ある日のひとこと
＝そのときどきの、思いついたこと、感じたことを書き留めてます＝
つい先日、漢字を正しく書けない子供達についての調査結果が新聞に出てたがまったく驚きはしなかった。残念ではあるけど当然だと思う。これは子供達には責任のないことで大人のせい。役所や官庁が訳のわからないカタカナ言葉を頻繁に使っておいて「今の子供達は・・・」と嘆いてどうする。ところで子供達に正確に当用漢字を教えられる大人はどれほどいるのだろう。僕は全然自信がない。05-1-31
一日中晴れ。雪かきはあっさり終わってしまったので母の残した日記や家計簿やメモなど書き物の整理をする。母が亡くなってから知らされる一面 を見る。とにかくまめに記録してたことに驚かされた。日記や家計簿などはかなり細かい字でびっしり書き込まれている。ち密なやりくりで５人の子供を育ててくれたわけだ。夜汽車の窓に映る自分を見てまだまだ頑張りが足りないなとしみじみ思った。05-1-30
ちょうど夕食どきの６時に駅に降りた。迷わず駅前のラーメン屋に入る。以前から入ろうと思っていながらその機会のなかった店。五目ラーメンの塩味を注文。味に満足し体も充分温まり雪が舞い落ちるなか凍る道を足取りも軽く実家に向う。家の前の雪を見てそれまでの不安が吹き飛んだ。１メートル以上の積雪を覚悟してたのにせいぜい４０�B位 しかない。いい方にはずれてくれてほっとする。05-1-29
イラクでの選挙に関して「イラクは外国からの圧力を望んでない」とアメリカのブッシュ大統領が声高々に訴えていた。これではまるでイラクの大統領のよう。１５万人の軍隊を送り込んで実質的に軍事支配してるわけだから錯覚してるのだろうがあまりにも正直な発言。「私は外国からの圧力を望んでない」とも聞こえるわけでここからもイラクはアメリカの一部という認識がはっきり見えてくる。05-1-28
最近、”大きな活字の国語辞典”が重宝してる。これを買ったのは随分前のこと。多分、７、８年前だと思う。その頃は字の大きさを確認した程度だった。いつかきっと助かるだろうという予測のうえで買ったもので欲しいときに手に入らなかったらこまるという考えもあった。とにかくそれを必要とするときがきた。字が大きい分サイズも大きくて厚くて重いから手軽に使えないのが難と言えば難。05-1-27
寝入ってから３時間後くらいに突然目を覚ます。すかさず目覚まし時計に手を伸ばすとやっぱりセットしてない。それにしてもこういう指令はどこからどうやって出てくるのか不思議だ。どうせならもっと早い時点にしてほしいのになどと思いつつもとにかくほっとしてまた深い眠りに入った。朝はぐっすり眠ってて目覚まし時計に起こされたから夜の”胸騒ぎ”がなければ危なかったかもしれない。05-1-26
『日本の探検家たち』という本を買った。副題は『未知を目指した人々の探検史』。間宮林蔵、伊能忠敬、ジョン万次郎などなど全部で３６人のなかに上村直己も入っている。上村直己がまだ生きてる頃その探検記を夢中になって読んでいた。マッキンリーで帰らぬ 人となったと聞いてもすぐには信じられなかった。社会にとってもとても大事な人がいなくなったので残念で寂しい思いをしたものだ。05-1-25
風呂上がりに爪を切る。柔らかくて切りやすい。定期的に切るわけでなくふと気になったときに切る。なぜか風呂上がりか寝る前が多い。気持ちがゆったりするからだろうか。かなり伸びてるときもあればそうでないときもある。今使ってる爪切りはおととしの秋に石垣島の薬局で買ったもの。買ってすぐ暑い日差しの道端で切ったことをはっきり覚えてる。使った最初を覚えてる道具はめずらしい。05-1-24
一晩で４０�B以上の積雪。車の屋根がぐっと高くなってる。それだけでもすごい雪の量 。とても一度では落とせない。雪かきの最中も雪は降り続く。一通りやった後にも柔らかくて真っ白な新雪がうっすらと積もっている。羽毛のようにふわふわとして軽くて綺麗。久し振りに雪かきで汗をかく。05-1-23
『そうだ。英語を身につけよう』これは地下鉄の中吊り広告のキャッチコピー。それを見てすかさず思ったこと『そうだ。日本語を身につけよう』。最近、漢字を覚える努力をしてるが曖昧だったり勘違いしてるのが結構あったりして恥ずかしく情けない気持ちになる。まだまだ覚えるべき漢字や言葉は山程ある。英単語は知らなくてもしかたないけど漢字はちゅうちょなく書けるようにしなくては。05-1-22
小さいけど以前から疑問に思ってることがある。『階段を昇り降りするとき急に急ぎ足になるのはなぜ？』年配の人と子供は違うけど階段になると突然急ぐ人が随分多い。急いでるのかと思いきやその後は普通 に歩くからそうでもないようだ。エスカレーターでも同じ現象が起きている。 急いでない人まであせってるのはどうして？すでに、とくに理由のない条件反射になってるのかもしれない。05-1-21
僕の中でアメリカの黒人に対するイメージが大きく変わり始めたのは４年前のこと。そして、新たなイメージが決定的なものになった。かつてはキング牧師やマルコムXなど虐げられる側で人権を得るため戦う人達のものが強かった。しかし、今は圧倒的な武力を背景に強引に戦争をしかける中枢に立ち人権を奪う側にいる。これからもあの冷血ぶりを見せられたらそのイメージは増々強まるだろう。05-1-20
『もしこの駅から目的地まで歩いたら２５分位だろうか』『今すぐ出れば５分遅れるだけで済む』『でも、あと１０分以内に走ってくれれば間に合う』『そうでなかったら・・・』などと思いが駆け巡る。そうしてるとき「まもなく発車します」という放送が入った。長く感じたが停車は５分位 。動かなかったのが正解でほっとした。 それほど重大な選択ではないけど急に先を読むのは難しいもの。05-1-19
地下鉄での出来事。降りる駅まであと二つという駅に止まったとき突然車内の灯りが消えた。そして「麻生駅で転落事故が発生しましたのでしばらく停車します」という車内放送が入った。そこですぐに降りる乗客が数名いた。ホームで携帯電話をかける人もいる。少し迷いもあったがその駅は乗った駅で先でないし転落事故と言ったから待つことにした。動かない人達も迷ってるに違いない。続く。05-1-18
『夢はあっという間に消え去った』なんて大袈裟だけど楽しみの時間はとても短かった。いつものように０から９に分けてから該当する番号を確認すると下１桁は４と６のみ。合計で１９枚。今度は当選番号の下２桁を調べる。「えっ」「まさか」と思ってるうちにどんどん少なくなりついに０枚。運の悪さにがっかり。どうせ駄 目と思いつつ上に向うがやっぱりなし。これで年賀状ともお別れ。05-1-17
アクリルの平面作品を描いてるうちに気分が乗って、今度は油絵の具の箱を引っぱり出してきて油彩 も始めた。油彩をするのは３年振り位だろうか。油絵の具の臭いが懐かしい。ただかなり古い絵の具なんかはふたがなかなか空かなくて苦労した。そんなときはふたに熱湯をかけるかライターで火あぶりにする。容器の肩が裂けたら終わりなので無理に力を加えることもできない。これも技がいる。05-1-16
好きなものを好きなだけ選べて種類も豊富。少しずついろんな料理を食べられるのが嬉しい。ホテルでの昼食バイキングに誘われごちそうになる。自分で自由に量 を決められるのもバイキングのいいところ。でも、せっかくだからとついついたくさん食べてしまう。同じものをごっそりよりいろんなものを少しずつのほうがたくさんお腹に入る。とにかく幸せなひととき。おかげで夕食抜きの１日に。05-1-15
桜の枝から若葉が。カルチャーセンターの講座のモチーフにと桜の花を選んだ。北海道の感覚からすると４月の末か５月の初めのイメージだけど正月気分にも合いそうだし春の先取りもいいかなと思った。最初はまったくなかった若葉が２週目には顔を出してさらに春の彩 りを添えた。暖房のきいた室内のおかげであわてて春の装いに変わろうとしてるのかもしれない。花が散ってしまわないか心配。05-1-14
道路の両端は雪山になり道幅はかなり狭くなってしまった。車が交差できない場所ではどちらかが待つわけであうんの呼吸が必要。もちろん歩道も人ひとりしか歩けない道ではどちらかが止まって待ってるかギリギリの地点で互いに体をひねって行き交うことになる。最初に道をつけた人の足跡をたどろうとするからショベルカーが入るまで道幅は広がらない。その人の性格が見えてくる雪の一本道。05-1-13
昨日の『偽札がどうして全国から出てくるのか』というもうひとつの疑問も晴れた。テレビのなかである専門家が推測してた方法が多分当たってると思う。インターネットを使ってデータを買いそれを自分のプリンタで印刷したに違いないというもの。確かにそれだと同時に全国に現れても不思議ではない。これからパソコンや通 信機器がからんだ犯罪が増えてくるだろう。怖いのは罪の意識の低さ。05-1-12
不思議に思ってた出来事がふたつ。そのうちのひとつが納得できた。それはノロウィルス。どうして一ケ所でなく日本全国で同じ症状が現れるのか理解できなかった。ところが、全国で４.７００人以上発症してるのに専門家は平年並みだと言う。ただ知らなかっただけ。もうひとつは偽札。どうして全国から出てくるのか。そして、小額であっても重罪であることを果 たしてわかっているのだろうか。05-1-11
僕の無宗教は両親から受け継いだ。もちろん強制されたわけでなく日常生活のなかにいっさい宗教色がなかったのでそれを自然に受け止めていた。今も変わらず無宗教。しかし、宗教を盾に戦争もするから無関心ではいられない。新聞で読んだ宗教論は妙に納得できた。キリスト教は人類が死滅する状況でも自分達だけ生き残ろうとする。仏教は死なばもろともの無情観。両方ともそれで説明がつく。05-1-10
まったく外出なしの１日。昨日は大雪で雪かきの仕事があったけど今日は晴れていてその心配はなかった。時間はゆっくり過ぎていく。午前中は書き留めてあった手書きの文章をパソコンに打ち込む。これで読みづらかった書きなぐりの紙を捨てられる。パソコンのなかに入れると整理もしやすくなる。この作業はもうしばらく続きそう。昼食後はアクリルの平面 作品を描く。悠々とした時が流れる。05-1-9
最近、と言っても３、４年くらい前からだろうか家でコーヒーを飲む回数がめっきり減った。せいぜい１日に２杯。だから外で飲むという意味ではない。それ以前は少なくとも５、６杯は飲んでたような気がする。年令で嗜好が変わってきてるのかもしれない。食後のコーヒーは日本茶に変わった。05-1-8
開けても開けてもなかなかたどり着かない。結局、５重になっていた。これはいただいた高級で高額そうなお菓子のこと。おいしかったから素直に喜べばいいのに過剰包装のおかげでひっかかりが残った。どれもが金をかけてこった包み紙、箱、小箱、包み、さらにもうひと包みを開けてようやくお菓子に到達。過剰包装を高級と信じているようだ。資源がもったいないから上げ底よりもっと悪いかも。05-1-7
新聞のコラムに成人式について書いてあった。『ばか騒ぎする若者をテレビで報道すると余計調子に乗るから止めたほうがいい』これはそうかもしれない。しかし『大人なら単独でしらふでやってみろ』という説教は通 じないだろう。それができるならあんなことはしない。では彼等にどうするか。やり放題にさせてて決して言葉も手も出さずに止めるまで全員でじっと見つめているのもひとつの手。05-1-6
久々の大雪。１日で３０�B近くの積雪。それまでは低めの雪山だったのに一気に背丈を増し道路幅は急に狭まった。中心街に行くとき特に車を必要としない限り地下鉄で行く習慣がすっかり身に着いたので朝にカーテンを開けて大雪にびっくりしてもあせりはしなかった。これが車で向うとしたら大変なことになる。午前中の仕事を終えて帰宅後雪かきに汗を流した。急いでないからそれなりに楽しい。05-1-5
昨日の列車の座席は喫煙車だった。１ヶ月前に禁煙車の座席指定を申し込んだけど空いてるのは喫煙車の通 路側のみ。一瞬迷ったけどそれを取ってもらう。結果としてまったく問題なかった。もちろん紫煙はあがったけど所々でときどきといった程度でほとんど気にならない。吸う人も何となく気を使ってるように思えた。前方の見えた範囲では吸わない人のほうが多いからそうなるのもうなずける。05-1-4
何度も水道の水落としとストーブの消火とガスコンロの元栓を確認してから家を出る。玄関の鍵もしつこく確かめる。一度で信用できないのは記憶に確信が持てなくなったからだろう。かつてより慎重になってるのは確かなこと。これも脳の年令に関係してるに違いない。あとで気になるのが嫌だからしつこく反復して頭に焼きつける。最後に『これよし』と指差し確認で念をおす。再確認を確認。05-1-3
元旦、そして今日も晴天。風もなく非常に穏やかな正月。雪かきをする必要もないのでのんびり過ごす。テレビの話題をもう少し続ける。CMで野菜ジュース１缶 で１日の野菜の栄養分が取れるというのがあった。それ以上取る必要ないから寂しい食卓になる。１話完結だが韓国ドラマを初めて見た。昔の『東芝日曜劇場』を見た気分。ひとつの話を坦々と追っていくから横道にそれない安心感がある。05-1-2
雪かきを３時間程したあとはリモコンを手にしながらテレビを見る。いくつか気になることがあった。『全国ローカル線の旅』で明らかにディーゼル車なのに「電車、電車」を連発する。どこにパンタグラフがある。気持ちがローカルに入ってない。トーク番組などでスタジオの客が笑うならまだしも制作スタッフが笑ってどうする。それも、おかしくもないのに不愉快。この意図が理解できない。05-1-1
ウィンドウズで御覧の方は文字の表示を最小にしていただくと私のレイアウトに近づきます。
NAKAHASHI OSAMU
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