ある日のひとこと

 

 

=そのときどきの、思いついたこと、感じたことを書き留めてます=

 


 

今日も峠越え。1日の違いだというのに山の木々が昨日よりふっくらした感じがする。それは雨のせい。まさに天の恵み。水の力をまざまざと見せられた。たっぷりの潤いを得て若葉に勢いが生まれ一気に隙間を埋め尽くしたのだろう。若草色もさらに輝きを増している。気持ちも優しく包まれる。04-5-31

 

先週の実家の草取りをした後の草が気になり2週続けて峠越え。雨よけにブルーシートにくるんでおいた草が高温で腐って異臭を放ってないだろうかと。それはまったくの杞憂だった。シートをめくると草は1週間前とほとんど変わらぬ 状態で出てきた。腐るどころかしなっとさえしてない。とにかく安心して新たな草を取り始めた。まだまだ取り残しはあるし予備軍も控えてるから来たかいはある。04-5-30

 

土日はほとんどの小学校の運動会だという。天気に左右されるから楽しみな子もそうでない子も親も先生も天気予報に釘付けってとこか。今日は雨のち曇りで予報はあたった。朝の段階で決行するかどうか迷ったはず。明日は晴れになってるから心配はなさそうだ。今朝は花火の音が聞こえなかったが今でも打ち上げているのだろうか。もう電話連絡なのかな。メールになる日も近いかもしれない。04-5-29

 

制作中に黒い小さな物体がちょろちょろ動いてるのを発見。蟻だ。たいした数ではないが一応行列を作ってる。この季節になると侵入してくることが度々ある。もちろん許さない。行列を追ってまさにしらみつぶしならぬ 蟻つぶし。放っておいたら大名行列になってしまう。仕事中だし気になるわけでもないのでそのままにしておいた。すると、その後現れない。多分必死に危険を伝えてるのだろう。04-5-28

 

昨日今日と暖かいというより暑いくらいの陽気が続いた。炎天下に荷物を持って歩いてたせいもあってすっかり汗ばんだ。少し休もうと喫茶店に入り今年初めてのアイスコーヒーを注文。夏でも冷たい水は飲めるのだからとけちな根性でホットを頼むことが多い。冷房がきいてるせいでアイスコーヒーを待ってる間に体の熱気はどんどん吸い取られていく。ホットにすればよかったかなと心が揺れた。04-5-27

 

今度もまた『お上に逆らう非国民は許さない』と言わんばかりに声をあげてる情けない人達がいるという。もともと帰属意識や帰属願望の強い国民ではあったが最近それがますます強まってるようだ。それの最たるものはアメリカに対する帰属願望。ある調査によるとアメリカ合衆国日本州を望む人達も相当数いるらしい。それは皮肉でなく本気。お上だけでは不安だということか。自立は遠のく。04-5-26

 

自分が写ってても不思議でないようなその時代の子供達のリアルな表情に出会った。まちがいなく体験した記憶が蘇る。懐かしさを超えて自然にかつての空気に包まれた。まるで自分のアルバムを覗いてるような錯角に陥る。単なる記録や思い出でなくそのときの情感があふれてる。とにかく見飽きることはない。自分の生きた世界が見事に写 された写真集『掛川源一郎が見た戦後北海道』に感動。04-5-25

 

これから超える峠の山が透き通って見える。まるでスライドフィルムを覗いてるみたいだ。西日を浴びたまだら模様の残雪が輝いてる。その雪の色と空の色が重なり平面 的な大画面を見てるよう。峠を超えるトンネルに入るまでまだら模様を楽しんだ。ふと、まだら模様の『まだら』の語源が気になった。帰ってから調べたらおもしろくも何ともなくただそのままの意味が書いてあるだけ。がっかり。04-5-24

 

実家の前と横を塀のように囲ってるイボタの木がひょろひょろ伸びてるのでないかと気になり朝早く出発した。朝早くと言っても8時半だから普通 だろうけど僕には早い時間。おかげで昼には到着。心配してたイボタはほとんど伸びてなかった。それでも庭の雑草はちゃんと成長してるから仕事は充分ある。ところで『イボタ』をわかる人は少なくなっただろうな。最近は庭木の人気はないらしい。04-5-23

 

スーパーのハムコーナーのあたりで床に落ちてる赤ちゃんの靴下を発見。それを拾って前の方を探してみると10メートルほど先のパンコーナーの近くに赤ちゃんの足が見えた。そして片足だけ裸足だからあの子にまちがいない。お母さんにだっこされてるから足だけが飛び出てる。追い掛けて渡すとやっぱりそうで喜んでもらえた。善かれと思ってしたことが素直に受け入れられると嬉しいもの。04-5-22

 

木々の若葉も日ごとに増えて大きな塊になりつつある。昨日は25℃まで上がった。春を超えて初夏を思わせる陽気。それなのに今日は一転して寒い1日。正午でも11℃。実家に帰るときいつも走る峠は積雪のため通 行止めになるほどの寒さ。いつ向うかと迷ってたおかげで引き返さずに済んだ。そんなことは全然考えてなかったから危ないところだった。この時期に積雪の心配をするとは驚き。04-5-21

 

『何をしてもいい日、何もしなくていい日』同じみたいだれど違う。したいことがいろいろあってそこから自由に選べる日とやらねばならないことから解放されしたいことさえ考える必要のない日。元気で積極的な気分のときの楽しい日と少しかたくさん疲れててとにかく休みたい気分のときの嬉しい日。どっちを望むかはそれこそそのときの気分しだい。今は『何をしてもいい日』のほうがいい。04-5-20

 

車の助手席に置いたはずの撮影済みのフィルムがない。まちがいなく車のキーとフィルムと割引券を手にして家を出た。いや、出かける直前に割引券を探して持ってきたからフィルムを置忘れたのかもしれない。きっとそうだ。本体を忘れて割引券だけ持ってくるとは・・・。しばらく走ってからコンビニでお茶を買い念のため再度座席の下を確認したらそこにフィルムはあった。何とも複雑な思い。04-5-19

 

子供達への優しさと愛おしさが溢れてる。作品のような緊張感はないけど温かさが伝わってくる。作家の飾り気のないリラックスした素の部分に触れた感じ。ゆとりと余裕の大切さも教えられた。美術館でこれほどほっとした気分で観てまわれるのはめずらしい。自分の子供達や家族に贈った手作りのものを展示した=アトリエで生まれたおもちゃたち=『作家からの贈りもの展』は心休まる贈りもの。04-5-18

 

10年ひと昔なら5年で半昔。そんなにあっという間とは思えない。その間、その年ごとにいろいろ制作し様々な場所で発表してきたせいだろう。なかでも芸術の森アートホールでの音楽家とのコラボレーションは1年がかりの仕事だった。貴重な出合いと悲しい別 れもあった。日本最南端の島へも行った。シルヴィギエムのボレロも忘れられない。感じる時間の長さに関係なく歳は正しく5つ増えた。04-5-17

 

我が家にパソコンが登場してまる5年が経った。かなり高価な買い物なので直前まで迷ってたのを覚えてる。車に運び込むときも嬉しさとは違うふわふわだった。『本当なのかな』と。悪戦苦闘の末起動画面 が現れたときは声を張り上げんばかりに感激したものだ。それからは本を片手に集中的に学んだことと支払いのために必死だった1年間が懐かしい。あのとき決断してよかったとしみじみ思う。04-5-16

 

いつ取り替えたか忘れるほど久し振りにカミソリの刃を交換。いつも替え時に迷う。もう少し使えるかなとどんどん引き延してしまう。ひげはけっこう濃いから剃り応えはある。今回はカミソリがスムーズに進まなくなったので決断した。まるで一大決心をしたかのよう。さっきまでぞりぞりしてた抵抗がまったくなくなり本当に切れてるのか不安になるほどなめらかに動く。忘れてた快感が走る。04-5-15

 

『ハラハラ、ドキドキさせられるんだろうな』と思ってたのにいざ始まってみればそんな心配はまったく無用だった。ちょっとハラハラは最初だけでその後は一度も劣勢になることなく、もしかしたらという不安を感じる暇さえもなく感動的な終わりを迎えた。アテネへの切符を手に入れた女子バレーの韓国戦はまさに完勝。またもや女子の強さが際立つばかり。男子にも何とか頑張ってほしいもの。 04-5-14

 

軽い気分で読める雑誌が欲しくて本屋に入ったのに買いたいのが見つからなくてこまった。最近の週刊誌は新聞広告の見出しを見る限りまったく読む気にならないからパス。月刊誌はたくさんあっても何だか内容が似てる。旅か飲食か車か建築がほとんど。建築関係はときどき買うけどもっと選択の幅を広げてくれたらと思う。そう言ってもいつの間にか消えてしまう雑誌も多いからしかたないのか。04-5-13

 

年金問題で揺れている。信じがたい状況に情けなさはつのるばかり。それなのに大勢の未納議員達によってさらに厳しい法案が可決された。義務を果 たしてない無責任な議員によってさらに重い義務を背負わされる矛盾。多少文句や愚痴を言っても結局は受け入れるわけだからどうしようもない。これだけ世の中がおかしいのに反発のうねりが聞こえてこないのは社会全体の老人化が進行してる証拠。04-5-12

 

最近高いバナナが売れてるというので買ってみた。たしかに味が濃くてしまってる感じ。こんなに安くていいのかと思ってたフィリピンバナナがそれなりの値段になった。それでも他の果 物よりは安い。そういえばちょっと小振りでおいしかった台湾バナナを見かけなくなったのはどうしてだろう。04-5-11

 

制作する体制が充分整ったのでアクリル板の仕事を再開した。徹底的に片付けたおかげで以前にくらべると能率的に作業が進む。それでも仕事を始めるとさらに改良すべき点が出てきて棚のなかに棚をたくさん作った。こんなときは木やベニヤを大事にとっておいてよかったと思う。不思議なもので何年も眠ってたものを捨てた途端にそれが必要になる場合もある。それでも工夫次第で何とかなる。04-5-10

 

これからも少しずつ減らして本当に必要な物に絞っていきたい。いつか使うはずとなかなか捨てられないタイプだからどうしてもいろいろたまってしまう。でもそれも随分変わってきた。たとえとっておくにしても以前よりずっと少ないし捨てられるようにもなった。もう少しスリムになれそうだ。04-5-9

 

『やっぱりここか』。探し物をようやく発見。今回の片付けは気合いを入れ徹底的にやることにした。すべてにわたる片付けは初めてのような気がする。次はあっち次はこっちと止まらない。結局全部に手を付けた。延べで5日にはなると思う。かなりの物を捨て整理したおかげでいろんな物のありかがはっきりした。そして終わりに近づいたときそれはあるべき所から現れた。部屋も気分もすっきり。04-5-8

 

昨日書こうとしてたネタを寝る前に思い出した。突然やってくるのは何故なんだろう。それはおいといて本題。駐車場の後ろにある大きな看板が強風に揺れていた。『これは危ない』と感じたが車を出した。少し走ってからやっぱり一刻も早く管理会社に連絡すべきとUターン。事故の可能性もあるから早急に対処してほしいと電話。およそ3時間後に帰って来たらすでに撤去されていた。嬉しい驚き。04-5-7

 

少しくやしい思いをしている。せっかく浮かんだはずのネタをすっかり忘れてしまったのだ。『これはメモしておかくっちゃ』というところまでは戻れるのにその前にどうしても行けない。多少なりとも糸口が見つかればいいのだが・・・。何度か同じくやしさを味わってるのにまた失敗した。ふと思い出すかとわざと考えるのをやめても頭は真っ白。もうこうなったらこれをネタにと開き直ったわけ。04-5-6

 

窓を大きく開けさわやかな風を感じながらちょっと遅い昼御飯のうどんを食べてたら小鳥のさえずりが聞こえてきた。向いの庭のこぶしの花は静かに陽を浴びている。穏やかな晴天。子供の日だから行楽地では子供達のはずむ声がこだましてるにちがいない。子供の日といえば柏餅やべこ餅を食べたことは覚えてる。セットで買って食べてみるとべこ餅は懐かしい味、でも柏餅はうまいけど何かが違う。04-5-5

 

連休のときはふと曜日がわからなくなるもの。そんなことを言ってられるのもあと1日。休みの間はホームページの更新を頑張り、残りは部屋の片付けに精をだした。捨てるのは小さな物ばかりでもゴミ袋はすぐに満杯。おかげで風のとおりがよくなった。その分動きやすくなるわけでこれは大事な作業。片付けてる間にきっと出てくると思ってたいや期待してた探し物が未だ行方不明なのが不思議。04-4-4

 

せっかくの連休なのに外は雨のうえに強い風。気温も低く寒いからストーブを着ける。ところが強風のせいで煙突を逆流してくる風が青い炎を赤黒くて細長いゆらゆらとした炎に変えてしまう。不完全燃焼が度々起きていやーな臭いが漂う。これはまずいと石油ストーブの火を止め電気ストーブを出してきた。そのうち夕食時、電子レンジで御飯を温めてたら突然停電。わかってるはずなのに・・・。04-5-3

 

『たしかこの店の所で曲がるはずだけどあそこからこんなに近くなかった気もする』と少し迷いながらそのまま交差点を通 り過ぎた。ちょっと走ったら今度は『これは行き過ぎだ』と感じてUターン。最初の所でよかったのだ。思い込みってあるもので遠いと思ってたのに近かったり近いはずが遠かったりもする。そのときの精神状態がそうさせるのだろうか。きっと体調も関係してるに違いない。 04-5-2

 

最近、『もったいない』をふたつ続けた。ひとつめは食事中ふりかけを床にこぼしてしまった。床はまるで鮮やかな点描画のよう。御飯なら手で取るけどこれは小さい塊なので掃除機で吸い取る。どっちみち捨てるにしても掃除機のほうが嫌な気分。ふたつめは風呂のぬ るま湯。随分早く一杯になったと思ったら水の蛇口も開いていた。洗濯をする元気もないので栓を抜いた。きれいな水が流れていく。04-5-1

 



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NAKAHASHI OSAMU

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