。05-11-28

 

6:04目覚める。外はまだ暗い。8:48金沢駅到着。ほっとした気分のほうが強かった。駅で朝食を食べてからバスで念願の金沢21世紀美術館へ。期待が大き過ぎたせいか中途半端な感じがして物足りなくがっかりした。とくに企画が良くなかった。12時過ぎにそこを出てすぐ横の兼六園を回り、金沢城を経由して武家屋敷跡へ。そこより足軽の家に生活感があった。夕食の治部煮に大満足。05-11-27

 

トワイライトは定刻発車。個室の座席は窓に対して垂直で景色が正面に見える。この座席が夜は寝台に変わる。列車が動き始めてからも金沢へ向う実感が涌いてこない。しかし、千歳を過ぎてサロンカーでパノラマ状の風景を眺めているうちにようやくその気になって嬉しさがこみ上げてきた。夜、横になると車輪の音が結構うるさい。そこで役立ったのが飛行機のために準備してた耳栓。助かった。05-11-26

 

いよいよ明日、金沢へ向う。寝台列車のトワイライトエクスプレスも楽しみ。札幌駅を14:05に出発して翌朝8:49に金沢到着。約19時間の汽車の旅。ほとんど闇のなかを走るのは残念だけどしかたがない。とにかくのんびりぼーっとしたり横になって寝てるうちに着いてしまうだろう。はたして金沢で喜んで降りるのかそれとも名残り惜しく思うのか。列車で本州に向うのは35年振り。05-11-25

 

まるでバブルのときのようなマンションの建設ラッシュになっている。直接関係ないとはいえ売れ残るのでないかと心配になっていた。ところがである。都心のものなどは高いほうから売れていくというから余計な心配もいいところだ。しかし、2、3年後にはやってくる団塊の世代の定年にともなう『団塊バブル』もあてにしてるようだからそれが去った後そう遠くない内にはじけるのだろう。05-11-24

 

今日は勤労感謝の日で祝日。これだけ休日が増えた今ではピンとこない感じもするがみどりの日や海の日よりはわかりやすい。一番はっきりしていて好きなのが生活のうえでも大きな節目になる春分の日と秋分の日。カレンダーを見て祝日を数えてみると15日ある。何の日か全部を答えられない。05-11-23

 

昨日の昼、プリンタを販売店に持って行った。2年だと勘違いしてた保障期間は5年になっていた。もちろんその分の追加料金1,870円を払ってたことになる。これが高いか安いかは微妙なところ。何もなければそれでいいのだが安心料として払ったのだと思う。調整には1週間以上かかるのではないかという。一度しか使えない保障を使うかどうかは金額しだいだがいくらで線引きするか迷う。05-11-22

 

小雨の降る夕方、友達と待ち合わせ『おでんの店』へ向う。肌寒い日には鍋かおでんが似合う。あの暖かい湯気が落ち着いた気持ちにさせてくれる。ビールで乾杯してさっそくおでんの盛り合わせをいただく。どれもこれもほどよく味がしみてあつあつでおいしい。ビールのあとは何年か振りに熱燗に付き合ってみた。飲めないと思ってたお酒も以外と平気。少しならおちょこで飲む酒もいいものだ。05-11-21

 

書類をプリントしようとプリンタに電源を入れたら『プリンタ内部の部品調整が必要です。お買い上げの販売店、またはエプソンの修理窓口に御連絡ください』という警告が出てきた。何にもしてないのにどういうことだ。何もしてないつもりだが直接か間接的にトラブルにかかわっているのだろう。考えてもどうしようもないから修理に出すため保証書を探した。軽い症状ならいいのだが・・・。05-11-20

 

最近、と言っても2ヶ月くらい前からだろうか急に迷惑メールが増えた。ほとんどいやすべてがエロ系。ひどいときには1日に30件にもなる。削除するだけでも気分が悪いのでなんとかならないのかとプロバイダに相談したら特定のアドレスを着信拒否できるシステムを教えられさっそく20を登録。これで安心かと思いきや1週間も経たずに復活。まるで雑草。根本的な対抗策を見つけてほしい。05-11-19

 

『得した気分になるとき』3万円で買った中古ストーブとまったく同じものが5万7千円で売ってるのを見つけたとき。じっくり眺めてみたがまちがいなく同じ。2年前の商品だったけどまだモデルチェンジもしてなくて最新型として店頭に並んでるのが嬉しい。迷った選択はまちがってなかった。05-11-18

 

数日前の朝方、地震で飛び起きた。小さな揺れにも関わらずそして地震には大して驚かない(地震多発地帯の浦河で育ったため)はずなのに敏感に反応した。それは、階段の壁に掛けてある 制作中や完成した平面作品が落ちるのでないかと気になったせい。作品を掛けるとき地震の心配をしたのでそれが脳に焼きついていたのだろう。幸い小さな揺れで治まりほっとする。地震対策も必要のよう。05-11-17

 

カーテンを開ける前からいつもと違うものを感じてた。すごく微妙だけどカーテン越しの明るさに濃淡がないと言ったらいいだろうか。全体から同じ明るさが迫ってくる。案の定、カーテンを開けると外はみごとに真っ白な世界。初めての積雪になる。あせることなく迎えられたのは準備のおかげ。05-11-16

 

11月の気温の変化は1年で最大だという。言われてみれば確かにそんな気がする。初旬は陽のあたるところを歩けば汗ばむくらいだったのに、今は朝夕などには手袋をはいてちょうどいい。今日で15日だからあと半月後には零下が当たり前になってるはずだ。温度差の平均が何度なのか書いてなくて残念。知りたかった。最高気温より最低気温のほうが大きいだろう。その差は20℃くらいか。05-11-15

 

『普通の子だった』少年や少女の犯罪が起こったあと、そこの学校長が会見で口にする言葉。自分の職業意識もなく簡単に平然とそう言ってしまう怖さ。その子が普通 だとしたらほとんどの生徒がそうなる可能性があると考えてるわけだ。果たして『普通 』は何%なんだろうか。『よくわからない』と答えるほうがその子を個人として認めることになる。この校長はまさに『普通 の校長』に違いない。05-11-14

 

冬支度。タイヤ交換も終わったので今度は室内の冬の準備、寒さ対策をする。まず、窓のレースをはずしてそこにもカーテンを掛ける。つまり2重にするということ。教えてもらった方法をさっそく取り入れてみた。幸い実家から持って来たものやもらったものがたくさんあって助かった。こんなときは古いものも捨てずに取っておいてよかったと思えるとき。つぎはすき間テープとプチプチの出番。05-11-13

 

週間天気予報を見ると雪だるまが並んでいる。これはやるしかないと重い腰を上げてタイヤ交換。ほぼ半年振りの作業。やり始めるとそれなりに楽しくなってくる。足に体重をかけてナットを回し少し緩めておいてからジャッキで車を持ち上げ、ナットをはずしてタイヤを引き抜き、スタッドレスタイヤに履き替える。これを4本やって終了。物足りない気もする。これでもう雪だるまは怖くない。05-11-12

 

今日は特別な日。そう、ホームページを開設してこの『ひとこと』を書き始めた記念日。始めたのは00年11月11日だから5周年になる。ほぼ毎日書くようになったのが01年の11月からで02年の1月からは今日まで一日も欠かすことなく書いてきた。振り返ってみるとよく書いてきたものだと思う。この後もいつまでとは言わないけれどできるだけ長く続けたい。『いちにち』の積み重ね。05-11-11

 

初雪が降ったとなると重い腰を上げねばならないのがタイヤ交換。これもやる度に同じことを言ってる気がするけど始めるまでがおっくうでいざやり始めると大した時間はかからない。せいぜい30分くらい。何となく気が重いのは冬に入ったことを認めてしまうからだろう。認めなくても冬は勝手にやってくるというのに意味のない抵抗もしてみたくなる。春のタイヤ交換と気分の違いは明らか。05-11-10

 

平年より13日、去年より14日遅れの初雪。天気予報では雪が降るとさかんに言ってたけどそれまでの暖かさを考えるとはずれるんでないかという勝手な予想ははずれた。天気予報は見事に当たった。最近の予報はかなり細かい時間まで予測するようになりそれもかなりの確率で当たることが多い。だから出かける前に新聞の予報を必ずチェックするようになった。初雪のつぎに気になるのは積雪。05-11-9

 

陽が短くなり曇っていると3時でも薄暗い。ましてや家の中はもっと暗くなるから気も滅入る。でも、通 りに面した部屋で昼に灯りをつけるのはちょっと抵抗がある。外から見られてこまるものがあるわけでもないが落ち着かない。だからといってカーテンをしては怪しくなる。昼の中途半端な時間に暗くなると灯りをつけるかどうか迷うもの。結局、二階で横になりスタンドをつけて本を読む。05-11-8

 

最近、日本語の意味や漢字の読み書き、書き順などをクイズにしたテレビ番組がある。曖昧だったりまちがって覚えてたこともたくさんあってあせってしまう。漢字の書き順に関しては恥ずかしい思い出がある。大学4年の中学校での教育実習のときのこと、実習の最後には先生達の見てる前で授業を担当する。それを何とかやり終えた後の先生の最初のひとこと「漢字の書き順がめちゃくちゃだ」05-11-7

 

ストーブが恋しい季節になると体の温まる鍋物が食べたくなる。スーパーでも白菜をたくさん見かける。それでもいつもより暖かいせいで売り上げはいまいちらしい。白菜に限らず気温によって左右されるものはたくさんあるから喜んでばかりもいられない。とは言っても雪のない暖かさは嬉しい。05-11-6

 

めんどうだと思ってたことが意外と簡単だったり、順調だと思ってたことが意外とてこずったりする場合もある。昨日の薬品はいい方に出たけど肝心の実家の売買はそうでもなさそうだ。重大な決断を要する問題だから簡単にはいかないとわかってたはずも甘くみていたということか。とにかく今はいい報告を待つよりしかたがない。これからは峠の雪だけでなく家や庭に降る雪も心配になってくる。05-11-5

 

これが最後と思われる物置きの整理をして処分するものをゴミ処理施設に持ち込んだ。処理がめんどうで後回しにしてた車のオイル缶 、わらじ虫駆除の薬品など、こういった液体類や薬品関係は気が重くなる。オイルは布に浸して処理したけど薬品はどうしていいかわからずビンのまま持って行ったら引取ってくれた。それなら、迷ったり悩んだりするんではなかった。ようやく気分も軽くなる。05-11-4

 

11月だというのに車の窓を開けて走るとは驚き。途中、Tシャツ1枚で自転車に乗る元気なおじさんも見かけた。この暖かさは普通 じゃないからやっぱり異常。まだ夏タイヤなので峠に雪が降ったらこまると思ってたけどそんな心配はもうしばらくなさそう。峠を上るころにはさすがに窓は閉めたが寒くはなかった。今回実家に向ったのは水道の水を落とすため。だけど、冬を迎える実感がわかない。05-11-3

 

『男色と女色』。本屋のエッセーの棚でのこと。片側には男性作家と書いてある。さらーっとタイトルを眺めながら横歩きで端まで行って反対側の女性作家に回るとそこは別 世界。棚全体で作られる色の雰囲気がまったく違う。赤、黄、青、緑、白、などの帯は両方にあるけど男側になかった色がかなりの数を占めていた。それはピンク。サクラが咲いたような明るさ。あまりのまぶしさに戸惑う。05-11-2

 

いよいよ11月に入る。今年もあと2ヶ月。その中間に金沢への旅があるから早くそのときになってほしい気もするし早く過ぎてはこまる気もする。それでもやっぱり楽しみのほうが大きい。先週、予約していたトワイライトの切符が無事手に入ったので寝台列車での金沢行きがはっきり決まった。長い時間をどう過ごそうかと考えるだけでも嬉しくなる。たとえほとんどが暗闇のなかだとしても。05-11-1

 



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NAKAHASHI OSAMU

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