ある日のひとこと

 

 

=そのときどきの、思いついたこと、感じたことを書き留めてます=

 

 


 

話しの中でたまに使ってしまうが『癒し』や『癒し系』という言葉には何となく違和感を感じてる。どうしても疲れや病を連想してしまうところがある。現代人は皆疲れてる病んでいるみたいな前提で捕らえられるのが嫌。確かに疲れてるかもしれない。でも疲れてなかった時代なんてあったのだろうか。そして受け身的なところも納得できない。それに替わるいい言葉を見つけた。それは『和み』。03-11-30

 

大好きな柿について書いておかねばならない。今日スーパーで買ってきた柿を食べてる最中に重大なことに気づいた。『どうしていつまで経っても本当においしく塾した柿が出てこないのだ』。出始めの頃は熟してないのが並ぶのもしかたがないと半分あきらめてたが今においしいのが出てくると楽しみにして待ってたというのにまだ同じ味なのは何故?。もう12月に入るのに旬を食べれないとは。03-11-29

 

12月の最後まで続くものと思ってた新聞小説が10月で終ってしまった。10月に入ってからこんなテンポで進んだらこの後話しをどう持たせるのだろうと気になってたが終りに近づいてたのだ。本なら残りの厚さでなんとなく先を読んでしまう。上手にはずしてくれたときはやられたって感じでおもしろい。今回のはそのまま静かにまとまった。今はすでに朝刊と夕刊の新たな小説にはまってる。03-11-28

 

何十年も前に描いたスケッチでもそれを見ると全部とは言わないがほとんどはそのときのことが鮮明に思い出される。強く記憶に残るのは昨日の「ひとこと」に書いたように同じ場所から同じものを長い時間じっと眺めるからだろうか。そうしながらも回りの状況や空気なんかも同時に感じ取っているのだろう。そしてのんびりした気持が心に深く刻む助けになってるのかもしれない。嬉しい記憶。03-11-27

 

南への旅のとき久し振りに水彩スケッチをしたが何だか懐かしい気分にもなりながらののんびりとした楽しい時間だった。スケッチは落ち着いた気分にならないとなかなか描けないもの。写 真やビデオはカメラが記録してくれるくれるけど絵はそうゆうわけにはいかない。写 真は瞬間を瞬間でビデオは経過を経過のままに捕らえるがスケッチはある瞬間を時間をかけて作りあげる。気持を込めて。03-11-26

 

ビデオ編集してる場所は市の施設だが利用料をしっかり取られる。1時間270円だからそんなに高いわけでもないと思ったが夢中になると時間はあっという間に過ぎてそれなりの金額になる。それでもまた行くつもり。編集はカットの選択、構成だけでなくそこに時間が加わるおもしろさがある。03-11-25

 

今年は例年より早く車のタイヤを取り替えたのに雪はほとんど降ってない。困ってる人がいるのもわかるが楽でいい。雪道に慣れないうちはとくにノロノロ運転になってしまうが毎年のことでも慣れるまではやっぱり緊張するからしかたがない。慣れると言えばスタッドレスはすっかり当り前のはずなのに一部でスパイクが復活してるという。運転技術を高める努力を忘れてなければいいのだが。03-11-24

 

『自分たちと見解を共有しないと感じれば、相手を選ばず攻撃しようとするテロリストたちの活動が世界中に存在する』。これはアメリカの見解だがそのままアメリカに当てはまる。その破壊力は比較にならない。そして『先制的な行動を取る能力を持たなければならない』『将来を見越して、世界のどこへでも二時間以内に攻撃部隊を輸送する能力取得を検討している』と表明。反省と学習がない。03-11-23

 

“サッタンとイエペ”。最初に聞いたときは何のことか見当もつかなかったが札幌タウン情報とイエローページの略だと教えられて納得。それは去年のこと。それなのにその両紙が相次いで休刊になってしまった。とくに札幌タウン情報は情報誌のはしりだったような気がする。ギャラリー情報もまとまってたので助かったものだ。残念だとは言ってもめったに買わなかったから偉そうに言えない。03-11-22

 

ちょっと恥ずかしかったまちがい。視聴覚センターでビデオ編集をするために予約の電話をしたときのこと。「編集機の予約をしたいのですが、えーと、アダルト編集の方です」。すぐにまちがいに気づいて言い直したが笑われた。AVと言えば昔はアダルトビデオを意味してたよななんてふと思ってたのがついつい出てしまった。撮影したのはデジタルビデオだけどまずはアナログでの編集に挑戦。03-11-21

 

目薬を上手に差すのはけっこうむずかしい。あまりにも至近距離で焦点がまったく合わないからなかなか目玉 の真ん中にポタンと落ちてくれない。手でしっかり開いてもちっちゃい目だから的が小さくて苦労する。一滴ずつでいいのに2、3滴使ってしまう。何だかもったいない。ほっとした気分のせいもあるだろうけど目がすっきりさっぱりしてきた。もっとぱっちりすれば無駄 も減るだろう。03-11-20

 

夏頃から目がしょぼしょぼしてスッキリしないときがあった。そんなにつらいわけでないし何でもないときが多かったので延ばし延ばしにしてたがようやく重い腰を上げ眼科に行こうと健康保険証を確認したら飛蚊症を宣告されたのがちょうど一年前になっている。すでに一年付合ったわけだ。もちろん今でもいるがすっかり慣れてほとんど意識してない。目は目薬をもらうだけで済んでほっと一息。03-11-19

 

自宅のすぐ近くの道路工事現場でニ車線がそこから一車線になるので走ってくる車に知らせようと誘導員が懸命に赤い棒(誘導棒?)を振って車線変更を促してる。直線道路だから指示されるまでもなく工事中であることはかなり遠くからでもわかるはずなのに・・・。まっ、よく見かける光景。そして、緑で渡ろうとする歩行者にも指示をする。信号とは違う動きを促すならわからないでもないが。03-11-18

 

自宅でやってたビデオ編集のグレードを少し上げるため市の視聴覚センターに行ってみた。初めて使う機器の使用方法を教えてもらいながらの操作だがとても一度では覚えきれない。しっかり聞いてたつもりでもいざ自分がやるとなると順序が違ったりしてうまく作動しない。謝りながら再度教えてもらう。わかってしまえば極めて簡単なことでも最初は戸惑うもの。久し振りに教わる立場での体験。03-11-17

 

また石垣でのこと。幹線道路ではないけどそれなりに交通量のある道路で工事中のため片側通 行になってる場所に出くわした。工事してる人はいるが交通整理してる人はいない。それなのに車はスムーズに行き交ってる。そのことが嬉しかった。その距離約50メートル。車が途中ではち合わせしないのが見事と言えば見事だが慣れれば流れを読むのはできるはず。とにかく子供扱いが多過ぎる。03-11-16

 

例年より雪が遅いので喜んでたら今日会った友達は冬物衣料が売れなくて困ってるという。冷夏の次ぎに暖冬だったらまさにダブルパンチ。夏は暑く冬は寒くなってこそ世の中がうまく回る。スキー場関係者も心配してるはず。ところでスキー人気の去った今若者達は何に夢中になってるのだろう。03-11-15

 

夕刊に載ってたイラクの民家での写真を見て驚いた。少女ふたりが寝てる奥でたんすの中を覗き込むふたりのアメリカ兵がいる。他人の家に土足で入って何をしようが勝手だと思い込んでる彼等に驚いたわけではない。そんなことは百も承知。検閲で不出の写 真が限り無くあるはずなのに、これを見た人は『アメリカ兵はこんなに苦労して少女達の人権を守ってる』と受け止めると思ってるわけだ。03-11-14

 

石垣の人に夏の札幌で寒くて大変な思いをしたのでもう行きたくないと言われてしまった。避暑どころか寒くてゆっくり寝ることもできなかったらしい。天候ばかりはどうしようもなくそのときの運。気持はわかるが自分の住んでる町にもう行きたくないと言われると寂しいものだ。幸い今回の南への旅は天気にも恵まれトラブルもなく是非また行ってみたいと思って帰ってこれたのは嬉しい限り。03-11-13

 

毎回のことながら投票率の低さには驚くばかり。6割が投票したというより4割もの人が自分の選択権を放棄する事実がどうしても信じ難い。自分で自分の生き方や将来を決めたくない人間がこれほど多いのか。放棄するということは社会に対する参加と責任意識の低さの現れなんだろうがこれはとても怖い現象。たとえ悲惨な状況になっても(すでになってるのだが)他人のせいにしないでほしい。03-11-12

 

雪国では四季があるけどタイヤから見ると夏と冬に分けられる。そういえば沖縄のタクシーの運転手は「沖縄には春と夏しかない」「今はもう春に入ってる」と言ってたっけ。1月、2月の寒いときの朝晩は20℃を切って暖房の助けを借りることはあっても風景が大きく変るわけでないから冬の感覚はないらしい。何となく穏やかに過ぎていく春がいいのか雪解け後の新鮮な春がいいのか迷った。03-11-11

 

車での帰りにきれいな満月と何度も出会った。満月を見ると得をしたような幸せな気分になる。その度に回りの雲が違ってていろんな表情を楽しませてくれた。とは言っても走ってる道路の方角次第で急に顔を出したり、すぐに隠れたりしてしまう。もちろん運転中だからのんびり眺めるわけにはいかないがなんだかほっとする。今度はどこでと期待しながら走る4時間はあっという間に過ぎた。03-11-10

 

知らないうちに実家の屋根の雪が道路に滑り落ちるのを防ぐため屋根につながってる元車庫だった物置きを解体することにした。到底2、3日ではできない仕事なのでとりあえず物置きの屋根をはがしてそこに雪が落ちるようにする考え。トタンをはがすのも要領がわかると以外と簡単。解体は作る工程の逆回転をすればいいんだろうが屋根板を取るときは自分の足場をなくさないよう気をつけた。03-11-9

 

平地ではまだ雪が舞い降りてない。例年より遅いようだが峠越えをするので冬タイヤに取り替えた。そうすると冬を迎える覚悟も一緒に付いてくる。春を迎えて夏タイヤに交換するときはうきうきして気持も軽くなる。タイヤが季節の変わり目を伝えてくれる。スパイクの時代はもっと極端だった。03-11-8

 

今回も投票日に札幌を離れる用事と重なり3回連続で不在者投票をした。それにしても投票に行かない人に関心がないだのどうせ変らないだの偉そうに言ってほしくない。その人達ははっきりと現状維持を選択してる。つまり今のままでいいし変ってほしくない気持の意志表示になり黙認したことになる。充分重責を果 たしてる。そして、権利と義務を履き違えてるのは情けない。選挙は大事な権利。03-11-7

 

久し振りの旅のせいもありすべてが新鮮で書きたいネタはまだある。意外だったのは国際通 りを含めて那覇ではほとんどアメリカ兵に出会わなかった。兵隊はたとえ私服でも髪型と年令ですぐわかる。タクシーの運転手は円高になってから繁華街での彼等の姿はめっきり減ったという。しかし、那覇空港では多分帰国するための大きな荷物を横に松葉杖で立ってる兵隊を見かけた。これも沖縄の象徴。03-11-6

 

今年2月、尾高忠明指揮による札響の『ボレロ』を聴いてえらく感激。すっかり気に入った。そして3月、友人の勧めで映画『愛と哀しみのボレロ』をレンタルビデオで観たらこれがまた映画としもその中のジョルジュ・ドンの踊りも素晴らしい。完全にとりこになってしまった。7月、シルヴィ・ギエムの『ボレロ』のチケットを入手。そして今日、念願の究極の世界を生で観た喜びにひたってる。03-11-5

 

那覇に着いた日は夕方とはいえ半袖で充分な暖かさだった。それでも地元の人は長袖のほうが多い。意外だったので食事をした店で聞いてみるともうすっかり涼しくなってるし真夏でも長袖の人は結構いるとのこと。体験はしてないが真夏の暑さに比べればそうだろう。北国で4月が暖かく感じるのと似てるかもしれない。真夏の長袖は日焼け防止のためらしいが10月末の太陽からでも納得できた。03-11-4

 

11月だというのに20℃を超えたのは1870年からの観測史上初めてだというからすごいことだ。旅から帰って温度差を覚悟してたのに随分暖かい日が続いてる。9月中旬並。暑いから車の窓を開けて走ったが最初はまた暖房が入ってるんだろうと思った。沖縄の人達にはきっと札幌ではもう平地でも雪が舞ってると思うと言ってたのに。寒いよりはいいとは言ってもこれも異常気象の現れか。03-11-3

 

地元ではほとんど乗らないタクシーに今回の旅では何度も(10回以上)利用。時間の短縮だけでなくプラスアルファの効果 があった。それはもう不思議なくらいすべての運転手が優しく穏やかな人で楽しく会話が弾んだ。おかげで沖縄の人と随分いろんな話題を話せた。無愛想な人はいなかったし、さらに嬉しいのは最初に運転手の側から話しかけてくることもなかった。客を大事にしてる証拠。03-11-2

 

何となく予感はしてたけどやっぱり『のんびりの旅』にはならなかった。あっちこっちへと休む間もなく歩き動き回りじっとしてる時間はほとんど無し。波照間の3日間だけでもまちがいなく30H以上歩いてる。でもこれが僕にとっては幸せなこと。好き勝手に動き回れるのは嬉しい。精神的には完全に自由で解放されてたからその意味で『のんびりの旅』は充分達成されたと言える。楽しかった。03-11-1

 



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NAKAHASHI OSAMU

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