ある日のひとこと

 

 

 

=そのときどきの、思いついたこと、感じたことを書き留めてます=

 


 

42年ぶりに『ラドン』を観た。最初の坑内の怖いヤゴの記憶しかなかった理由がわかった。後半はほとんど特撮でそれはそれでおもしろいけど話しの内容に乏しくて恐怖感のない映画に変わってる。最後もあっけない幕切れ。つぎはピーナッツの『モスラ』だ。あらすじをまったく思い出せないのはなぜなのか解明しなくては。小人のピーナッツの歌だけははっきり覚えてる。『モスラ〜やっ』。 02-11-30

 

僕の考えを見事に代弁してくれてる辺見庸が脅迫されてるらしい。なぜそうされるかは明らかで論理的に正しいからこまるのだ。最初から話し合いは念頭になく、言語で対抗のしようがないから暴力に走るしかない。嫌なことだがこの傾向はまちがいなく進むだろう。大きな国には許されてるというか許してしまってることと規模は違っても同じ行動だから正当な手段と考えてるかもしれない。02-11-29

 

ようやくコラボレーションのページを作成。苦労した掃除と整理のおかげで無事送ることができた。来てもらえた人にはあの感動(そう信じてる)をふたたび、そうでない人にはあの雰囲気を多少なりとも感じとってもらえたら嬉しい。コラボレーションの整理もまたひとつ進んだ。もう少しだ。02-11-28

 

はがきの書き始めの字の大きさにはちょっと迷う。書きたい内容の量によって上手に決めないとあまってしまったり、足りなくなってだんだん小さな字になったりする。その点、ファックスのほうが気楽に書ける。事務、連絡用に使われることが多いせいか、簡潔明瞭、用件のみで許される感じがするから。逆に、気分が楽だと書きたいこともたくさん浮かんできて結構すらすら書けたりもする。02-11-27

 

ずっと雨が降り続いてる。もし、気温が2、3度低かったらこれが大雪になってるところだ。ほんのわずかな違いで状況が大きく変わってしまう。雪ならこんなにのんびり構えていられない。運、不運もほんの小さなところから別 れ始める。そう、ちょっとした違いから。でもその違いが肝心。02-11-26

 

車を運転していたはずなのにその車を眺めている自分のほうに意識が移る。それでも走り続ける車の運転をしているのもまちがいなく自分だからのんびり眺めてるわけにはいかない。何かに衝突しないように遠隔操作をするが運転するよりはるかにむずかしい。そして突然、車が視界から消えて操作のしようがなくなる。暴走する車に不安はつのる。こんな夢を見てしまうのはどんな心理なのかな。02-11-25

 

一日中パソコンの内部の掃除と整理をやってたけどまだすっきりしてない。必要のないものもたくさんあるようだが捨てていいのかどうかの判断に迷うので時間がかかる。思いきって捨てようとすると『本当に捨てていいんですか』と聞いてくる。するとまた迷う。いらないものは『捨てても大丈夫ですよ』と言ってくれたらずいぶん楽なんだけどな。かなり疲れたけどおかげでスリムになった。02-11-24

 

歯医者に負けずアメリカもどんどんネタを提供してくれる。『各国の得意分野での参加求める』。このフレーズは『それぞれの得意分野での自由な参加を求める』など、ボランティアや協力者の呼び掛けなどでときどき使われる。その場合、自由意思が原則。それとは異なり、アメリカの言い分は戦争参加へのなかば強制的な要求だ。こんなかたちでこの言葉が使われることに強い違和感を覚える。02-11-23

 

歯医者のネタが続いたからすこし前だが、新聞にまるできれいに紅葉した秋の山のような写 真が載っていた。それはハタハタの卵のかたまり。これには思い出がある。高校のとき間借りをしてた大家の子供が部屋に来て目の前で音をたててうまそうにかじっているのを見て、食べてみたい衝動にかられたことがある。何年か後、初めてブリコを食べたがさほどおいしくなくてがっかりしたものだ。02-11-22

 

「はい、倒します」。背もたれが倒れていく。点灯され「口を開けてください」と言われるときには目は完全に閉じている。条件反射のように反応する。これは暗黙の了解になってるようだ。あの距離で目を空いてたらやりずらいから「目を閉じて口を開けてください」と言われるだろうな。02-11-21

 

超ワイドなレントゲンを撮ったあと、麻酔を打たれ診療台に横たわりながら待たされてるときの隣の患者を診てる医者と助手の会話。「・・・の・番と・・・の・番」「はい」返事はいいけどなんだか迷ってる様子。カチャカチャと金属音が響く。ちょっと間があって、「当たり」という医者の声。『当たり』でよかったねと思ったけど、ということはかなり『はずれ』もあるということか。怖い。02-11-20

 

「こんにちは、はい、どうしました」最初に医者に言われる言葉はだいたいこうだ。2週間ほど前、かぶせてた連結の冠がはずれ、戻したりはずれたりしてるうちに入らなくなったと説明。口の中をのぞきながら「これは歯茎を切るか抜歯するしかないですね」「え゛っ゛」「でも、土台に虫歯はないし、しっかりしてるからもったいないですけどね」。そこであわてて大口を閉じて、「歯を残して歯茎を切ってください」とお願いした。歯は再生しないけど歯茎は復活してくれるような気がした。02-11-19

 

口のまわりが次第にしびれてくるのがよくわかる。さっき打たれた麻酔が効いてきたのだ。そういえばひと昔、いやふた昔かな、その頃の麻酔注射はめちゃくちゃ痛かった。注射針が歯茎に刺さっていくのが鮮明に伝わってきたから痛さプラス恐怖感だろう。麻酔注射のための麻酔を打ってほしいくらいだった。それに比べれば今はまったく痛くない。今度は歯科の話しがちょっと続きそう。02-11-18

 

以前ここに書いた『ズボンの上にスカートか、スカートの下にズボンか』をある女性に聞いてみたら単純明快に即答してくれた。「それはセットなの」。なんだ、そうか。言われてみればもっともだ。おしゃれ願望が乏しいというよりないに等しい僕にも納得のいく答えだった。それにしても、そんなことって結構あるもんだ。自分の世界を他の人も同じように認識してると思ったら大まちがい。02-11-17

 

3日前、急に寒くなり雪が舞い降りた。道路に残るほどの勢いはなかったけど確実にくる冬将軍を予告してくれた。もうひとつそれを教えてくれたのは銀杏の木の下にあった雪に覆われた落葉の山だ。今まで必死にしがみついていたのに一気に振り落とされた感じがする。びっくりする量 だった。02-11-16

 

『トゥルルルー』「はい、中橋です」「...です。いつもお世話になっております。・・の件で.」「僕にはわかりませんが、いつ世話をしたのでしょうか」「そういうわけではないんですが」「でも今いつもお世話になってますって言いましたよね」「・・・・」。暇なときの勧誘電話だったのでちょっと遊んでしまった。まじめそうなお姉さんだったからちょっとかわいそうな気もしたけど。02-11-15

 

使える間は壊れたり駄目になるまで使おうとするからいろいろな物の使用年数はかなり長い。その代表は折りたたみ傘の約28年、もちろん普通 に使ってたし今も使ってる。この記録はまだ延びそう。でも、最近買ったフライパンの火の通 りはいいし洗うのも楽だから、長く使い続けるとかえって不経済になる場合もある。車もそうで部品がだんだん高くなっていくからつらい。故障したら大変。02-11-14

 

「公平」で思い出した信じられない最近の出来事。姑に殺された嫁の事件で結局逮捕された夫の裁判所の法廷で「地位 ある立場の人間だから手錠をはずしてから入廷させてほしい」と要求したことだ。これには目と耳を疑った。よくぞ弁護士もこんな馬鹿げたことを代弁したものだ。僕からの『質問』「地位 があるかないかの線引きはどこでするんですか」。さて、何と答えてくれるのだろうか。02-11-13

 

自分のホームページを開いて昨日でちょうど2年経った。何も知らないところからホームページ作成入門の本を何度も何度も読み返し、ちゃんとやってるはずなのに一回でうまくいくことはまずなく「なぜ?」「どうして?」の連続だったことを思い出す。カウンターは延べ回数だけどそれが進むとやっぱり嬉しいし励みになる。楽しんでくれる人がいるのは確かだからこれからも頑張ろうっと。02-11-12

 

ルールを決めるなら極力公平であってほしい。大量破壊兵器も核爆弾も一個でも持つことは絶対許さないという主張は強引だけど中身はまちがってない。でも、そう言ってるあなたは何千発、いや何万発持ってるわけ、それでも物足りなくてさかんに核実験をしてるのは誰。自分はいいけど他人は駄 目で、許せないでなく許さないらしい。日常生活でこんな人とうまくやっていく自信はない。02-11-11

 

本当にこれでいいの?どうしても信じられない方向に流れているのが気になってしようがない。自分の国のことでも大事な問題をなぜ先送りするのか不思議に思ってたけど、今度はもっと深刻で世界全体、つまり地球規模になってしまった。問題の発生源はアメリカのわがままにあることははっきりしてるのに、根本的な原因を追求せずに単純に追随する国々ばかりになったことが怖いし情けない。02-11-10

 

久し振りにまったく外出しない一日になった。降る雪も窓から眺めただけ。冷たい空気に触れることもなくのんびりと長い時間を過ごした。ジョンレノンもたくさんのソウルも中学の音楽の授業で聴いて好きになったビゼーも聴いた。ゆったりした気分で聴くとみんないい。そうだちとせも聴こう。02-11-9

 

なぜか知り合いに偶然続けて会うことがあるもんだ。最初のどこかでほんの少し時間がずれてたらその後の人には会わなかったかもしれない。短い時間のあいだに道ばたで3人に出会った。不思議な時間帯でも怪しい場所でもないから出会ってもおかしくはないけど、こんな日もある。 02-11-8

 

もう少し「あるものないもの」の続きを。「あるものをない」と思うことで救われるときもあれば「ないものをある」と思って救われる場合もある。大切なものを失ったときなどすぐにはそれを認められないし認めたくないのは間を作ることで自分を助けようとする精神の防衛本能かもしれない。02-11-7

 

あるものをないと思う。そうすることによって気が楽になったり救われる場合がある。見ることも聞くこともそれに通 じていて、見たもの聞いたものすべてが訴えてきて脳裏に焼き付いたら疲れ果 てる。適当に選んだり省いたりしてくれるから助かってるわけだ。目の前を飛び交う『蚊』も早く認識しなくても構わない存在の仲間入りをしてほしい。あって当り前になるにはもっと時間が必要だ。02-11-6

 

「あなたにとっては問題だけど、私にとっては何も問題はないです」突き放したような言い方だけど、ほっとした部分と残念な部分が入り交じった心境でその言葉を聞いた。そして「それ以上悪くなることもなければ良くなることもない」と。あきらめてうまくつきあうより仕方がないらしい。目に突然現われた飛蚊を眼科で診てもらったときの説明ではしかたがない現象だというのだが。複雑。02-11-5

 

最近行われた衆参両院の補選の投票率の低さに驚いた。なんと最低は24%だという。4人に一人しか投票してないことになる。選択すべき人がいないからと棄権する人もいるが、ほんの少しでもましな方を選ぶのも大事なことだと思う。選ぶ権利の放棄は危険な選択になりかねない。 02-11-4

 

大学時代の友達の自宅をほぼ30年振りに訪ねた。当時の面影を残していたので顔を合わせたときすぐにそうだとわかった。懐かしさがこみあげてきて話しもはずんだ。20才の娘は顔だちも雰囲気も友達にそっくりなのでなんだか学生の頃にタイムスリップしたみたいで不思議な感じがした。親や同世代の人達には学生時代の自分達もこんなにいきいきと弾んだ姿に映っていたんだろうな。02-11-3

 

いよいよ平地でも積雪。昼には道路はすっかり乾いていたが冬の到来を覚悟するときが来たようだ。車に乗らないのであればそれほど大変なことでもないけど、雪道運転の疲れ、駐車場の雪かき、ノロノロ運転で時間倍増などを考えるとやっぱり嫌になる。あとは根雪が遅くなるのを願うばかり。02-11-2

 

街なかでふと回りに目をやると女性のズボン姿が多いのに気づいた。とくに若い人は8割位 がそうだ。そして、はやりなんだろうがマフラーを首に巻いている。はやりと言えば、スカートとズボンのセットもこれからはあったかくていいかもしれない。あれはズボンの上にスカートをはいてるもんだと思ってるけど、スカートの下にズボンをはいているつもりなんだろうか。どっちかな。 02-11-1

 



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NAKAHASHI OSAMU

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